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『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-1999年)』出来事のご紹介
ご訪問ありがとうございます。
今回は、『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-1999年)』出来事をご紹介させて頂きます。
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【PSハード】 10年の歩み|ランキング|次世代戦争 |
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■【PS10年の歩み】全解説|年表 1994-99年(全解説|94年以前|94年|95年|96年|97年|98年|99年) 2000-04年(全解説|2000年|2001年|2002年|2003年|2004年) ■【世界ゲーム機出荷台数】 【総合】出荷台数順│発売年順│世代順 【据置ゲーム機】出荷台数順│発売年順│世代順 【携帯ゲーム機】出荷台数順│発売年/世代順 【メーカー別】任天堂│ソニー│セガ ■【次世代ゲーム戦争】ニンテンドーPS| |
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『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-1999年)』出来事のご紹介
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『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-2004年)』1994年以前の出来事のご紹介
『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-2004年)』1994年以前の出来事をご紹介させて頂きます。
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PSの歴史:1994年以前年表のご紹介
PSの歴史:1994年以前年表のご紹介 | |||
年 | 月 | 日 | 出来事 |
83 | 4 | 25 | 東京ディズニーランド開園 |
83 | 7 | 15 | ファミリーコンピュータ発売 |
84 | 3 | 1 | 映画「風の谷のナウシカ』公開 |
85 | 8 | 12 | 日本航空ジャンボ機墜落事故 |
85 | 9 | 13 | 『スーパーマリオブラザーズ』発売(任天堂) |
86 | 4 | 26 | チェルノブイリ原発事故 |
86 | 5 | 27 | 『ドラゴンクエスト』発売(エニックス) |
87 | 10 | 30 | PCエンジン発売(NEC) |
87 | 4 | 1 | JR開業 |
88 | 10 | 20 | メガドライブ発売(セガ) |
88 | 3 | 17 | 東京ドーム開業 |
89 | 1 | 8 | 平成スタート |
89 | 4 | 1 | 消費稅導入 |
89 | 4 | 21 | ゲームボーイ発売(任天堂) |
90 | 10 | 3 | 東西ドイツ統一 |
90 | 11 | 21 | スーパーファミコン発売(任天堂) |
91 | 1 | 17 | 湾岸戦争勃発 |
91 | 12 | 21 | ソビエト連邦崩壊 |
92 | 9 | 12 | スペースシャトル「エンデバー」で日本人初の宇宙飛行士・毛利衛さん宇宙へ |
93 | 5 | 15 | Jリーグ開幕 |
98 | 11 | 16 | ソニー・コンピュータ・エンタテインメント(SCE)設立 |
1993年11月16日、SCE設立、次世代機戦争の幕開け
スーパーファミコン用の拡張機器、コードネームは「PS-X」
プレイステーションが、スーパーファミコン用の拡張機器として開発されていたことは有名な話だ。コードネームは「PS-X」。スーパーファミコンに接続するCD-ROMプレイヤーで、3Dポリゴンを実現するという基本的な技術仕様は当初からあったようだ。
また、この事実からプレイステーションがマルチメディアを標榜していた3DO(松下電器)とは異なり、開発の最初の段階からゲーム機を想定していたことがわかる。
ソニーの挫折とSCEの設立
しかし、この計画は頓挫、ソニーは独自規格によるゲーム機発売に方向転換し、1993年11月16日、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントを設立、プレイステーションが発売されることになったのである。
次世代機セガサターンの発売
ゲーム業界の圧倒的な巨人であった任天堂、そしてもう一方の雄、セガが発表していたメガドライブの次世代機セガサターンに対抗して発売される、まったく新しいゲーム機。
