- 聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史のご紹介
- オーラマシン開発史【1】「オーラマシン以前」
- 聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【2】「オーラマシン/オーラバトラー誕生」のご紹介
- オーラマシンの「オーラ」とは
- ショットがバイストン・ウェルに現れた時期「アの国」
- 聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【3】「オーラマシンの進化/オーラシップ/ウィング・キャリバーの誕生」のご紹介
- 「ドレイクの野望」
- オーラカによって飛行する船「オーラシップ」の開発
- 聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【4】「聖戦士の出現」のご紹介
- 「ドレイクの悩み」
- 聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【5】「オーラマシン地上界へ/進化の終焉」のご紹介
- 「フラオンの王城の陥落」
- 「四つの国のよる全面戦争」
- オーラマシン、地上界へ
- 「進化の終焉」
- 聖戦士ダンバイン関連作品のご紹介|まとめ
- 聖戦士ダンバイン「オーラマシン/オーラバトラー」関連のご紹介|まとめ
- 聖戦士ダンバイン設定資料のご紹介|まとめ
- 聖戦士ダンバインモデル(プラモデル/フィギュア)のご紹介|まとめ
- 聖戦士ダンバイン関連ページのご紹介|まとめ
- 「RCラジコン」についてご紹介|Top
- 【プラモデルTOP】プラモデル関連ページのご紹介
- 【ミリタリーTOP】ミリタリー系ホビー関連ページのご紹介
- 【エアガンTOP】エアガン・電動ガン関連ページのご紹介
- 【ゲームTOP】ゲーム関連ページのご紹介
- 【書籍・雑誌TOP】書籍・雑誌サイトマップ関連ページのご紹介
- 【ホビーTOP】ホビーサイトマップ関連ページのご紹介
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史のご紹介
ご訪問ありがとうございます。
今回は、聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史をご紹介します。
ロボットアニメ>ダンバイン関連サイトマップ
映像>アニメ>ロボットアニメ>ダンバイン関連マップをご紹介します。
【ロボットアニメ>ダンバイン】関連サイトマップ |
映像>アニメ>ロボットアニメTOP > 作品│シリーズ│キャラモデル│ゲーム│クリエイター |
ダンバインtop > 作品|オーラマシン|設定資料|モデル|関連 |
【ダンバイン関連作品】 |
映像作品 |
【オーラマシン/オーラバトラー】 |
オーラマシン開発史(全解説|オーラマシン以前|オーラバトラー誕生|オーラマシンの進化|聖戦士の出現|地上界へ/進化の終焉) オーラバトラー開発日誌|オーラマシン開発|内部構造/使用素材|強獣一覧 オーラバトラー操縦マニュアル(全解説|ドラムロを操るための心得/構造|操縦系/実践訓練) ■オーラマシン/オーラバトラー一覧 全シリーズ|TV版ダンバイン|オーラファンタズム |
【ダンバイン設定資料】 |
ダンバイン世界観/地図 オーラマシンデザイン案 (一覧|オーラバトラー|その他オーラマシン|オーラ・シップ|没デザイン) インタビュー(出渕裕|開田裕治|宮武一貴/幡池裕行) |
【ダンバインモデル】 |
■【モデル】一覧|全作品| プラモデル(一覧|全作品|旧キット|HGAB|スケール別(1/72|1/48|1/24/35/550))完成品(全作品│ロボット魂)| ボックスアート(一覧|開田裕治) |
【ダンバイン関連】 |
ロボットアニメ(サンライズ|80年代ロボットアニメ)|| |
サイトマップ |
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
