- 「Google Apps Script(GAS)スプレッドシートで日付(Dateオブジェクト/書式変換)を利用する方法」のご紹介
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- 今回紹介する日付の基礎スクリプト
- 【1】現在の日付時刻を取得する方法(new Date())
- 【2】日付時刻を書式変換する方法
- 【3】指定日時を取得(月は0-11)する方法
- 【4】各データを抜き出す(年、月、日、時、分、秒)方法
- 【5】各データを設定する(set○○○()で設定)方法
- 【6】明日の日付を取得(加算)する方法
- 【7】昨日の日付を取得(減算)する方法
- 【8】来月の今日を取得する方法
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「Google Apps Script(GAS)スプレッドシートで日付(Dateオブジェクト/書式変換)を利用する方法」のご紹介
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今回は、「Google Apps Script(GAS)スプレッドシートで日付(Dateオブジェクト/書式変換)を利用する方法」をご紹介します。
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「Google Apps Script(GAS)スプレッドシートで日付(Dateオブジェクト/書式変換)を利用する方法」のご紹介
「Google Apps Script(GAS)スプレッドシートで日付(Dateオブジェクト/書式変換)を利用する方法」をご紹介します。
今回紹介する日付の基礎スクリプト
今回は、スプレッドシートで日付を扱うための基礎スクリプトをご紹介します。
【1】現在の日付時刻を取得する方法(new Date()) |
【2】日付時刻を書式変換する方法 |
【3】指定日時を取得(月は0-11)する方法 |
【4】各データを抜き出す(年、月、日、時、分、秒)方法 |
【5】各データを設定する(set○○○()で設定)方法 |
【6】明日の日付を取得(加算)する方法 |
【7】昨日の日付を取得(減算)する方法 |
【8】来月の今日を取得する方法 |
【1】現在の日付時刻を取得する方法(new Date())
【1】現在の日付時刻を取得する方法(new Date())をご紹介します。
function myFunction() {
//【1】現在時刻を取得
var today = new Date();
Logger.log(today);
}
結果
Tue Jun 27 01:51:50 GMT+09:00 2023
解説
現在の日付日時を取得する「new Date()」
「new Date()」は、現在の日付日時を取得するオブジェクトです。デフォルトでは下記のような結果が表示されます。
Tue Jun 27 01:51:50 GMT+09:00 2023
「Tue Jun 27 01:51:50 GMT」の「GMT(Greenwich Mean Time)」とは、国際的な基準時刻のひとつである、イギリス(グリニッジ天文台)の基準にした日付日時が取得されます。
日本の標準時(日本時間)「JST」
日本の標準時は日本標準時(日本時間)といい、英語では「JST(Japanese Standard Time)」と表記されます。イギリス(グリニッジ天文台)の基準より9時間進んでいます。
【2】日付時刻を書式変換する方法
「new Date()」そのままでは分かりづらいので、見やすい書式に変換する必要があります。
//【2】書式変換
function myFunction() {
var today = new Date();
var today_jst = Utilities.formatDate(today, "JST", "yyyy/MM/dd HH:mm:ss");
Logger.log(today_jst);
}
結果
2023/06/27 02:06:31
解説
日時を書式変換する「Utilities.formatDate()」
「new Date()」オブジェクトを書式(文字列)変換するには「Utilities.formatDate()」を使います。
var today = new Date();
var today_jst = Utilities.formatDate(today, "JST", "yyyy/MM/dd HH:mm:ss");
「Utilities.formatDate()」のかたち
Utilities.formatDate(date, timeZone, format)
Utilities.formatDate(文字列に変換したいオブジェクト, タイムゾーン (JST, UTC など), 書式(文字列))
「date」で変換したい日付オブジェクトを指定
「date」で変換したい日付オブジェクトを指定します。
「timeZone」で標準時の指定
「timeZone」で標準時の指定をします。日本の標準時を指定する場合は「JST (Japan Standard Time)」または「Asia/Tokyo」を記載します。
「format」で日付・時刻の書式を指定
「format」で日付・時刻の書式を指定します。
Utilities.formatDate(today, "JST", "yyyy/MM/dd HH:mm:ss");
- 「yyyy/MM/dd HH:mm:ss」で2021/03/05 23:05:01に変換できます。
- 「yyyy年M月d日」なら「2021年3月5日」
- 「H時m分s秒」なら「23時5分1秒」と指定できます。
日付・時刻の書式指定一覧のご紹介
日付・時刻の書式を指定する一覧をご紹介します。
日時情報 | 形式 | 例(2021年1月2日(土)午前0時3分4秒(JST)) |
年(西暦4桁) | yyyy | 2021(年) |
年(西暦2桁) | yy | 21(年) |
月(数字1桁~2桁) | M | 1(月) |
月(数字2桁) | MM | 01(月) |
月(英語短縮) | MMM | Jan |
月(英語) | MMMM | January |
日(数字1桁~2桁) | d | 2(日) |
日(数字2桁) | dd | 02(日) |
曜日(英語短縮) | E | Sat |
曜日(英語) | EEEE | Saturday |
曜日(数字) | u | 6(月曜:1,火曜:2…土曜:6,日曜:7) |
第〇曜日(数字) | F | 1(第1土曜日) |
午前/午後 | a | AM(午前:AM,午後:PM) |
時(1時~12時表記,数字1桁~2桁) | h | 12(時)※1時のとき:1 |