3Dポリゴンの可能性を指示したクリエイターたち
多くの業界人がその行く末に不安を覚える中、最初にプレイステーションを支持したのはソフトメーカー各社の開発スタッフ、クリエイター陣だった。彼らは3Dポリゴンの可能性にいち早く目を向け、自社の参入が決定する前から新たなゲームを模索していた。その熱が、徐々に大きな流れを作っていくことになる。
『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-2004年)』1994年の出来事のご紹介
1994年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き
1994年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き | |||
年 | 月 | 日 | 出来事 |
94 | 2 | 12 | 冬季オリンピックリレハンメル大会開幕 |
94 | 3 | 20 | 3DOリアル発売(松下電気) |
94 | 5 | 8 |
ソニー・コンピュータ・エンタテインメント・アメリカ設立
|
94 | 5 | 10 |
PS-Xの正式名称がプレイステーションに決定
(プレイステーション第1回進捗報告会) |
94 | 6 | 20 | 松本サリン事件 |
94 | 7 | 17 |
ブラジルが4度目の優勝FIFAワールドカップアメリカ大会、
|
94 | 7 | 20 | プレイステーション第2回進捗報告会開催 |
94 | 9 | 1 |
メガドライブつきのCDラジカセ「CSD-GM1」発売(アイワ)
|
94 | 9 | 9 | ネオジオCD発売(SNK) |
94 | 11 | 20 | Vサターン発売(ビクター) |
94 | 11 | 22 | セガサターン発売(セガ) |
94 | 12 | 3 |
プレイステーション「SCPH-1000」発売(希望小売価格39800円)
|
94 | 12 | 3 | スーパー32X発売(セガ) |
94 | 12 | 9 | PC-FX発売(NEC) |
94 | 12 | 16 | 創刊電撃プレイステーション |
94 | 12 | 30 | プレイステーションの国内累計出荷台数30万台に |
1994年:プレイステーションのキャッチコピー
全てのゲームは、ここに集まる。
3つの新ハードが発売された、1994年冬商戦
プレイステーションが発売された1994年冬には、3つの新ハードが発売されている。まず先頭を切ったのはセガサターン(11月22日発売)、続いてプレイステーション(12月3日発売)、そしてPC-FX(12月9日発売)。もしもプレイステーションがスーパーファミコン用のCD-ROMドライブとして実現していたら、当時のゲームハード3社の次世代機が出そろっていたことになる。
セガサターンが圧倒的有利にされていた、当時の流れ
当時の風評では、アーケードの大ヒット対戦格闘『バーチャファイター-』を第1弾タイトルに用意したセガサターンが圧倒的に有利と目されていた。それに対抗するプレイステーションソフトは『リッジレーサー』。
注目度を引き上げたプレイステーション
緒戦の勝敗は決していたかのように語られていたが、ここですでにプレイステーションの勝利が予想され3つのポイントがあった。
ゲームはもともと1人で楽しむことが多いエンタテインメントであること、多くの家庭用ゲーム機ユーザーにとって対戦格闘よりはレースゲームのほうが直感的にプレイできること、そして有名なキャッチコピー「全てのゲームは、ここに集まる。」の3点だ。
特に「全ての~」は「まさか!」という強烈なインパクトをユーザーに与え、プレイステーションへの注目度を引き上げた。
▼全てのゲームは、ここに集まる。(’94年発売キャンペーン)
ゲームセンターのゲームも、パソコンのゲームも、家庭用TVゲームのゲームもこれから、全てのゲームがここに集まる、ここから始まる「プレイステーション」誕生
▼PS初のデモンストレーション
6月に開催されたおもちゃショーでは、ハードのモックアップが展示されただけにとどまったプレイステーションだが、その直後の7月20日に開催された第2回進捗報告会にて、はじめてソフトのデモンストレーションが行われた。
▼1・2・3、プレイステーション
1・2・3で発売日を知らせるCMは、斬新な広告だった。
SCEプロモーション部部長:佐伯雅司さんのインタビュー
PS初期のキャッチコピーについて
佐伯氏:「全てのゲームは、ここに集まる。」などのプレイステーション初期のキャッチコピーは、決して戦略的に考えたものではないんです。後からいろいろなところで「いいコピーでしたね」と評価していただけたのはありがたいことでしたが、実はミーティングの早い段階から出ていたワードそのままなんですよ。
プレイステーション事業準備室時代