オーラマシン開発史【1】「オーラマシン以前」
ショット・ウエポンの来訪以前のコモンの世界
ショット・ウエポンの来訪以前、バイストン・ウェルは、地上界でいうヨーロッパの中世期の文化で停滞していた。
コモンの世界は多くの国に分れ、互いの領土を広げるべく争っていたが、中世期の武器以上のものはなかった。戦争が武器の進化をうながし、技術の発展をもたらすという地上界の理屈は、この世界には当てはまらなかったのである。
人の魂が転生を繰り返す”安息の場”「バイストン・ウェル」
これには理由がある。バイストン・ウェルは、人の魂が転生を繰り返す間の”修業の地”安息の場”であり、これ以上の文化の発展は必要なかったのである。世界はバイストン・ウェルに住む人々に充分な環境を与え、人々はそれ以上のものを望まなかったといえる。
コモンの居住地の近隣には、必ずといってよいほど天然ガスが産出され、人々は街にガス灯を引いた。家畜となる動物が存在し、輸送機関の中心となる馬も数多くいたのである。人々は争い、血を流し合うが、これも魂が欲したことで、現代のような兵器による過剰殺戮はなかった。
王を権力の頂点として臣下が領地を統治する「コモンの世界」
王権社会であるコモンの世界は、王を権力の頂点として臣下が領地を統治していた。領主の下には騎士が存在し、なにがしかの領地を持ち、有事に際しては部下を率いて領主のもとに駆けつけるのであった。 騎士は地上でいう地方役人に近い。
騎士の領地内の農民や住民から税を徴収し、領主に上納する分を除き、自分の収入にすることができた。 もちろん、騎士に奉公する部下に対しての報酬を除いてである。自分の力で出世しようと考える者にとって騎士の座は夢である。そこで戦いにおいて兵士は戦功を認めてもらうために懸命に戦うのである。
バイストン・ウェルという場所が持つ特別な役割「欲望が渦巻く下剋上の世界」
一見安定した社会構造のようだが、コモンの歴史において善王、善領主はあまりいなかった。欲望に溺れ、他国の侵略、自国の悪政は当たり前で、下剋上も日常茶飯事であった。
コモンの人間は一様にバイストン・ウェルに生まれたこの時を味わいつくすがごとく自らの欲望をさらけ出すのである。これもバイストン・ウェルという場所が持つ特別な役割なのかも知れない。
バイストン・ウェルの転機
しかし、永遠の繰り返しを続けるバイストン・ウェルの世界に転機が訪れた。この世界の法が乱れ、フェラリオ、コモン、ガロウ・ランの三つの世界の境界を越える者が出始めたのだ。
三つの世界(フェラリオ、コモン、ガロウ・ラン)の境界を越える者たち
本来、バイストン・ウェルの住民は、境界を越えることに関して強いタブー意識を持つ。これは厳しい戒律を定めているフェラリオは言うに及ばず、欲望に忠実なガロウ・ランにも生まれつき与えられた抑制意識であった。
だが、オーラマシン出現のころには、フェラリオやガロウ・ランがコモンの世界にいることが半ば当たり前のことのようになっていた。
『リーンの翼』伝説
コモンの世界には、世の乱れが頂点を極めるころ、救世主が現れ、乱れを正すという『リーンの翼』伝説がある。これはバイストン・ウェルそのものの修復機能であろう。
法の効力が薄れるとともに、オーラロードが開かれ地上人が導かれ、世の乱れを正そうとするのである。それがコモンの世界に伝説として残っているのだ。
しかし、バイストン・ウェル史上かつてないほどの地上人が出現し、ついにオーラマシンが作られ、この世界全てを巻き込む混乱を呼んだ。これは修復機能ではないように見える。
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【2】「オーラマシン/オーラバトラー誕生」のご紹介
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【2】「オーラマシン/オーラバトラー誕生」をご紹介します。
オーラマシンの「オーラ」とは
メカニックの原理の前に、オーラについて触れよう。オーラは生物の身体が発生する生体エネルギーである。バイストン・ウェルそのものがオーラによってささえられた世界であるといわれる。
