- ゲームボーイのライバルたち
- 89年海外からこんにちわ、ビデオゲームの雄アタリのAtari Lynx
- 90年 携帯ゲーム機でもセガと任天堂の対決、ゲームギアの登場
- 90年 思い出深いが、高くて、大きい、市場で瞬殺撤退機、PCエンジンGT
- 98年 さらなる珍客が登場、迷走した対戦格闘ゲームの本家・ネオジオポケット
- 99年あの横井軍平がプロデュースした、ワンダースワン登場
- 99年 あのプレイステーションのソニーが携帯ゲームに参戦、ポケットステーション
- 世界でゲームボーイはどうだったの?
- ゲームボーイ・ゲームボーイアドバンス・サイトマップのご紹介
- ゲームボーイ・ゲームボーイアドバンス・名作(216本)・全ソフト(2075本)のご紹介│まとめ│
- ゲームボーイ・アドバンス・ジャンル別・名作(216本)・全ソフト(2075本)のご紹介
- ゲームボーイソフト・種類別(カラー対応・カラー専用・GBA専用)ゲームのご紹介
- 【発売年別GB・GBA】ゲームボーイ・アドバンスの名作(216本)・全ソフト(2075本)のご紹介
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ゲームボーイのライバルたち
~ゲームギア、PCエンジンGT、ネオジオポケットの登場~
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名作ゲーム
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ジャンル別 | ACT RPG パズル テーブル STG SLG スポーツ レース AVG その他 |
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年代別 | 90年代 2000年代はじめ 2000年代中・末 | |||
ゲーム機コラム(誕生秘話など) | ||||
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時代の最先端を走り続けたゲームボーイに対してそこには、果敢に戦いを挑んだライバルたちがいた・・・
一瞬間ではゲームボーイを凌ぐかと思われた機種から、マイナーなままで終わってしまった機種まで
そんなゲームボーイのライバルたちを見てゆこう
89年海外からこんにちわ、ビデオゲームの雄アタリのAtari Lynx
ゲームボーイと同年にアメリカのビデオゲーム会社の雄、アタリ社が満を持して発売したのがAtari Lynxだー。
上下逆さまにすれば左利きでも使え、縦持ち前提のゲームもあるなどスタイリッシュなデザインだったが、
アメリカ人向け仕様のままのせいか重くて異様に大きかった。
まさにアメ車そのもの。価格も29800円と国産(ゲームボーイ)より強気の価格。
さすがアメ車、ガソリン(電池)も猛烈に消耗するためにゲームをやり込んでいると、どうしてもACアダプターが必要になった。
こうなると携帯ゲーム機ではなく、もはや小型据え置きゲーム機。
また初期のカードROMは挿すのに固く、抜く時は至難の業でラジオペンチを使っていたユーザーもいたようだ。
さすが力技を必要とするとは、さすがアメリカ仕様。
しかし、性能は折り紙つきのバックライト搭載の4096色カラー液晶画面は業界初、通信ケーブルで8人同時参加プイもできるなど、当時の携帯ーム機としては超高性能なマシンだった。
まさに、マッドマックスアメ車ー。
Epyx製ソフトやアタリゲームズ社作品の移植作などでソフトの初期ラインナップは充実していたが、最終的に発売されたソフトの数は圧倒的に少なかった。
また日本国内では本体・ソフトとも店頭に在庫がなく、予約が必要だったこともあって販売台数が広がらず94年に生産終了した。
リアルタイムに、日本で愛用していたユーザーはそうとうな携帯ゲーム通だな。
90年 携帯ゲーム機でもセガと任天堂の対決、ゲームギアの登場
ゲームボーイの翌年の90年に発売されたのがライバル機として最も善戦したと言われるセガのゲームギアだよ。
90年といえば、88年に登場した家庭用ゲーム機のメガドライブが大ヒットしていた頃で、世界シュアではファミコン(任天堂)とメガドライブ(セガ)は互角の戦いをくり広げていた時代。
その勢いの中ゲームボーイに対抗して登場したのがゲームギアなんだ。
価格は19800円とゲームボーイの2倍近いけど、発売当初から一貫して、ライバルにはないカラー液晶採用を強くアピールし、CMでもゲームボーイとの比較広告で対抗していたね。
しかもワンセグもない時代にTVチューナーユニットにつなげれば、カラーテレビも見られるという優れもの。
自室や布団の中で深夜番組をこっそりと見るのに最適でだね。
でもこのゲームギアは、後に不遇の名器と呼ばれてしまうの。
