自作PC関連用語(あ行)一覧のご紹介
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| 用語 | 関連 |
| アーム | ストレージ |
| 相性問題 | マザーボード |
| アウトオブオーダー | プログラム |
| アクチュエータ | ストレージ |
| アスペクト比 | ディスプレイ |
| アドレサブルRGB | マザーボード |
| アドレス空間 | メモリ |
| アルミ固体導電性高分子 電解コンデンサ |
マザーボード |
| アルミ電解コンデンサ | マザーボード |
| アンチエイリアス | ディスプレイ |
| インターレース | ディスプレイ |
| ウイルス | セキュリティ |
| ウェアレベリング | ストレージ |
| 液晶ディスプレイ | ディスプレイ |
| 液体金属 | マザーボード |
| オーバークロック | マザーボード |
| オーバードライブ | ディスプレイ |
| オープンフレームケース | PCケース |
| 応答速度/応答時間 | ディスプレイ |
アーム（Actuator Arm）
HDDのヘッドを支えている腕の部分。スライダーとも呼ばれる。
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相性問題
規格や仕様上は問題のないパーツの組み合わせなのに、動作しない、スペックどおりの性能が出ない、不安定などの不具合が発生すること。単に「相性」と呼ばれることも。
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アウトオブオーダー（Out of Order）
プログラムに記述された順序に関係なく、命令を実行すること。プログラム間で、命令結果を次の命令で処理するという依存関係がある場合、命令はプログラムに記述された順序どおりに実行しなければならず、これをインオーダーと言います。
複数の演算装置が並列動作するアーキテクチャでは、演算処理に待ち時間があると非効率。そこでプログラムの記述順序にかかわらず、可能なものから演算を実行していき、後から正規の順序に戻す手法が用いられる。これがアウトオブオーダーと呼ばれています。
アクチュエータ（Actuator）
HDDのアームを動かしてヘッドの位置決めを行なう機構。HDDのアクチュエータは、一般にアームの円弧運動で位置決めを行なうロータリー式(スイング式)が用いられています。
アクチュエータの心臓部は、回転軸を挟んだアームの反対側にあり、Eブロックに取り付けられたコイルと、それを挟む強力な磁石からなる。仕組としてはアナログメーターのようなもので、コイルに電流を流すとそれに比例した正確な円弧運動を高速に行ないます。
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アスペクト比（Aspect Ratio）
画面などの横と縦の比率(縦横比)。一般には「横:縦」と記述し、「2：1」なら横が縦の2倍の長さという意味。SDTV(Standard Definition Television:標準テレビ)は4:3(1.33：1)、HDTV(High Definition Television)は、16:9(1.78：1)。
17型や19型などの画面サイズは、対角のインチ数を表わしているので、同じ型のワイドディスプレイは、標準ディスプレイよりも縦が短い。
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アスペクト比の異なるソースを表示する場合には、画面内に全体が収まるようHDSDなら画面の上下に、SD→HDなら左右に余白を入れる。前者はレターボックス(Letter Box)、後者はピラーボックス(Pillar Box)と言い、HD→SDでは、上下を画面一杯に表示して左右をカットするパンスキャンという方法もあります。
なお、一部にはアスペクト比を正しく認識したり、自動的に調整したりできず、縦長や横長の表示になってしまう製品も見られます。
アドレサブルRGB
複数のLEDを搭載した発光パーツのうち、任意のLEDの発光を行なえるようにしたもの。発光コントロールには複数の方式があり、実際にコントロールするには発光デバイス、コントロールデバイス(マザーボード、LEDコントローラなど)の両方が同じ方式に対応している必要があります。
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アドレス空間 Address Space
個々のデバイスやメモリ、ネットワーク機器、ディスクセクタなどを一意に識別するための値をアドレス、その範囲をアドレス空間と言います。
メモリのアドレス空間について
メモリでは、アドレスは物理メモリや仮想メモリ内の特定の位置を示す番地、アドレス空間は利用可能な領域を指し、利用効率や安全性などを高めるため、通常は用途ごとに分けて使用されています。