「オーラカ」をメカニックエネルギーとして利用することを考えた「地上人:ショット・ウエポン」
地上人、ショット・ウエポンがどのようないきさつからこのオーラカに着目したのかは不明であるが、この力をメカニックのエネルギーとして利用することを考えたのだ。
ロボット工学者「ショット」の発見と研究
ロボット工学者であったショットは、この世界に生息する甲殻獣(強獣)を研究した結果、さまざまな事実を発見した。
オーラマシンの基礎技術「オーラ・セイバー・リキッド」の発見
解剖して取り出した強獣の筋肉の表面にその物質の溶液を塗ったところ、筋肉組織は腐乱することなくいつまでも保存できた。このオーラを吸収し生体組織を保存する溶液は、オーラ・セイバー・リキッドと名付けられ、オーラマシンを開発する基礎技術となった。
初のオーラマシン小型歩行機「ピグシー」
ショットは、手始めに強獣の生体組織を利用した小型歩行機を作った。これは今日、ピグシーと呼ばれるオーラマシンだ。この機械には筋肉にオーラ・セイバー・リキッドを加えたオーラマルスを駆動機関として用いた。
また、制御機構としては、別の生物の脳を流用し、機械の電気信号により操作を伝達した。歩行中の平衡を保たせるために三半気管をも移植している。
飛行オーラマシン、軍用オーラボム「ドロ」
次にショットは、強獣の飛翔器官を取り入れた飛行オーラマシンの開発に挑んだ。この器官が大気のオーラを吸収・圧縮して推進力に転換するコンバーターであることは判っていたが、ジェット・エンジンのように燃焼させる触媒を必要とした。
そこで、強獣のオーラを感知するセンサー器官を用いて、搭乗者のオーラカを触媒とするシステムを考案した。軍用オーラボム「ドロ」の開発まで多くの改良を要したが、ショットはこうして飛行オーラマシンを完成させたのである。
ドロの初飛行シーン
オーラマシンの問題「騎士の反発」
だが、ひとつの問題があった。メカニックではなく、搭乗者の問題であった。コモンの人間には空を飛ぶことに対し、強いタブー意識があり、搭乗を嫌がるのだ。武勇を誇る騎士でも例外ではなく、ショットは思わぬ苦労を要している。
搭乗者のオーラカによる変化する「オーラマシンの性能」
ドロの開発中、思わぬ発見をした。ドロには対地攻撃用の火災放射器を装備したが、石油(コモンの地では天然ガス並みに入手しやすい)の純度が低いため、威力はたいしたものではない。
しかし、搭乗者の体調と精神の集中度により威力の違いを生じるということが判明した。 ショットは搭乗者のオーラカが火器の威力にまで影響を及ぼしていると推測した。だが、その因果関係は統計的に割り出せるものの、最後までそのメカニズムは判明できなかった。
そういった経験として判明したことは、搭乗者のオーラカが強ければ制御機器を介在することなく、マシンを操縦することが可能ということである。
ショットがバイストン・ウェルに現れた時期「アの国」
ガロウ・ラン集団の襲撃
ここで話を戻し、ショットがバイストン・ウェルに現れた時期のアの国の状況を語ろう。 当時、アの国にはガロウ・ランが出没し始め、多くの村が襲われた。
神出鬼没のガロウ・ランの集団に対して充分な自衛手段がなかった。 アの国の地方領主、ドレイク・ルフトのもとに地上人の技術者「ショット」が現れたとき、ドレイクは彼にガロウ・ランを退治する兵器を作るように命じた。
強獣に苦戦するオーラボム「ドロ」
三年後、オーラボム「ドロ」が完成し、ガロウ・ランを放逐したが、彼らは強獣を兵器として用い、対抗してきた。対地攻撃機として無敵だった「ドロ」も、高速で飛行し、火災を巻き散らす強獣には苦戦した。ガロウ・ランは麻薬を用いて、強獣を馬のように乗りこなすのである。
人型マシン「オーラバトラー」の開発
だが、ショットはガロウ・ランの強獣兵器の出現以前に、ピグシーとドロの要素を足したマシンの開発に着手していた。それは飛行能力と格闘戦能力を有する人型マシン、オーラバトラーであった。この人型マシンこそショットのロボット工学者としての夢といってもよい。
「オーラバトラー」の開発経緯