なぜなら大きくで重量感のあるゲーム機だったこと、そして何より単3電池6本で3時間程度しか遊べないというコスパの悪さが携帯ゲームとしては致命的だったのよね。
なんかアタリのAtari Lynxと同じような運命を感じるけど・・・
発売年のクリスマス商戦に投入されたゲームソフト・ドラゴンクリスタルではセーブ機能がなく、多くのユーザーはファミコンのACアダプターを流用する始末。
肝心のカラー液晶画面は残像現象がひどく、スクロール時にはグラフィックが溶けて見えないほど・・・
当時、長時間ゲームしていると目が痛くなってしまったユーザーを大量に量産してしまう。
93年と94年には大幅値下げをして手頃な価格帯にはなったんだけど・・・
でも流石セガ、国内での販売台数は178万台に終わったものの、海外では865万台を販売し、全世界累計販売台数は1,043万台とゲームボーイに最も善戦したゲーム機に・・・
まあ、ゲームボーイが累計1億台だから、任天堂の圧倒的な勝利になってしまうんだけどね。
90年 思い出深いが、高くて、大きい、市場で瞬殺撤退機、PCエンジンGT
ファミコンに次ぐシェアを誇っていた据え置き型ゲーム機、PCエンジンの携帯ゲーム機として90年に登場したのがPCエンジンGTだよ。
この携帯ゲーム機は、PCエンジンのゲームソフトをそのまま携帯型ゲーム機で遊べるという画期的ゲーム機だったの、
しかもプラットフォーム戦略で一番悩む、ゲームソフト不足問題をすでに発売されているPCエンジンのゲームソフト(HuCARD)をそのまま利用することで一挙に解決。
しかも、市場で先行していたゲームボーイ(任天堂)に対抗するため
発売時から一貫してカラー液晶で別売りのTVチューナ装着することで液晶テレビとしても使用できたの。
ちなみにPCエンジンGTのGTはGame & TVの略だよ。
コントローラーは連射機能付き、専用ケーブルでGT同士をつなぐとゲームボーイのように対戦ゲームも楽しめたのよ。
セガのゲームギアのSTN液晶と比べて高品質なTFT液晶を採用しており優れた表示は衝撃的だったね。
ゲームボーイより機能もソフトも負けない品揃えだし、善戦しそうな勢いですね。
しかし価格は44800円という高価格。
しかも消費電力の多いバックライトが必須だったため、連続稼働時間はアルカリ乾電池6本で約3時間程度であった。更に持ち歩くには重くて大きいということも難点であったのだ。
とにかく高い、重い、短いという吉野家の牛丼(ゲームボーイ)の逆をいく仕様で人気は出ず、北米市場ではTurbo Expressの名前で発売するが、結局、販売台数は150万台で撃沈されてしまう。
98年 さらなる珍客が登場、迷走した対戦格闘ゲームの本家・ネオジオポケット
98年ゲームボーイの出荷台数が、世界で6500万本突破した頃、対戦格闘ゲームの本家SNKから、その後迷走するネオジオポケットが登場するよ。
ネオジオポケットは、画面はモノクロ8階調で携帯ゲーム機としては珍しい単4電池2本、稼働時間は約20時間、そして価格はお手頃価格の7800円。
据え置き機では対戦格闘ゲームの雄だったSNKが生み出した、期待の携帯ゲーム機としての登場したんだ。
一般的な十字キーの代わりに、操作性の良いジョイスティックタイプを採用、でもボタンが2つしかなく、格闘ゲームで遊ぶには難があったんだ。
そのため格闘ゲームよりもパズルゲームや麻雀などのテーブルゲームの比重大きくなってしまったんだ。
既にゲーム機の仕様時点からSNK得意の対戦格闘ゲームは封印されユーザーを不安にいざなう。
ネオジオポケットはゲームボーイに対抗意識を燃やしていたが、発売1週間前にゲームボーイカラーが発売されたのも痛かった。
しかも5か月後にはネオジオポケットカラーを発売すると告知。
更に7カ月後には軽量化カラー版を出したりなど、商品政策が混乱してファンを呆れさせた。
その後のSNKの命運を暗示するような迷走を繰り返す。
ネオジオポケットカラーは値段は1100円アップに留め、電池は単四から単三2本になり稼働時間は、10時間に増加、ハードの魅力は増したが・・・
何を売りたかったのか、結局わからぬゲーム機として歴史に闇に消えていった。
そして対戦型格闘ゲーム餓狼伝説シリーズなどで一世風靡したSNK自体も2001年に倒産してしまう。
99年あの横井軍平がプロデュースした、ワンダースワン登場
ゲームボーイの生みの親である横井軍平さんがプロデュースした
隠れた名機、ワンダースワンが99年に登場するよ。販売元はバンダイ。
子供向けのゲームボーイシリーズ、マニア向けのネオジオポケットシリーズに対し、15歳から19歳の年齢層をコアターゲットとし、
- 軽量
- 小型
- 薄い
を開発コンセプトに開発されたのがワンダースワンだよ。
