「世界の半導体市場と主要プレイヤー一覧」のご紹介

半導体市場は、大きく「設計・製造」と「メモリ・ロジック」の2つに分類されます。

設計・製造

・設計: 半導体の設計図を作成する工程であり、ファブレスと呼ばれる企業が主に担当しております。
・製造: 設計図に基づいて、実際に半導体を製造する工程であり、ファウンドリと呼ばれる企業が主に担当しております。

メモリ・ロジック

・メモリ: データを一時的に保存する半導体であり、DRAMやNANDフラッシュメモリなどが代表的な例として挙げられます。
・ロジック: 演算処理を行う半導体であり、CPUやGPUなどが代表的な例として挙げられます。

日本の状況 かつて世界トップシェアを誇っていた日本の半導体市場は、近年韓国や台湾などの企業にシェアを奪われております。

しかし、近年は政府による支援策や企業の努力により、技術力や生産能力の向上が見られ始めております。

今後の展望 AIやIoTなどの新技術普及に伴い、高性能な半導体の需要拡大が予測されることから、世界の半導体市場は今後も成長していくと見込まれます。

主要装置カテゴリーと代表企業

露光装置・ASML（蘭）: 92.8% ・ニコン: 2.6% ・キヤノン: 4.6%
CVD装置・AMAT（米）: 35.8% ・東京エレクトロン: 14.0% ・Lam（米）: 17.2%
スパッタ装置・ASM（蘭）: 11.1% ・AMAT（米）: 47.6% ・東京エレクトロン: 11.9%
エッチング装置・Lam（米）: 37.7% ・東京エレクトロン: 25.3% ・AMAT（米）: 23.5%
洗浄装置・Screen: 34.7% ・SEMES（米）: 24.4% ・Lam（米）: 12.6%
検査装置・KLA（米）: 66.0% ・AMAT（米）: 5.0% ・日立ハイテク: 5.6%
その他
・上記以外にも、様々な装置カテゴリーが存在し、各カテゴリーごとに有力な企業が存在します。

主要素材カテゴリーと代表企業

シリコンウェハー
・SUMCO（日）: 30.4% ・信越化学工業（日）: 16.4% ・GF（米）: 15.4% ・韓華ロジスティクス（韓）: 12.9% ・Siltronic（独）: 9.4%

特殊ガス
・エア・リキード（仏）: 28.3% ・松下電器産業（パナソニック）（日）: 21.9% ・大陽日酸（日）: 17.7% ・メトロンテクノロジーズ（独）: 15.2% ・三菱ケミカル（日）: 8.9%

フォトマスク
・大日本印刷（日）: 34.6% ・HOYA（日）: 25.6% ・Beneq（台湾）: 16.9% ・Micron Technology（米）: 9.7% ・SK Hynix（韓）: 7.3%

日本の状況

シリコンウェハー分野では、SUMCOと信越化学工業が世界トップシェアを有しており、国際競争力を維持しております。

特殊ガス分野では、松下電器産業（パナソニック）と大陽日酸が世界トップシェアを争っており、日本企業の存在感は依然として高いです。

フォトマスク分野では、大日本印刷とHOYAが世界トップシェアを占めており、日本企業の技術力は世界トップレベルにあります。

主要EDAツールカテゴリーと代表企業

論理合成 ・Synopsys（米）: 50.7% ・メンター・グラフィックス（米）: 25.5% ・Cadence Design Systems（米）: 17.8%

回路シミュレーション ・Synopsys（米）: 47.2% ・メンター・グラフィックス（米）: 24.3% ・Cadence Design Systems（米）: 16.5%

レイアウト設計 ・Cadence Design Systems（米）: 41.3% ・Synopsys（米）: 32.2% ・メンター・グラフィックス（米）: 15.5%

検証 ・Synopsys（米）: 42.1% ・Cadence Design Systems（米）: 33.4% ・メンター・グラフィックス（米）: 13.5%

その他
・上記以外にも、様々なEDAツールカテゴリーが存在し、各カテゴリーごとに有力な企業が存在します。