ピグシーとドロによって基礎技術を得たショットにとって、オーラバトラーの設計は比較的容易であった。問題は先に開発したマシンよりはるかに複雑な運動プログラムだった。コンピュータがない世界では、これまでのように生物組織を代用品として使うしかなく、人間に近い猿の脳を用いることにした。
地上人「電子工学系技術者:ゼットライト」
幸いなことに新たな地上人が現れてくれた。しかも電子工学系の技術者であり、ショットは厚く遇したといわれる。
オーラバトラー第一号「ゲド」の完成
このゼットライトという男の協力で、集積回路の自作が可能となり、オーラバトラー第一号機「ゲド」の完成を見たのだった。なにしろ、オーラボムと違い、オーラバトラーの乗員は一人きりで、オーラコンバーターを駆動するオーラカが不足していたのだ。
集積回路のサポートによりオーラカの増幅が可能となり、乗員数の問題も解決されたのであった。
ガロウ・ラン勢力は一掃する「オーラバトラー」
ゲドは人間のシルエットを持ち、背に大型のオーラコンバーターが付けられ、格闘戦用の剣までが装備されていた。ドレイク配下の騎士には「ドロ」などより評判が良かった。その理由としては、特にスタイリングの良さであろう。
鈍重なイメージの「ドロ」と異なり「ゲト」の人間型マシンが空を飛翔する姿は「伝説のリーンの翼」を持つ勇者のようであった。 ショットは「ドロ」を扱える騎士のうち優秀な者に「ゲト」を与えた。このゲドの力により、アの国に侵入したガロウ・ラン勢力は一掃された。
アの国王「ゲト」を献上する「ドレイク」
そして、ドレイクはアの国、国王フラオン・エルフにガロウ・ラン退治を報告するとともに、この「ゲト」を献上した。フラオン王はドレイクの領地を増やすとともに、多くの褒美を遣わしたのである。
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【3】「オーラマシンの進化/オーラシップ/ウィング・キャリバーの誕生」のご紹介
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【3】「オーラマシンの進化/オーラシップ/ウィング・キャリバーの誕生」をご紹介します。
「ドレイクの野望」
ドレイクの野望がいつごろから芽生えたかは不明である。確かに空を飛ぶオーラマシンの姿は、”力”そのものの体現である。下剋上の時代にあって一領主、ドレイクがこのオーラマシンを使って立身出世を考えたとしても不思議でない。
だからこそ、ドレイクが国王に恭順を装うためにゲドを献上したのであろう。 ドレイクはショットに命じ、オーラマシンの増産と搭乗者の育成を行わせた。オーラマシンの軍団ができれば、アの国どころかコモン全てを掌中にできるとドレイクは考えたのである。
工学者として理想のマシンを求める「ジョット」
俗称「機械の館」の増築、コモンの技術者養成、搭乗者の訓練とショットがやることは山積みされていた。しかも、ジョットはゲド以上のオーラバトラーの開発を決意していた。ドレイクの野望に荷担する一方、工学者として理想のマシンを求めて研究することが生きがいであったのだ。
オーラバトラーの課題と機能に徹した設計
ショットは、ゲドの問題点を今や片腕となったゼットや、搭乗した騎士などと話し合った。主な問題点としては、飛行時の安定性の低さ、装甲の脆弱さ、機体の反応速度の遅れなどで、特に騎士側からはドロの火炎放射器のような火器の搭載が求められた。そこで、ゲドのような人間的設計ではなく、機能に徹した設計を考えた。
オーラバトラーの「機能の見直し」と「量産性」
量産性を考慮し、水棲甲殻獣「グラバス」に注目するショット
また、ゲド型の外装となる強獣キマイ・ラグが乱獲により、周囲の地から減りつつあることも理由にあった。
そこで別の強獣を探したところ地上のカニに近い水棲甲殻獣グラバスが候補に上った。グラバスはキマイ・ラグやガッターなどより、はるかに厚く強靭な甲殻を持ち、数も豊富であった。
キマイ・ラグの狩猟シーン
オーラバトラー「ドラムロ」の誕生
そして、ショットはゲドとはまったく異なる形状のオーラバトラー「ドラムロ」を開発したのである。この機体には要望の強かった火器が腕部に内装され、操縦系もオーラ増幅器の改良によって反応が良くなった。そして、ただちに量産が開始された。
