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ノンAiレンズ(Pre-Ai)の歴史|1959〜1977

ノンAiレンズ(Pre-Ai)の歴史|1959〜1977 ファッション
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ノンAiレンズ(Pre-Ai)の歴史|1959〜1977

NikonのノンAi(Pre-Ai)レンズの歴史は、1959年のFマウント誕生とともに始まり、“一眼レフの時代”の幕開けそのものです。 ここでは、1959年〜1977年までのノンAiレンズの進化と特徴を、じっくり解説します。

🏁 【1】始まりは1959年、Nikon Fと共に

🔧 Fマウントの誕生と共に生まれた
・1959年 世界初のシステム一眼レフとして「Nikon F」が登場
・同時に使われたのが「Auto NIKKOR」シリーズ(自動絞り対応MFレンズ)
・これが、後に「ノンAi」と呼ばれるレンズ群のはじまり
📌 当時の革新点
・バヨネットマウント採用(交換がスムーズ)
・絞りリング付き/自動絞り機構(押しピン方式)

🧱 【2】「カニ爪(露出計連動爪)」の時代

📐 外部連動での露出測光
・ノンAiレンズはボディと絞り値の連携が“機械的”に必要だった
・絞りリングの上にあるU字型の金属爪=“カニ爪”が、ボディ側の露出計レバーに引っかかることで開放F値を伝達する
📸 操作手順(ニコンの“ガチャガチャ”)
1. レンズ装着後、絞りリングを最大→最小に回す(通称 ガチャガチャ)
2. 露出計が“F値”を認識
⛏ 構造的に不便だったが、当時としては画期的

🔭 【3】ノンAi時代の主なレンズ設計

【名称の特徴】
・Nikkor-S(6枚レンズ)
・Nikkor-P(5枚)/Nikkor-Q(4枚)/Nikkor-H(6枚)…など、設計枚数を表す接尾辞
【光学的な傾向】
・シャープでコントラストの強い描写
・モノコート → マルチコートへと進化(色ノリ向上)
【外装】
・重厚な金属鏡筒/ヘリコイドの手触り◎
・彫り込み式の距離目盛・滑らかな絞りリング

📷 【4】代表的なノンAiレンズたち

レンズ名 特徴
Nikkor-S Auto 50mm F1.4(1959〜) 初期Fマウント標準レンズ。クラシカルな味とボケ味
Nikkor-P Auto 105mm F2.5(1960〜) 肖像向けの名玉。後にAi化され“伝説”へ
Nikkor-H Auto 85mm F1.8 軽量&明るさのバランスが秀逸
Micro-Nikkor 55mm F3.5 マクロ界の古典。高精細&等倍対応
Nikkor-Q Auto 135mm F2.8 コントラスト高く、人物〜風景まで万能

🔄 【5】ノンAi → Ai への移行(1977年)

・1977年 NikonがAiレンズを導入
・ボディとの“自動絞り情報連動(Aiカム)”が実現し、カニ爪操作は不要に
・これによりノンAiは旧式化されるが、中古市場では未だに評価が高い

🧪 【6】ノンAiレンズの今

活用方法 解説
デジタルミラーレスで使う F→Zマウントアダプターで使用可能(絞りは手動)
Ai改造して再活用 一部レンズはNikonでAi改造(マウント加工)が可能だった(現在は終了)
オールドレンズ遊び ボケ感・コントラスト・重厚感が“今どきじゃ味わえない”

🧠 ノンAiの魅力 数値じゃ測れない“描写の味”

「完璧じゃないからこそ、写りに“揺らぎ”がある」
機械式だからこそ、触れて・聴いて・感じられる“手応え”がある。
それがノンAiレンズの真骨頂です。

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