多摩川沿岸で生活する人々にとって重要な水路「次大夫堀(六郷用水)の開削」についてご紹介

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今回は、多摩川沿岸で生活する人々にとって重要な水路「六郷用水の開削」についてご紹介します。

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これらは、土木技術に優れていた植松家と小泉次大夫になんらかの関係があったとも推測され、また、小泉次大夫自身も土木技術と知識を有していたことも重々考えられることです。

次大夫は、富士郡から武蔵国橘樹郡小杉村(現川崎市)に移り住みますが、先の植松家出身説は出身の小泉郷に由来して家康らに小泉姓で呼ばれたので、植松姓から小泉姓に変えたとするものです。

小泉次大夫は六郷領・世田谷領の各村の「名主」を召集し、用水開発の案内役とし、また、名主の家を作業の拠点となる「宿所」としました。世田谷領では「上沼部村(現大田区田園調布付近)」「等々力村」「上野毛村」「大藏村」「喜多見村」「和泉村」の名主が案内役となり、用水開削の第一段階である土地の測量と杭打ちが開始されたのでした。

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