オーラカによって飛行する船「オーラシップ」の開発
時期的には前後するが、ショットはバイストン・ウェル戦史のエポックとなる兵器を生み出している。それはオーラカによって飛行する船「オーラシップ」である。 兵員や物資を高速で輸送するこの船は、これまでの戦争のあり方を根底からくつ返すものである。
輸送船色の強い「ナムワン」が作られ「ドラムロ」が完成するころには、オーラバトラーの輸送も考慮した「ブルベガー」が開発されている。ブルベガーに至っては強力な砲までが搭載され、戦艦と呼べるものになった。
オーラバトラーを乗せて飛ぶ「ウィング・キャリバー」の開発
また、空力的にオーラバトラーは決して良い形状ではなく、飛行時間が長いと戦闘以前に操縦者がオーラカを消耗してしまうことが判ると、オーラバトラーを乗せて飛ぶウィング・キャリバーが開発された。
この一号機「バラウ」は運動性、火力ともに低かったが、のちに開発される「ズロン」においては、充分にオーラバトラーの支援戦闘機と呼べるものとなる。
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【4】「聖戦士の出現」のご紹介
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【4】「聖戦士の出現」をご紹介します。
「ドレイクの悩み」
ドレイクの悩みは軍備費の不足にあった。すでに「アの国」を手に入れるだけの軍事力はあったものの、オーラマシンの力を知れば隣国を始め、列国は一丸となって敵となるのは確実で「アの国」を掌中に入れ、勢いに乗って他の国の制圧を行う必要があった。 それには、今以上の兵員、食料備蓄、オーラマシンがいる。とどのつまりは軍備費が足りないのだ。
強国「クの国」との密約
そこで、ドレイクは強国「クの国」と密約を結んだ。アの国を支配下に置いた段階で、同盟を結び、他の国を共に征服していくというものだ。その証としてドレイクは「クの国」に多量のオーラマシンを贈り、見返りとして多額の資金の援助を受けたのである。
他の国の対策
また、他の国もドレイクの野望に気付き、対策を考えていた。「クの国」に匹敵する強国「ラウ」と「ナの国」である。この時期、オーラマシンの秘密は、ショットの手を離れ、コモン全体に広がっていた。 強国はガロウ・ランを一掃したオーラマシンに注目し、密偵を「アの国」に送り込んでいた。
オーラマシン技術の流出
ショットが養成した技術者の中には他国の密偵がかなり混っていたといわれる。さらに「アの国」乗っ取りに気付いたドレイクの家臣、ロムン・ギブンはショットの技術を盗み、独自のオーラマシンを作らせていた。
その成果であるオーラバトラー「ダーナ・オシー」は「ラウ」や「ナの国」に送られている。また、息子のニー・ギブンをドレイク軍に送り、オーラマシンの操作技術や戦略・戦術をもマスターさせていた。
ダーナ・オシー設計図
ショットの提案「地上人の呼び込み」
こうした政治的背景の中、ショットはドレイクにひとつの提案をした。人為的に地上人をこの世界に呼び込み、オーラバトラーの操縦者にしようというものである。
エ・フェラリオの能力によってオーラロードを開くことが可能ということを知ったショットは、地上人のオーラがコモンの人間よりも強いという事実をもとにドレイクを説得したのだ。
騎士層の反発
そして、ショウ・ザマ他2名がこの世界に呼び込まれた。だが、騎士層の反発もあった。伝説だけで新参者がいわばエリートといえる、オーラバトラーの操縦者となることを承服しかねたのである。
ダンバインをかつてない性能まで引き上げた地上人「ショウ」
ショットは地上人たちに試作機であるダンバインを与えた。これはゲド型のオーラバトラーで、平行で開発を進めていたビランビー型と同コンセプトの機体であった。
ゲト型の設計的不備を地上人の高いオーラカで備えるかという実験でもあった。 そして数回の戦闘で、オーラカが高いショウが、ダンバインをかつてない性能まで引き上げていることを証明した。
ダンバイン設計図