この携帯ゲーム機は動画が再生できるなど、マルチメディア性能を大幅に強化した仕様となっていて、若者向けのおしゃれなイメージを打ち出し、携帯ゲーム機市場で一定の市場占有率を獲得することに成功するんだよ。
既存の携帯ゲームに比べかなり軽く、スケルトンモデルは可愛くオシャレ。縦でも横でもプレイできるのを実現したのがこの携帯ゲーム機が最初なんだ。
流石、横井軍平さん
ワンダースワンカラー、スワンクリスタルの登場
ワンダースワンは、電池の持ちや価格の安さを優先してモノクロ仕様だったんだけどカラー化の流れに伴い、SNT液晶を採用したワンダースワンカラー(2000年・6800円)が後に発売されるよ。
だけどSTN液晶は画面が暗く残像が激しいという欠点があったため、さらに2年後TFT液晶搭載のスワンクリスタル(2002年・7800年)も発売されます。
ワンダースワンシリーズ(3機種)の一覧 | ||
発売年 | 機種名 | コメント |
1999年 | ワンダースワン | 最初のモデル |
2000年 | ワンダースワンカラー |
液晶をカラー化。
|
2002年 | スワンクリスタル |
STN液晶からTFT液晶に変更。
|
でも、ゲームボーイやワンダースワンの生みの親である横井軍平さんは、97年10月4日に交通事故で亡くなってしまいます。
ご冥福をお祈りします。
99年 あのプレイステーションのソニーが携帯ゲームに参戦、ポケットステーション
99年といえば、プレイステーションが爆発的大ヒット、そして次世代機プレイステーション2の期待で盛り上がっていた頃に登場したのがポケットステーションだよ。
ポケットステーションは、プレイステーションと連携した携帯型ゲーム機として、なんと価格は3000円。
8×8ドットのモノクロ液晶、5つの入力ボタンを装備し、ゲームをプレイするためには、ゲームデータをプレイステーションから転送するという仕様。
電源としてはコイン型リチウム電池を1個必要としていて電池の消耗が早く、頻繁に交換する必要があったためユーザーには不評。
育成型ゲームソフトのどこでもいっしょがヒットして一時期は入手困難な状態となったが、粗すぎたドット絵に期待を裏切られたと感じたユーザーが多かった上に、
ミニゲーム的な要素が強く、対応ソフトもほとんど開発されなくなり、遊ばなくなったプレイヤーの中にはメモリーカードとして利用していたユーザーも・・・
瞬間風速で人気を得たが、すぐに失速したソニーらしからね珍品に・・・・
世界でゲームボーイはどうだったの?
最後に全世界でゲームボーイは、どのような反響だったのかを見てゆこうと思うんだ。
ここで、全世界でのゲームボーイ・シリーズの出荷台数を一覧にしてみましたのでご覧下さい。
今回の一覧では、ゲームボーイ系を、
- 初代ゲームボーイ
- ゲームボーイポケット
- ゲームボーイライト
- ゲームボーイカラーに
そして、ゲームボーイアドバンス系を
ゲームボーイアドバンスとゲームボーイアドバンスSPに分けて一覧にしています。
国別 | ゲームボーイ系 | ゲームボーイ アドバンス系 |
合計 |
日本 | 3247万台 | 2476万台 | 5723万台 |
アメリカ | 4406万台 | 4164万台 | 8570万台 |
その他 | 4216万台 | 1511万台 | 5727万台 |
合計 | 11869万台 | 8151万台 | 20020万台 |
なんと、ゲームボーイ系とゲームボーイアドバンス系は
全世界で2億台以上売れているんだよ。
すごいー、2億台。
特に日本とアメリカでの人気が凄まじくて、日本で5700万台、アメリカでも8500万台も出荷されているのだ。
その他ではイギリスやドイツ、フランス、オーストラリアでよく売れていたんだよ。
セガのゲームギアの1000万台がかすんで見えますね。
そして、もうひとつゲームボーイ系の1億台までの道のりを年表にしてみたよ。
発売年 | 販売累計 | |
1989年 | 109万本 | |
1990年 | 393万本 | |
1991年 | 1198万本 | |
1992年 | 2265万本 | |
1993年 | 3045万本 | |
1994年 | 3792万本 | |
1995年 | 4350万本 | |
1996年 | 4766万本 | |
1997年 | 5475万本 | |
1998年 | 6577万本 | |
1999年 | 7933万本 | |
2000年 | 1億本突破 | 10000万本 |
最終 | 11869万本 |
すごい10年かけて、1億台に到達しているんですね。
任天堂がゲームボーイをじっくり時間をかけて、シリーズ化しながら少しづつ出荷台数を積み上げていったことがわかるね。
ひとつの商品を大切に育てていくところは、任天堂らしいよね。
今回はここまで次回は、
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