- AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8S‐AF時代の幕開けに誕生した “等倍マクロの革命児”
- 1️⃣ 1970〜80年代 一眼レフ普及と「接写ブーム」
- 2️⃣ 1970年代 105mmマイクロ誕生の土壌
- 3️⃣ 1980年代 マイクロ105mm F2.8(MF)の成功
- 4️⃣ 1986〜1987年 AF化の波と「等倍競争」
- 5️⃣ 守山啓二氏の挑戦 光学式テレコン内蔵+3群独立移動
- 6️⃣ 1990年 AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8S 誕生
- 7️⃣ その後の発展 D化→VR化→Zマイクロへ
- 📚 時代背景まとめ(超要約)
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AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8S‐AF時代の幕開けに誕生した “等倍マクロの革命児”

1980〜90年代、近接撮影ニーズの高まりから「中望遠の等倍マイクロ」が求められました。
1️⃣ 1970〜80年代 一眼レフ普及と「接写ブーム」
1960〜70年代は、一般ユーザーにも一眼レフが普及しはじめた時代でした。
・花・昆虫・小物など “近接撮影の世界” への注目が高まる
・一般ユーザーも、より手軽に「寄って撮る写真」を楽しみたい
・被写体との距離(ワーキングディスタンス)が短い
・光が入りにくく撮影が難しい
・パースが付きやすい という弱点がありました。
2️⃣ 1970年代 105mmマイクロ誕生の土壌
ニコンは1970年に ベローズ専用105mm F4 を投入します。 理由は実にニコンらしい“ロジック”でした
→ 無限遠が出せる最低焦点距離が 105mm だったから。
・パースが少ない
・遠近感が自然
・距離が取れるから花や立体物が撮りやすい
「105mmのほうが花は撮りやすい」 と理解し始めたのが1970年代後半です。
3️⃣ 1980年代 マイクロ105mm F2.8(MF)の成功
・AI Micro Nikkor 105mm F2.8S が登場し、一気に評価を高めます。
・花ブーム
・庭園ブーム
・自然写真の大衆化
花=105mmの時代が確立。
4️⃣ 1986〜1987年 AF化の波と「等倍競争」
1986年 F-501 の登場を皮切りに、ニコンは本格的に AF時代 へ突入します。 当然、マイクロレンズにも“AF化”が求められました。
そしてもうひとつ大きな時代要請がありました。
📌 他社との競争 →「等倍(1:1)」対応が必須
・競合メーカーは 等倍 へ移行しつつあった
🔧(技術的背景)
105mm を等倍まで繰り出すには “単純計算で 55mm の 1.9倍以上の繰り出し量” が必要となる。
・設計が大型化する
・AFの駆動が遅くなる
・鏡筒が伸びすぎる
5️⃣ 守山啓二氏の挑戦 光学式テレコン内蔵+3群独立移動
設計を担当したのは 守山啓二氏。
濱西芳徳氏の後継者格で、後にAFモジュール開発やCOOLPIXにも関わる名設計者です。
・後群にテレコン的役割を持つ3枚構成を追加
・3群を独立移動させるフォーカス方式を開発
という “当時として非常に先進的な解法” で問題を突破します。
絞り間隔が狭まるように繰り出す
(ガウスタイプの“定石を逆転”させた)
・105mmで等倍
・機動力
・高画質
・AF対応
のすべてを成立させたレンズが誕生します。
6️⃣ 1990年 AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8S 誕生
こうして1990年、 AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8S が発売されます。
・AFユーザーが増加
・花・自然写真の一般化
・クローズアップが“誰でも楽しめる時代”へ
・ニュース報道・科学観察でも中望遠マクロ需要増
7️⃣ その後の発展 D化→VR化→Zマイクロへ
と、105mmマイクロはニコンの“伝統レンズ”として継承され続けています。
📚 時代背景まとめ(超要約)
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 写真文化 | 接写ブーム、花写真の大衆化 |
| 技術背景 | AF化、等倍化、繰り出し量問題 |
| 社会背景 | 一眼レフユーザーの増加、実用志向の強まり |
| ニコン内部 | 55mm中心→105mm人気へ移行、AF開発と競合対策 |
| 設計意義 | 3群独立移動・内蔵テレコン構造という革新的解法 |
結論として
「細部に宿る美しさは、いつの時代も写真を前へ進める。」
105mmマイクロはまさに、その“細部の世界”を切り開いたレンズでした。
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