当時、会社ではなくまだプレイステーション事業準備室の頃ですが、集まっていたメンバーが全員ゲーム好きだったんですよ、本当に。アーケードゲームをはじめ、PC、スーパーファミコンのゲームなど、ありとあらゆるゲームの話ばかりをしていました。
その様子を見ていて、自然と出てきたワードだったんです。
『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-2004年)』1995年の出来事のご紹介
1995年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き
1995年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き | |||
年 | 月 | 日 | 出来事 |
95 | 1 | 17 | 阪神・淡路大震災 |
95 | 1 | 19 |
ソニー・コンピュータエンタテインメント・ヨーロッパを設立
|
95 | 1 | 23 | Windows95の本語版が発売 |
95 | 3 | 20 | 地下鉄サリン事件 |
95 | 4 | 1 | Hiサターンの発売(日立) |
95 | 4 | 16 | サテラビュー開始(任天堂) |
95 | 5 | セガサターンの国内累計出荷台数100万台に | |
95 | 5 | 27 | プレイステーション値下げ発表 |
95 | 5 | 29 | プレイステーションの国内累計出荷台数100万台に |
95 | 6 | 16 | セガサターン値下げ(セガ) |
95 | 7 | 1 | PHSサービス開始 |
95 | 7 | 21 | バーチャルボーイ発売(任天堂) |
95 | 7 | 21 |
S映像端子を省略した普及モデル「SCPH-3000」発売(希望小売価格29800円)
|
95 | 9 | 9 | 北米でプレイステーションが発売 |
95 | 9 | 29 | 欧州でプレイステーションが発売 |
95 | 11 | 社団法人CESA設立 | |
95 | 11 | 24 | プレイステーションがオープン価格に |
95 | 12 | 8 | 福井県の高速増殖炉「もんじゅ」でナトリウム漏れ事故 |
95 | 12 | 31 | プレイステーションの国内累計出荷台数340万台に |
1995年:プレイステーションキャッチコピー
いくぜ、100万台。
すごいことになってきた。
プレイステーションVSセガサターン
プレイステーションVSセガサターン。ゲームの次世代機戦争として広く一般にも報道された激しい戦いが続く中、プレイステーションは参入メーカーの個性を前面に押し出したラインナップを展開していた。
PSに参入した大手メーカーは、ナムコのみ
当時、ビッグネームでありながら明確にプレイステーションに寄っていたのはナムコのみで、他の大手メーカーはまだまだスーパーファミコンで新作ソフトを発売していた。
「なんだかよくわからないけ新しくて楽しい」
その一方、アートディンクやフロム・ソフトウェアといった、プレイステーションではじめて本格的に家庭用ゲームビジネスに参入したソフトメーカーやSCEから発売されたタイトル群がプレイステーションの革新性を主張、「なんだかよくわからないけ新しくて楽しい」というイメージの醸成が進んだ。
1995年5月、PS100万台を達成
そして5月4週時点で国内累計出荷が100万台を達成。7月21日、発売から約10カ月で最初の値下げを実施(¥39,800→¥29,800)、11月24日にはオープンプライス化を果たした。
SCEプロモーション部部長:佐伯雅司さんへのインタビュー
「いくぜ、100万台。」
佐伯氏:そろそろ100万台を達成しそうなときに、ふと、この100万という数字に、世の中の人はどういう印象を持つんだろうと考えたことがありました。
客観的に見れば大きな数字なのですが、ゲーム機の普及台数としては決して大きくはないですよね。ただ、分水嶺というか、ここを越えればひと安心だという意識はありました。
また同時に、ユーザーのみなさん一人一人に、語りかけたい気持ちも持ったんです。100万台も売れてますからプレイステーションは大丈夫です、という感じですね(笑)。それを素直に表現したのが
「いくぜ、100万台。」です。
とはいえ、当時はまだやっぱり気弱になることもあって(笑)、自分たちの普及台数の範囲の中でソフトを供給し続ける、非常に狭い、競争のない世界でのビジネスを想像することもありました。
かつてのレーザーディスクのようなビジネスモデルです。プレイステーションが300万台くらいで止まってしまったら、そういうことになっちゃうのかなぁと、つい考えてしまうこともありましたね。
PS1万円値下げ発表
▼5月27日、当時の社長徳中暉久氏からハードの1万円値下げが発表された。この2日後、国内累計出荷台数が100万台に到達。
▼セガールとアンソニー
セガールとアンソニーという、2匹のサルを使ったセガのCMは、業界内を一時騒然とさせた。ゲームに熱中し続けるセガールと、あっさり席を立つアンソニー。このCMの意味するものは···?
