【FDS】『ファミコン・ディスクシステム』誕生のきっかけは？～ディスクシステム開発秘話その１～

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今回は、『ファミコン』の周辺機器、『ディスクシステム』誕生のきっかけについてご紹介します。

ディスクシステムに関するサイトマップをご紹介します。

『ディスクシステム』は、1986年2月21日に発売された『ファミコン』の周辺機器だよ。
この『ディスクシステム』は、『初代・ゼルダの伝説』など数々の名作ゲームも発売されていたんだよ。

思い出井深い、『ディスクシステム』なんだけど、どうしてもわからなかったことがあるんだ。

そう、ブログで『ディスクシステム』の誕生物語を書こうと思ったのだけれど、『ディスクシステム』がどのようなきっかけで開発が始まったのかがわからなかったんだよ。

『ファミコン』が発売されたのが1983年、そして『ディスクシステム』が発売されたのが1986年なんだ。

『ファミコン』が発売されたのが1983年は『ファミコン』を開発した任天堂の開発第二部は、『ファミコン』の発熱問題などのトラブル続きで、製品開発どころではなかった。

1984年は、サードパーティの『ハドソン』や『ナムコ』などが『ファミコン』次々と参入してきた時期だんだけど、

この年からは、『ファミコン』は一気に人気になり、300万台以上を出荷する大ヒット商品になるんだ。

1984年はじめの頃の任天堂の開発第二部は、まだ『ファミコン』のトラブル対応に追われていたんだけど、後半は少し余裕が出た頃だね。

そう、最初はそれで『ディスクシステム』の誕生を考えていたんだ。

それで、いろいろ調査してみると『日経トレンディ』の記事と『ディスクシステム』の生みの親である、上村雅之さんのインタビュー記事から『ディスクシステム』の開発のきっかけがわかってきたんだよ。

そうなんだ、断片的な資料をまとめっていって少しずつわかってくるだよね。

それではまずは、『ファミコン』『ディスクシステム』の生みの親である、上村雅之さんおインタビュー記事から見てゆこう

最初のきっかけは、『ハドソン』からデータの書換えが可能な 『IC カード』を売り込んできたことなんです。

これに山内社長が興味を示しましてね。

その後、社内で議論した結果、ミツミ製の 1 メガ ビットの容量がある『クイックディスク』を使用することに決めたんですよ。

『ディスクシステム』の開発を始めたのは、1985 年の1月頃からですね。最初に、『ディスクシステム』向けのパズルゲ ームと、ディスクライターを開発するよう依頼を受けました。

『ハドソン』は、1985年に『三菱樹脂』と共同開発して、世界初のメモリーカード（BEE CARD）を開発しているんだよ。

そうなんだ、最終的に任天堂は、ミツミ製の 『クイックディスク』を採用するんだよ。

『クイックディスク』とは、磁気ディスクの一種で、1984年にドライブをミツミ電機が、メディアを日立マクセルが開発した商品なんだ。

そうなんだ、ICカードではなく磁気ディスクを選んだことで、『ディスクシステム』の方向性は大きく変わってしまうからね。

それに、『ディスクシステム』の開発を始めたのは、1985 年の1月頃と上村さんは述べられているね。

これは、あくまで推測なんだけど、ハドソンの開発した『BEE CARD』は1984年の後半には完成の目処がたっていたんんじゃないかなと思うんだ。

そして、1984年後半に『任天堂』に『BEE CARD』の売り込みをしたんじゃないかな。

うーむ、それは最初なぞだったんだよね。

ちなみに、ハドソンの『BEE CARD』はその後、NECと共同開発した『PCエンジン』で『HuCARD』として日の目を見ることになります。

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