求められる、オーラカのボルテージを機械的にレベルアップさせる「新型オラ増幅機」
この実験の成功により、オーラバトラーの性能向上に、コモンのオーラカのボルテージを機械的にレベルアップさせる新型オラ増幅機が不可欠であると結論した。
ギブン家の反旗
この時期、ドレイクが充分な軍備を得たと見たギブン家は、ついにドレイクに対し反旗を翻した。自ら開発したオーラバトラー「ウィング・キャリバー」「オーラシップ」によりドレイグ軍に対し、ゲリラ的攻撃を加え、さらにフラオン王に謀叛の報告を行う予定であったが、その使者はドレイグ軍に殺され、かえって反逆者の汚名を受けることになった。
ギブン軍のレジスタンス活動
ギブン家の館はドレイク軍の急襲を受け、焼失し、残党は散り散りになった。幸いなことにショウがダンバイごとドレイク軍を脱走し、ギブン家に仲間入りした。こうして、ギブン軍はレジスタンス部隊として活動していくことになる。
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【5】「オーラマシン地上界へ/進化の終焉」のご紹介
聖戦士ダンバイン オーラマシン開発史【5】「オーラマシン地上界へ/進化の終焉」をご紹介します。
「フラオンの王城の陥落」
ギブン家の反乱を契機にドレイクは軍を動かした。アの国内の他の領主は、ドレイクの根回しにより沈黙を守り、フラオンの王城は陥落した。ギブン家のゼラーナ隊が、ラウのフォイゾン王からオーラバトラー「ボゾン」十機を与えられ、防衛に参加したが、ドレイク軍の圧倒的戦力に敗北した。
次々の戦場に送り込まれるオーラバトラー(ボゾン/ビランビー/グナン/タンギー)
「ボゾン」はギブン家の「ダーナ・オシー」を参考に開発された機体である。多くの改良が加えられているが、新型オーラ増幅器を持たないため「ビランビー」より性能は劣る。
また、ラウの国では、ドロのコピー機「グナン」を量産したが、アの国でも空中戦能力を強化した「タンギー」を用意していた。
反ドレイク「ナの国」のオーラバトラー開発
一方、聖王女シーラ・ラパーナを頂く、ナの国では「ダーナ・オシー」「ボゾン」「ダンバイン」の開発データ、また独自に入手した新型オーラ増幅器の設計図をもとに「ボチューン」を開発していた。
この機体は非常に完成度が高く、反ドレイク軍において最も量産された機体となった。
ショット、ビランビーの後継機「バストール」「レプラカーン」を開発
ショットは、ビランビーの後継機として「バストール」「レプラカーン」を開発した。「バストール」は機体を軽量化して、運動性を向上させ、「レプラカーン」では反対に各種の火器を内蔵させた重火力型の設計を行っている。
アの国に匹敵するクの国の技術力、「ビアレス」を自主開発
また、ドレイク軍と同盟を結ぶクの国は、ビランビーをベースに「ビアレス」を自主開発した。火力こそ「レプラカーン」に劣るものの、格闘戦性能では勝る機体で、クの国の技術力がすでにアの国に匹敵することを証明した。
極めて短期間で、他の国がアの国に追いついたのは、ショットやゼット以外にも地上人の技術者がバイストン・ウェルに来ていたためであろう。
ナの国の新鋭オーラバトラー「ビルバイン」
列国が次々に新型機を投入してくる中、ショウの乗るダンバインは善戦していたといえよう。新型機は、オーラカを高効率でパワーに転換している。それに比べ旧型のダンバイ ンを自らのオーラカの向上によって補っているのだ。
だが、それにも限界があり、ダンバインもついに敗れる時を迎える。幸いナの国の新鋭オーラバトラー、ビルバインがショウに与えられ、ショウはふたたび戦線に復帰した。
可変オーラバトラー「ビルバイン」
ビルバインは、ウィング・キャリバー型から人型に可変する新機軸のオーラバトラーである。また、通常兵装の他に大型オーラキャノン2門、オーラカをビーム刃に転換するオーラソードまでが装備されていた。
だが、オーラソードは、コンバーター同様に操縦者のオーラを必要とするため、別に剣が装備されている。
「四つの国のよる全面戦争」