『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-2004年)』1996年の出来事のご紹介
1996年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き
1996年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き | |||
年 | 月 | 日 | 出来事 |
96 | 2 | スクウェアが「ファイナルファンタジー』で プレイステーション参入を発表 |
|
96 | 3 | 22 | ピピンアットマーク発売(バンダイ) |
96 | 3 | 28 | ファイティングボックス 「SCPH-3500」発売/希望小売価格24800円 |
96 | 4 | 1 | 東京三菱銀行誕生 |
96 | 5 | 11 |
開発機材にも使える黒いプレイステーション「ネットやろうぜ」が発売
|
96 | 6 | 7 | 新型Vサターン発売(ビクター) |
96 | 6 | 22 |
映像、音声出力端子をAVマルチ出力端子に統一した
プレイステーション「SCPH-5000」発売(希望小売価格19800円) |
96 | 6 | 23 | ニンテンドー64発売(任天堂) |
96 | 夏 | O-157の流行 | |
96 | 7 | 20 | 夏季オリンピックアトランタ大会開幕 |
96 | 11 | 5 | 大量生産に対応したモデル「SCPH-5500」発売 |
96 | 11 | 23 | たまごっち発売(バンダイ) |
96 | 11 | 30 | 1000万台にプレイステーション世界累計出荷台数 |
96 | 12 | 17 | ペルー日本大使公邸人質事件 |
96 | 12 | 初旬 | アジアでプレイステーションが発売 |
1996年、PSのキャッチコピー
サービス満点
「FFVII始動」。
「FFVII始動」。たった一言が勝敗を決した。年明け間もない2月、スクウェア(当時)がプレイステーションへの参入を発表するのと同時に、この一言が、雑誌広告になり、TV-CMにまでなった。
ソフトの「発売」ではなく「発表」=開発中の段階での発表としては、異例の大規模なプロモーション展開が行われ、遅れて登場したスーパーファミコンの次世代機ニンテンドウ64の発売(6月23日)に対して、完全に機先を制する形となった。
ニンテンドー64を牽制するPS
旧態依然とした独自規格のROMカセットを採用したニンテンドー64、対してプレイステーションはメガヒットRPGを集めようとしている。この差、違いは、誰の目にも明らかだった。
『パラッパラッパー』『みんなのGOLF』『グランツーリスモ(GT)』などの大ヒット
また、この年の12月には『パラッパラッパー』『クラッシュ・バンディクー』が発売され、翌年の『みんなのGOLF』『グランツーリスモ(GT)』と合わせ、プレイステーションを代表するオリジナルタイトルが社会現象ともいえるブームにもなり、爆発的なヒットをおさめていった。
1996年、PS全世界累計出荷台数、1000万台を達成
さらに、11月には全世界累計出荷台数が1000万台を達成。次世代機戦争という視点に立てば、ハード、ソフトの両面で一気に巨人任天堂を抜き去り、盤石の体制を築く最初の年にもなった。
SCEプロモーション部部長:佐伯雅司さんへのインタビュー
SCEプロモーション部部長:佐伯雅司さんへのインタビューをご紹介します。
対談相手:メディアワークス電撃編集:長渡部雅人
国内商戦は、PS優勢に
佐伯氏:この年の夏は、『TOBAL NO.1 』に『FFVII』の体験版がついたり「PlayStation The Best」がはじまったりして、プレイステーションの展開としてまさに「サービス満点」というか、ちょっと落ち着いたかなという感じがありました。正直に言えば、ようやく国内は勝ったなという実感を持ったのがこの頃です。
渡部:このころだと思うのですが、PIayStationAwardsで「我々は勝ち馬に乗りました」と御挨拶されたソフトメーカーの方がいらっしゃいましたね。
佐伯氏:そうそう(笑)、本当にありがたかったですし、うれしかったです、あの一言は。
ニンテンドー64について
渡部:この年、ニンテンドー64が発売されましたが、どうでしたか?