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OSレベルでのアドレス空間
OSレベルでは、システムの利用部分をシステムまたはカーネル領域、プログラムの使用部分をユーザー領域と呼びます。後者にはコード領域とデータ領域があります。
これらのデータ領域には、プログラム開始時に確保され終了まで保持するスタティック領域、必要に応じて確保/解放されるヒープ領域、作業領域として実行時にあらかじめ一定量が確保され、ローカル変数や関数の引数戻り先などの格納などに利用されるスタック領域があります。
アルミ固体導電性高分子電解コンデンサ（Conductive polymer aluminum solidelectrolytic capacitor ）
一般に固体コンデンサと呼ばれるのはこの「アルミ固体導電性高分子電解コンデンサ」のこと。導電性高分子とは、電気をよく通す高分子のことで導電性ポリマーとも呼ばれています。
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熱安定性の高い導電性高分子を採用したコンデンサ
アルミ固体導電性高分子電解コンデンサは、アルミ電解コンデンサの電解液に代わる固体の電解質として、PPy(ポリピロールやPEDOT(ポリエチレンジオキシチオフェン)などの熱安定性の高い導電性高分子を採用したコンデンサのことを言います。
電解液の蒸発の心配がなく長寿命で、電解液に比べて伝導度も高いためESR(等価直列抵抗)を低くでき、周波数特性も比較的優れている。
アルミ電解コンデンサ（Aluminum electrolytic capacitor）
アルミニウムの電極表面に形成した酸化アルミニウム被膜を誘電体として利用するコンデンサ。
アルミニウムの電極の表面をエッチング処理して微細な凹凸を作り出すことで表面積を増大(表面積が大きいほうが静電容量を大きくできる)し、その上で化学処理を施して酸化アルミニウムの被膜を形成します。
被膜表面に対向する電極を密着させることが困難なため、実質的な対向電極として電解液を利用しています。
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アルミ電解コンデンサの構造
全体の構造は、リード線を引き出した2枚のアルミ箔に電解紙を挟み、円筒形に巻き込んだものを電解液に浸し、アルミケース内に封止した形になっています。
アルミ電解コンデンサのメリット、デメリット
低コストで大容量化が容易である一方、ESRが高く、高周波での利用には適さない。また、電解液は徐々に蒸気化していくことから寿命が有限であり、静電容量も徐々に減少していきます。
通常、電解コンデンサは上限温度105°Cと85°Cの2種類のカテゴリーに分けられており、それぞれ上限温度以下で使用した場合、アレニウスの法則により、温度が10°C低くなると寿命はおよそ2倍に。
アンチエイリアス（Antialiasing）
音や画像などのデジタル/アナログ化に際して生ずる歪みを除去すること。
デジタル化は、時間や空間などの連続領域を離散的にサンプリングし、連続する強度の分布を離散値に丸めていく(量子化)作業。
サンプリング時には、そこに含まれる周波数成分に見合った十分なサンプリング間隔(サンプリング周波数)が必要となります。具体的には、周波数成分の2倍の周波数でサンプリングしなければならず、サンプリング周波数の半分を超える成分があると、本来の周波数よりも低い周波数成分となって表われます。
エイリアシングについて
サンプリング周波数の半分をナイキスト周波数と言い、ナイキスト周波数を超えてしまったために低い別の周波数の情報が混ざって生じる歪みを、一般にエイリアシング、あるいは折り返し歪みと呼んでいる。エイリアシングを除去するために、ナイキスト周波数を超える有害な高域成分をカットする処理をアンチエイリアシングと言い、そのためのハイカットフィルタ(ローパスフィルタ)をアンチエイリアシングフィルタと呼んでいます。
画像処理で行なうアンチエイリアス
画像処理などで行なうアンチエイリアスも、理屈は同じ。ここでいう高域成分というのは、変化の急な信号のことであり、空間方向のサンプリングである画像では、輝度の急激な変化がこれに相当し、視覚的には、画面のギザギザ(ジャギー)となって現われてしまいます。
グラフィックス系のアンチエイリアス
グラフィックス系のアンチエイリアスは、このジャギーを除去することであり、境界などの急激に変化する部分を、なめらかな変化で描画することにより、ジャギーを目立たなくします。
ビデオカードの中には、この機能をハードウェアで備え、リアルタイムで画面のジャギーを除去する製品も多く、FSAA(FullSceneまたはScreen AntiAliasing)、FAA(Fragment AntiAliasing)など、いろいろな名称で呼ばれています。
インターレース（Interlaced Scan）
飛び越し走査。まず走査線の奇数行、次に偶数行と、走査線を1行おきに2回に分けて1フレームを描画する走査方式の一つ。従来のテレビ放送や古いPCディスプレイなど、ブラウン管を中心に使われていました。
