日本4大ネイキッド血統（Z1・CB・XS・GS）比較史
「Z1／CB／XS／GS」は、1970年代〜1980年代にかけて日本の“ネイキッド黄金時代”を築いた4大名車系統です。
この4シリーズは、令和のネイキッド回帰・旧車ブームの“原点”とも言える存在で、 各メーカーの「魂の設計思想」を今に伝えています。以下に、4大ネイキッド血統（Z1／CB／XS／GS）比較史を詳しくご紹介します。
■ 1. Kawasaki Z1（1972〜）
“世界最速の市販車”を目指したバイク界の金字塔。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名 | Kawasaki 900 Super Four（通称Z1） |
| 発売年 | 1972年（日本発売は1973年） |
| エンジン | 空冷4ストDOHC並列4気筒 903cc |
| 出力 | 約82ps／8500rpm |
| 特徴 | ・初の量産DOHC4気筒エンジン。・ティアドロップタンク＋丸目ヘッドライト。・世界中で“Zブーム”を起こす。 |
| 代表モデル | Z1 → Z2（750cc版）→ Z750FX／Z1000MkII／Z900RS（令和復刻） |
| プラモデル代表 | タミヤ 1/6「Z1」／アオシマ 1/12「Z750FX」「Z400FX」 |
🔹 解説
Z1は「パワー」「造形」「信頼性」すべてを兼ね備え、世界市場を制した日本車の象徴。 後に「Z900RS」として令和に復活し、再びネイキッド回帰ブームを牽引。
Z1は「パワー」「造形」「信頼性」すべてを兼ね備え、世界市場を制した日本車の象徴。 後に「Z900RS」として令和に復活し、再びネイキッド回帰ブームを牽引。
リンク
リンク
リンク
リンク
リンク
■ 2. Honda CBシリーズ（CB750 → CB1100）
世界初の“スーパーバイク”。ホンダ技術の象徴。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名 | Honda CB750 Four（K0〜K6） |
| 発売年 | 1969年（Z1より3年早い） |
| エンジン | 空冷SOHC4気筒 736cc |
| 出力 | 約67ps／8000rpm |
| 特徴 | ・世界初の量産4気筒エンジン＋ディスクブレーキ。・信頼性と静粛性を両立。・“ナナハン”という言葉を定着。 |
| 代表モデル | CB750K → CB750F（DOHC）→ CB1100（令和リメイク） |
| プラモデル代表 | タミヤ 1/6「CB750F」／1/12「CB750F」「CB1100R」／アオシマ「CBX400F」 |
🔹 解説
「誰でも乗れるスーパーバイク」として世界に衝撃を与えた。 ホンダの信念「静かな強さ」を体現し、現在もCB1100EXなどでその魂を継承。
「誰でも乗れるスーパーバイク」として世界に衝撃を与えた。 ホンダの信念「静かな強さ」を体現し、現在もCB1100EXなどでその魂を継承。
リンク
リンク
リンク
リンク
リンク
■ 3. Yamaha XSシリーズ（XS-1／XS650）
“メカの美学”を極めた職人気質のネイキッド。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名 | Yamaha XS-1／XS650／TX750 |
| 発売年 | 1969年（CBと同年） |
| エンジン | 空冷SOHC 並列2気筒 653cc |
| 出力 | 約53ps／7000rpm |
| 特徴 | ・英国車Triumph系デザインを意識。・アルミの質感とフレーム剛性で高評価。・Yamahaの“造形美”を確立。 |
| 代表モデル | XS650 → XJ650 → XJR1200／XJR1300（90年代復活） |
| プラモデル代表 | タミヤ 1/12「XS1100」／ハセガワ「XJ400」など |
🔹 解説
ヤマハは“エンジン音・振動・デザイン”に芸術性を求めた。 XS650は欧米でも評価が高く、後のXSRシリーズへと受け継がれる。
ヤマハは“エンジン音・振動・デザイン”に芸術性を求めた。 XS650は欧米でも評価が高く、後のXSRシリーズへと受け継がれる。
リンク
リンク
リンク
■ 4. Suzuki GSシリーズ（GS750／GSX）
“走りのスズキ”を象徴する革新的エンジニアリング。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名 | Suzuki GS750／GS1000 |
| 発売年 | 1976年 |
| エンジン | 空冷DOHC並列4気筒 748cc／997cc |
| 出力 | 約70〜90ps |
| 特徴 | ・スズキ初の4ストDOHCエンジン。・安定した操縦性と高回転性能。・“走りのGS”が世界で高評価。 |
| 代表モデル | GS750 → GS1000S（Wes Cooley）→ GSX1100S KATANA（1981） |
| プラモデル代表 | フジミ「GSX1100S KATANA」／アオシマ「GSX400E」 |
🔹 解説
GSシリーズは“機能美の極致”。 1981年のGSX1100S KATANAで未来的デザインへ転化し、後のネオクラシックデザインの原点に。
GSシリーズは“機能美の極致”。 1981年のGSX1100S KATANAで未来的デザインへ転化し、後のネオクラシックデザインの原点に。
リンク
⚙️ 技術思想・デザイン哲学 比較表
| 項目 | Kawasaki Z系 | Honda CB系 | Yamaha XS系 | Suzuki GS系 |
|---|---|---|---|---|
| 開発理念 | 世界最速を目指す | 静粛性と信頼性 | メカニカルアート | 操作性と安定感 |
| エンジン方式 | DOHC並列4気筒 | SOHC/DOHC並列4気筒 | 並列2気筒（後に4気筒） | DOHC並列4気筒 |
| 特徴的デザイン | ティアドロップタンク／丸目 | シンプルで上品 | 英車風の金属造形 | 筋肉的で直線的 |
| 現代後継車 | Z900RS | CB1100EX／CB-F Concept | XSR900 | KATANA（2019） |
| 模型的魅力 | フレームとエンジンの再現性 | メッキパーツ・外装の塗装映え | デザインの滑らかさ | シャープな金型ライン |
🧩 プラモデル史における4大系統の位置づけ
| 時期 | 傾向 | 代表的キット |
|---|---|---|
| 1970〜80年代 | 各メーカーが実車同時期に模型化 | タミヤ 1/6 Z1／CB750F |
| 1990年代 | “再販＋改良版”登場 | アオシマ FX／CBXシリーズ |
| 2020年代 | “ネオクラ＋旧車再販”の両立 | Z900RS／CB1100／KATANA（新旧混在） |
🏁 まとめ 4大ネイキッド血統の意義
・Z1 力強さと誇り。
・CB 品格と技術。
・XS 美しさと音。
・GS 精密さと走り。
・CB 品格と技術。
・XS 美しさと音。
・GS 精密さと走り。
これら4系統が、令和のネオクラシックデザイン（Z900RS・CB-F・XSR・KATANA）に魂として受け継がれています。 プラモデル界でも、これらの血統を基にしたリバイバル製品が続々登場中です。
🗣️ 名言 「Zが魂を叫び、CBが心を静め、XSが美を語り、GSが理を貫く。」 ― 日本のネイキッド史は、この4つの鼓動で成り立つ。
バイク/自動二輪関連サイトマップのご紹介
バイク/自動二輪関連サイトマップをご紹介します。
バイク/自動二輪関連のご紹介
バイク/自動二輪関連をご紹介します。
バイク/自動二輪関連サイトマップのご紹介
バイク/自動二輪関連サイトマップをご紹介します。
バイク/自動二輪関連サイトのご紹介
バイク/自動二輪関連サイトをご紹介します。