佐伯氏:やっぱり低年齢ユーザー向けの商品ではないかと仮定していました。プレイステーションは最初から10歳以上を想定してプロモーションしていたので、結果を見てもそうですが、真っ向からぶつかることはなかったです。
『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-2004年)』1997年の出来事のご紹介
1997年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き
1997年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き | |||
年 | 月 | 日 | 出来事 |
97 | 1 | 9 | プレイステーションの国内累計出荷台数500万台に |
97 | 1 | 14 |
エニックスがPSで『ドラゴンクエストVII」の開発を発表
|
97 | 1 | 23 | セガとバンダイが合併を発表 |
97 | 1 | 31 |
『ファイナルファンタジーVII』発売、
推定販売本数300万本以上(スクウェア) |
97 | 4 | 1 | 消費税率が5%にアップ |
97 | 5 | 27 | セガとバンダイの合併が解消 |
97 | 6 | 26 |
香港にてコピーディスク(海賊盤)等に関する民事訴訟を提起
|
97 | 7 | 1 | 香港返還 |
97 | 7 | 3 |
松下電器の次世代機「M2」、ゲーム機としての発売を断念
|
97 | 7 | 5 | プレイステーション対応のテレビがソニーから発売 |
97 | 7 | 12 | 映画「もののけ姫」公開 |
97 | 8 | 20 | プレイステーションの世界累計出荷台数2000万台に |
97 | 9 | 11 |
ソニー・コンピュータ・エンタテインメントホンコン設立
|
97 | 10 | 4 |
ゲームウォッチ・ゲームボーイの生みの親・横井軍平氏死去
|
97 | 11 | 13 |
アナログコントローラ標準搭載のモデル「SCPH-7000」発売
(希望小売価格18000円) |
97 | 11 | 16 | 日本、FIFAワールドカップ初出場を決める |
97 | 11 | 20 | プレイステーション用アナログコントローラ発売 |
97 | 12 | 30 | プレイステーションの国内累計出荷台数1000万台へ |
1997年、PSキャッチコピー
よい子とよいおとなの。
『FFVII』発売
1996年から97年にかけての年末年始、コンビニエンスストア各社のTV-CMがゲームソフト販売開始を連呼していた。1月31日の『FFVII』発売にあわせてデジキューブ流通がスタート、コンビニでは珍しいくらいの高額商品であるゲームソフトの予約獲得に向け、大々的な告知が行われたのだ。その期待を裏切ることなく、『FFVII』は320万本超の実売を記録した。
エニックス『ドラゴンクエストVII』のPSでの開発を発表
さらに、この1月にはもう1つの象徴的な出来事があった。エニックス(当時)が『ドラゴンクエストVII』のプレイステーションでの開発を発表したのだ。「今後、最も普及が見込めるハードにドラゴンクエスト・シリーズを投入したい」というコメントが、すべてを語っていたといってもいいだろう。
▼エニックス、PS参入と『ドラゴンクエストVII』の開発を表明
1月9日、エニックス(当時)はプレイステーションへの参入を発表、その5日後に行われた記者会見にて、『ドラゴンクエストVII』の開発を表明した。
アナログコントローラ「DUAL SHOCK」の発売
また、11月20日には振動機能付きのアナログコントローラ「DUAL SHOCK」を発売(SCPH-7000からは標準コントローラに)、2種類の振動によってこれまでにはなかった重力表現や心理表現が可能になった。
スーパーファミコン当時は、変わり種のコントローラは売れないという定説があったが、ガンコンやネジコンにはじまり、プレイステーションではそれがヒットにつながったソフトもある。これもプレイステーションの大きな特徴の1つだ。
SCEプロモーション部部長:佐伯雅司さんへのインタビュー
プレイステーションのトップブランド宣言
佐伯氏:「よい子とよいおとなの。」というキャッチコピーは、プレイステーションの一種の完成を示すものなんです、広告表現としては。ゲーム機なのに、家電消費財としてそこに、当たり前のようにある姿を示しているんですね。
トップブランドを宣言したようなものなんですよ(笑)。このワードをはじめて使ったCMを社内で試写したとき、当時の副会長だった丸山さん(丸山茂雄氏)の目が潤んでいて、「プレイステーションもこんなCMを流せるようになったの「かぁ」と言ってもらったことを、今でもよく覚えています。