時(1時~12時表記,数字2桁) | hh | 12(時)※1時のとき:01 |
時(0時~11時表記,数字1桁~2桁) | K | 0(時)※昼12時のとき:0 |
時(0時~11時表記,数字2桁) | KK | 00(時)※昼12時のとき:00 |
時(1時~24時表記,数字1桁~2桁) | k | 24(時)※1時のとき:1 |
時(1時~24時表記,数字2桁) | kk | 24(時)※1時のとき:01 |
時(0時~23時表記,数字1桁~2桁) | H | 0(時)※昼12時のとき:12 |
時(0時~23時表記,数字2桁) | HH | 00(時)※昼12時のとき:12 |
分(数字1桁~2桁) | m | 3(分) |
分(数字2桁) | mm | 03(分) |
秒(数字1桁~2桁) | s | 4(秒) |
秒(数字2桁) | ss | 04(秒) |
タイムゾーン(英語省略) | z | JST |
タイムゾーン(英語) | zzzz | Japan Standard Time |
タイムゾーン(数字) | Z | 900 |
【3】指定日時を取得(月は0-11)する方法
【3】指定日時を取得(月は0-11)する方法をご紹介します。
//【3】指定日時を取得(月は0-11)
function myFunction() {
//2020年9月11日12時を指定
var date3 = new Date(2020,9-1,1,12,00,00);
date3 = Utilities.formatDate(date3, "Asia/Tokyo", "yyyy/MM/dd HH:mm:ss");
Logger.log(date3);
}
結果
2020/09/01 12:00:00
解説
【注意】指定日時を取得する場合は、月の変換は「-1」
指定日時を取得する場合、「Utilities.formatDate()」への変換時に注意しなければならないのが「月」への変換です。
var date3 = new Date(2020,9-1,1,12,00,00);
実際の月 | 計算 | 変換後 |
1月 | 0 | |
2月 | -1 | 1 |
3月 | -1 | 2 |
4月 | -1 | 3 |
5月 | -1 | 4 |
6月 | -1 | 5 |
7月 | -1 | 6 |
8月 | -1 | 7 |
9月 | -1 | 8 |
10月 | -1 | 9 |
11月 | -1 | 10 |
12月 | -1 | 11 |
この場合、月は「0」からはじまり「11」で終わります。そのため私達の知る1月から12月に合わせるには、「new Date()」で月の計算を「-1」つまり「9-1 (=8)」と記述する必要があります。
【4】各データを抜き出す(年、月、日、時、分、秒)方法
【4】各データを抜き出す(年、月、日、時、分、秒)方法をご紹介します。
function myFunction() {
var date = new Date();
var year = date.getFullYear();
var month = date.getMonth()+1;
var day = date.getDate();
var hours = date.getHours();
var minutes = date.getMinutes();
var seconds = date.getSeconds();
console.log(year + '年' + month + '月' + day + '日' + hours + '時' + minutes + '分' + '.' + seconds + '秒');
}
結果
2023年6月27日13時25分.17秒
解説
「new Date()」から「年、月、日、時、分、秒」を抜き出すことができます。
日付と時刻の値を取得するメソッドの一覧
日付と時刻の値を取得するメソッド一覧をご紹介します。
メソッド | 動作 |
getFullYear |
年の値を取得する
|
getMonth |
月の値を取得する
|
getDate |
日の値を取得する
|
getDay |
曜日の値を取得する
|
getHours |
時の値を取得する
|
getMinutes |
分の値を取得する
|
getSeconds |
秒の値を取得する
|
getMilliseconds |
ミリ秒の値を取得する
|
【5】各データを設定する(set○○○()で設定)方法
【5】各データを設定する(set○○○()で設定)方法をご紹介します。
//【5】各データを設定する(set○○○()で設定)
function myFunction() {
var date5 = new Date();
date5.setFullYear(2022);
Logger.log(Utilities.formatDate(date5, "Asia/Tokyo", "yyyy/MM/dd HH:mm:ss"));
}
結果
2022/06/27 02:17:41
【6】明日の日付を取得(加算)する方法
【6】明日の日付を取得(加算)する方法をご紹介します。
//【6】明日の日付を取得(加算)
function myFunction() {
var date6 = new Date();
date6.setDate(date6.getDate()+1);
Logger.log(Utilities.formatDate(date6, "Asia/Tokyo", "yyyy/MM/dd HH:mm:ss"));
}
結果
2023/06/28 02:21:02
【7】昨日の日付を取得(減算)する方法
【7】昨日の日付を取得(減算)する方法をご紹介します。
//【7】昨日の日付を取得(減算)
function myFunction() {
var date7 = new Date();
date7.setDate(date7.getDate()-1);
Logger.log(Utilities.formatDate(date7, "Asia/Tokyo", "yyyy/MM/dd HH:mm:ss"));
}
結果
2023/06/26 02:22:03
【8】来月の今日を取得する方法
【8】来月の今日を取得する方法をご紹介します。
//【8】来月の今日を取得
function myFunction() {
var date8 = new Date();
date8.setMonth(date8.getMonth()+1);
Logger.log(Utilities.formatDate(date8, "Asia/Tokyo", "yyyy/MM/dd HH:mm:ss"));
}
結果
2023/07/27 02:22:51
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