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ウイルス（Virus）
ユーザーに被害をおよぼしたり、望まない活動を行なわせたりするプログラムの総称。本来は、ほかのプログラムに付着(寄生)して感染・増殖する悪質なプログラムを指した名称でしたが、現在はさらに広い意味に用いられることが多い。
広義のウイルスに代わる呼び名として、マルウェア(Malware:MaliciousSoftware)があります。
ウェアレベリング（Wear Levelling）
特定の物理記録エリアに書き込みや消去が集中しないように管理、制御する技術。
SSDのように書き換え可能な回数(消去回数)に制限がある記録媒体の場合、特定の記録エリアに書き込みが集中すると、その記録エリアのみ急激に劣化が進み、短時間で壊れてしまいます。
このような使い方をすると、十分な寿命が残っている記録エリアを多数残したまま、装置寿命を迎えることになります。
ウェアレベリングは、このような状態にならないように書き込みや消去を均一化することで、装置寿命を延ばすための技術。
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「ダイナミックウェアレベリング」と「スタティックウェアレベリング」
ウェアレベリングには、頻繁に更新されるユーザーデータなどを対象にした「ダイナミックウェアレベリング」とOSのシステムデータなど一度書き込まれたらほとんど書き換えが発生しないデータも対象になる「スタティックウェアレベリング」があります。
理想は動的制御を行なうダイナミックウェアレベリングのみで制御することだが、書き換え回数の最大値と最小値に開きが出てきた場合など、強制的にデータを移動させる必要が生じた場合にスタティックウェアレベリングを行なうのが一般的。
液晶ディスプレイ（Liquid Crystal Display(LCD)）
液晶パネルを使用したディスプレイ。液晶は分子の位置や配列に規則性を持つ固体と、不規則な液体の中間的な状態にある物質で、電界や磁界、温度などの変化によって分子の配列が変わり、光学特性が変化する性質を持っています。
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液晶パネルの基本原理
液晶パネルは、透明電極の付いた2枚のガラス基板の間に、細長い棒状の分子構造を持つ液晶(ネマティック液晶)を封入し、電極に電圧をかけて基板間に電界が生じると、液晶分子は電界に沿って整列しようとします。
電界の強さに応じて、液晶分子が基板に対し垂直に立ち上がるので、パネルを透過する光のねじれがほどけ、光は直進するようになります。
この液晶パネルを偏光方向が直交するように対向させた2枚の偏光板で挟み、一定方向の光だけ通過するようにしておくと、電極にかける電圧によって光のねじれ状態が変わり、透過する光量を制御できるようになります。
これが、液晶パネルの基本原理です。
液体金属（Liquid Metal）
常温で液体状の金属。熱伝導率が非常に高く、シリコングリスの代わりに使う製品も。グリスと違って揮発することもないが、拭き取る際の扱いには注意が必要。
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オーバークロック（OverClock）
定格を超える高いクロックでPCパーツを動作させること。
オーバードライブ（OverDrive）
液晶駆動時に、一定の明るさに応じたものより過剰な電圧を一瞬だけかけて、液晶分子の配向速度を促進、応答速度を向上させる技術。
オープンフレームケース（Open Frame Case）
フレーム(シャーシ)だけで構成されたPCケースのこと。パーツむき出しのままOCチューンするユーザー向けにマザーボードを水平に配置するタイプの「ベンチ台」と呼ばれる製品も発売されていましたが、オープンフレームケースと呼ばれるのは、PC内部が透けて見えるPCケースの流行を受けて、自分の購入したパーツを直接見ながらPCを使いたいというニーズに応えるため、マザーボードを垂直に配置するものが多い。
応答速度/応答時間（Response Time(RT)）
指示を出してから所定の動作を開始するまでの時間。ディスプレイでは、画面を書き換えるスピードを示す指標で、特に反応が遅い傾向にある液晶ディスプレイでは、性能を表わす基準の一つとなっています。
「オーバードライブ方式」と「ブランキング方式」
最近は、駆動時に所定の電圧よりも高め(あるいは低め)の電圧をかけて液晶がとくに苦手な低電圧区間(中間調)の応答を改善する「オーバードライブ方式」や、フレーム間に黒表示を挿入して残像感を低減する「ブランキング方式」などを採用した製品があります。
これらは、単純なON/OFF間を測る応答速度には直接反映されませんが、動画再生時の品質は著しく向上します。
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