『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-2004年)』1998年の出来事のご紹介
1998年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き
1998年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き | |||
年 | 月 | 日 | 出来事 |
98 | 1 | 14 | CESAが中古ソフト撲滅キャンペーンを開始 |
98 | 1 | 28 |
モーニング娘。「モーニングコーヒー」でメジャーデビュー
|
98 | 1 | 29 |
『バイオハザード2』発売、推定販売本数200万本以上(カプコン)
|
98 | 2 | 2 | 郵便番号7桁に |
98 | 2 | 5 | プレイステーションの世界累計出荷台数3000万台に |
98 | 2 | 7 | 冬季オリンピック長野大会開幕 |
98 | 3 | 27 | スーパーファミコンジュニア発売(任天堂) |
98 | 4 | 1 | ソフト制作会社株式会社ポリフォニー・デジタルを設立 |
98 | 4 | 5 | 明石海峡大橋開通 |
98 | 6 | 10 | FIFAワールドカップフランス大会開催、優勝はフランス |
98 | 6 | 12 | メーカー5社が中古ソフト業者を提訴 |
98 | 7 | 25 | 和歌山毒物カレー事件発生 |
98 | 8 | 21 | プレイステーションの世界累計出荷台数4000万台に |
98 | 8 | 31 | 北朝鮮ミサイル三陸沖に着弾 |
98 | 10 | 8 | 横浜ベイスターズ3年ぶりに優勝 |
98 | 10 | 21 | ゲームボーイカラー発売(任天堂) |
98 | 10 | 28 | ネオジオポケット発売(SNK) |
98 | 11 | 27 | ドリームキャスト発売(セガ) |
98 | 12 | 20 | プレイステーションの世界累計出荷台数5000万台に |
1998年、PSのキャッチコピー
暮らしイキ!イキ!
ごほうびに
PS、世界累計5000万台を達成
1998年は、プレイステーションにとって本当の意味で大躍進の年となったといえる。それを象徴する出来事はいくつかあるのだが、最大のものは、やはり累計出荷台数の推移であろう。2月に全世界累計出荷台数3000万台を達成したかと思えば、半年後の8月には4000万台、さらに4カ月後の12月には5000万台を達成しているのだ。
最初の1000万台到達に約2年かかったことを考えると、この出荷ペースは驚異的ですらあるといえよう。
ロングセラー『みんなのGOLF』
ソフトラインナップでも、プレイステーションからはじまったタイトルが何本もメガヒットを記録し、その充実ぶりを示したが、特筆すべきは『みんなのGOLF』が息の長いセールスを記録したことだろう。
97年夏発売のソフトでありながら、順調にセールスを伸ばし続け、98年だけでみても100万本に近いセールスとなった。発売1周年を記念して打たれたTV-CMも、ゲームソフトとしてははじめてのプロモーション展開だった。
11月、セガ、ドリームキャストを発売
11月27日、セガからネットワーク接続を打ち出した新ハード、ドリームキャストが発売され、ユニークなプロモーション展開が話題を集めたが、プレイステーションの勢いを止めることはできなかった。
3月20日に開催された東京ゲームショウでは、147,913人もの人々が会場へと足を運んだ。出展タイトルの半分以上をPSタイトルが占め、PS優勢の現状を如実に反映するものとなった。
SCEプロモーション部部長:佐伯雅司さんへのインタビュー
対談相手:メディアワークス電撃編集:長渡部雅人
生活の中に、いつもプレイステーションがある
佐伯氏:「暮らしイキイキ!」も、「よい子とよいおとなの。」の流れを継承しています。「生活の中に、いつもプレイステーションがある」ということを表現しているんですね。
同年の「ごほうびに」は、当然ですがギフトを意識しています。パロディのように表現していて、夏のお中元、冬のお歳暮にプレイステーションはいかがですか?という感じになっているのですが、本当にそんなふうに使ってもらえるかも、ということは想像していました。
ゲームソフトの流通を変えたプレイステーション
渡部:発売から1年経っているのに、「みんなのGOLF」の新しいCMが流れたのをよく覚えています。あの、単身赴任のお父さんの夏休みといいますか、表現として印象に残ってますね。
佐伯氏「みんなのGOLF」は、1年以上、好調なセールスを記録し続けました。97年と98年で、ほぼ同じくらい売れました。プレイステーションは発売当時から、ディスクの利点を生かしてリピート生産でゲームソフトの流通を変えようということを訴えてきました。
