AI-Sマニュアルフォーカスレンズ（AI-S Nikkor）とは
AI-Sマニュアルフォーカスレンズ（AI-S Nikkor）は、Nikonが1981年に導入したFマウント用のMFレンズ規格であり、今もなお多くのファンに愛されている伝統と信頼のシリーズです。 レンズ設計としての完成度が高く、Zマウント時代にもオールドレンズ遊びや映像制作の世界で注目されています。
📌 AI-Sレンズとは？（かんたん定義）
両者の違いは「外観や装着性は同じ」に見えますが、絞り制御やシャッターとの連動性が精密化された点にあります。
🔧 AI-Sレンズの特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マウント | Nikon Fマウント（1959〜） |
| フォーカス方式 | 完全マニュアルフォーカス |
| 絞り操作 | 絞りリングあり／機械式制御 |
| 絞りの動き | カメラ側からも自動で連動可能（AI以前と異なる） |
| 絞り環の動作 | 等間隔クリックストップ（動画向けに人気） |
| ボディとの連携 | 一部AFフィルム機・デジタル一眼にも対応（絞り連動あり） |
| 現代ボディでの運用 | ミラーレス（Zマウント）ならアダプター経由で完全使用可◎ |
🧪 AI-Sレンズの利点
・全金属ボディ＆高精度ヘリコイド 操作感が非常にスムーズ
・動画ユーザーにも人気 フォーカス・絞りの“滑らかさ”が手動動画向け
・現行ボディでも楽しめる Zマウント（FTZ）などで“第二の命”を得る
・状態良好な中古が多く、価格が安定 設計の信頼性が高い＝長持ち！
📸 人気のAI-Sレンズ例
| レンズ名 | 特徴 |
|---|---|
| Ai-S Nikkor 50mm F1.2 | Nikon MFレンズ最明る級。開放で幻想的、絞ってキリッと |
| Ai-S Nikkor 105mm F2.5 | 「アフガンの少女」伝説のレンズ。ボケとシャープネスの黄金バランス |
| Ai-S Nikkor 28mm F2.8 | スナップで神がかりの抜け感。超シャープ、逆光にも強い |
| Ai-S Micro-Nikkor 55mm F2.8 | マクロなのにスナップ・商品撮影にも強い万能選手 |
| Series E 75-150mm F3.5（AI-S準拠） | ズームなのに単焦点級の描写と評価される“隠れ名玉” |
🧠 AI-Sの見分け方（見た目チェック）
| 見た目の違い | 内容 |
|---|---|
| 絞りリングにオレンジ色の「小絞り指標」あり | AI-Sにのみ付いている |
| レンズマウント裏の「爪」の形が少し違う | シャッター制御の機構対応の違い |
| フォーカスリングの回転距離が短めに設計されていることが多い | 動画や高速撮影向け配慮 |
🛠 Zマウントで使うには？
・マニュアルフォーカス＆絞り操作が必要
・手ブレ補正・ピーキング機能と相性◎
🎯 まとめ AI-Sは「完成されたマニュアルレンズの傑作群」
けれど“写り”と“触り心地”に、心が動く。
それがNikon AI-Sレンズです。
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