初回の本数は少なくても、売れ続ければトータルは大きく伸びて、効率がいいというビジネスです。その成果が明確に表れましたね。
『プレイステーション(PS/PS2)の歴史(1994-2004年)』1999年の出来事のご紹介
1999年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き
1999年:社会情勢ゲーム業界の動きプレイステーションの動き | |||
年 | 月 | 日 | 出来事 |
99 | 1 | 23 |
ポケットステーション「SCPH-4000」発売(希望小売価格3000円)
|
99 | 1 | 23 | プレイステーションの価格を15000円に値下げ |
99 | 2 | 11 |
『ファイナルファンタジー』発売、(スクウェア)推定販売本数350万本以上
|
99 | 2 | 15 |
SCEJと東芝が次世代チップ「EmotionEngine」の共同開発を発表
|
99 | 3 | 2 | 「次世代プレイステーション」の基本仕様を公開 |
99 | 3 | 4 | ワンダースワン発売(バンダイ) |
99 | 3 | 10 |
宇多田ヒカル1stアルバム「FirstLove」を発売。600万枚を超える大ヒット
|
99 | 3 | 19 | ネオジオポケットカラー発売(SNK) |
99 | 7 | ノストラダムスの大予言ブーム | |
99 | 9 | 11 | 映画「マトリックス」ロードショー開始 |
99 | 9 | 13 |
新世代コンピュータ・エンタテインメント・システム「プレイステーション2」の詳細発表
|
99 | 9 | 30 | 茨城県東海村臨界事故発生 |
99 | 12 | 2 | プレイステーションの世界累計出荷台数が7000万台に |
1999年、PSのキャッチコピー)
今年も、すゲー。ポケる?
ゲームひとすじ。
ゲーム、ゲーム、ゲーム。
次世代プレイステーション
2月の学会発表を経て、3月2日、次世代プレイステーション(後のプレイステーション2)の基本仕様が発表された。名称より先に中核となる半導体「EmotionEngine」(演算チップ)と「Graphics Synthesizer」(描画チップ)の仕様発表が行われるということ自体、家庭用ゲーム機としては前例のないことであり、新聞等メディア各社はそのマシンを仮に「プレステ2」と呼んだ。
全世界的に見れば、まだまだプレイステーションのビジネスが拡張し続ける中、プレイステーション以上のインパクト、ポテンシャルを秘めた「基本仕様」の発表は、衝撃をもって迎えられ、9月の商品発表、東京ゲームショウでの展示は新聞、TVなどの一般メディアでも大きく報じられた。
▼1999年3月、次世代プレイステーションの基本仕様を発表
3月2日に開催されたPlayStationMeeting1999では、次世代プレイステーションの基本仕様が発表された。このような場にめったに顔を出さないという、ソニー社長(当時)の出井伸之氏が壇上に立った。
ポケットステーションを発売
また、1月23日にはモノクロながら液晶画面を搭載した新商品、ポケットステーションが発売された。これは「携帯するプレイステーション」というよりは「携帯するメモリーカード」とでも言うべきもので、現在の携帯電話のゲームに通じる“ちょっとした遊び”を提供するものだった。対応ソフトとしては『どこでもいっしょ』が大ヒットを記録、白いネコの「井上トロ」は、後にTV番組でコーナーを持つほどの人気キャラクターとなった。
▼ポケットステーション発売
1月23日に発売されたポケットステーション。発売当初は品切れの店が続出、人気の高さがうかがえた。
SCEプロモーション部部長:佐伯雅司さんへのインタビュー
メディアワークス電撃編集:長渡部雅人
「ゲームひとすじ。」「ゲーム、ゲーム、ゲーム。」
佐伯氏:この年の3月2日に次世代プレイステーションの基本仕様を発表しましたが、その内容から派生したところで「これはデジタル家電(当時の言葉では“家庭用セットトップボックスと呼ばれた)だ」と言われることが多かったんですね。
次のプレイステーションはゲーム機ではないという趣旨の報道もあって、そうじゃない、やっぱり次世代でもプレイステーションはゲームなんだという意味あいや気持ちを込めて、「ゲームひとすじ。」「ゲーム、ゲーム、ゲーム。」というキャッチコピーを打ち出しました。
渡部:次世代プレイステーション、後のプレイステーション2ですが、その発表から発売までの流れはよく覚えています。5月のE3で発表、9月には東京ゲームショウでプレイアブル出展があって……という流れは、この後ハードでもソフトでも一般化しましたよね。
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