アとクのドレイク軍と、ラウとナの反ドレイク軍がついに全面的に撃突した。四つの国は、それぞれ旗艦となる巨大オーラバトルシップを出動させ、文字通りカとカのぶつかり合いが始まったのである。
オーラバトルシップ
オーラバトルシップは、単純に従来のオーラシップの大型化ではない。これには疑似オーラ発生器という発明を欠くことはできない。オーラカの機械的転換が可能となったとき、反対に機械的力をオーラカに転換する原理も発見された。
この発明により、空を飛ぶという乗員の意識なしに船を飛ばすことができるようになった。
オーラマシン、地上界へ
バイストン・ウェルの空間にオーラマシンにより拡大された憎悪のオーラが満ちたとき、オーラマシン全てがオーラロードを通り地上界へはき出されたのである。
オーラマシン同士の戦争は、ついに地上界をも巻き込んだ。そしてドレイクは反ドレイク軍を打ち破った後に地上界を征服するという野望を持つ。
地上界を圧倒するオーラマシン
オーラの守護があってか、オーラマシンはバイストン・ウェルのときよりはるかに高性能を発揮し始めた。オーラの爆発力は戦術核爆弾並みの威力を示し、地上人の兵器に対してはバリヤーが生じた。
しかも、誘導兵器は無効となり、爆発力は五分の一以下に抑制されていた。オーラバトルシップに至っては、核の直撃にも耐えるオーラバリヤーを発生させていた。
オーラバトラーの進化究極点「ライネック」「ズウァース」
地上でのオーラバトラー戦において、ドレイク軍側は、ライネックとズウァースを多量に投入している。もちろんバイストン・ウェルで開発されたものだが、旗艦内でも生産は続けられた。この二機は、クとアのオーラバトラー技術の結晶であり、ゲドから始まるオーラバトラーの進化究極点といえよう。
オーラマシンの新たな形態「ガラバ」「ブブリィ」
ショットは、この二機の設計後に別系統の進化を目指し、オーラファイターの「ガラバ」オーラボンバーの「ブブリィ」を生み出した。これらは、それぞれウィング、キャリバーとオーラボムからの発展型であり、オーラマシンという人造生物の新たな形態であった。
「進化の終焉」
地上界のオーラマシンの撃突は熾烈を極めた。搭乗者のオーラカが暴走し、オーラバリヤーが巨大なオーラマシンを生み出す、オーラの物質化現象が生じるに至っては、地上人の介入は不可能だった。
ふたつのオーラカは互いを相殺して消滅していく。それは正物質と反物質がぶつかり膨大なエネルギーを放出して互いに消える対消滅のようであった。地上界のオーラマシンは全て消え、地上には戦いの跡だけが残された。
表面的な原因はすでに提示されている。だが、魂の転生で結ばれた地上界とバイストン・ウェルの構造にその真の意図が隠されていると思われる・・・・。
ロボットアニメ>ダンバイン関連サイトマップ
映像>アニメ>ロボットアニメ>ダンバイン関連マップをご紹介します。
【ロボットアニメ>ダンバイン】関連サイトマップ |
映像>アニメ>ロボットアニメTOP > 作品│シリーズ│キャラモデル│ゲーム│クリエイター |
ダンバインtop > 作品|オーラマシン|設定資料|モデル|関連 |
【ダンバイン関連作品】 |
映像作品 |
【オーラマシン/オーラバトラー】 |
オーラマシン開発史(全解説|オーラマシン以前|オーラバトラー誕生|オーラマシンの進化|聖戦士の出現|地上界へ/進化の終焉) オーラバトラー開発日誌|オーラマシン開発|内部構造/使用素材|強獣一覧 オーラバトラー操縦マニュアル(全解説|ドラムロを操るための心得/構造|操縦系/実践訓練) ■オーラマシン/オーラバトラー一覧 全シリーズ|TV版ダンバイン|オーラファンタズム |
【ダンバイン設定資料】 |
ダンバイン世界観/地図 オーラマシンデザイン案 (一覧|オーラバトラー|その他オーラマシン|オーラ・シップ|没デザイン) インタビュー(出渕裕|開田裕治|宮武一貴/幡池裕行) |
【ダンバインモデル】 |
■【モデル】一覧|全作品| プラモデル(一覧|全作品|旧キット|HGAB|スケール別(1/72|1/48|1/24/35/550))完成品(全作品│ロボット魂)| ボックスアート(一覧|開田裕治) |
【ダンバイン関連】 |
ロボットアニメ(サンライズ|80年代ロボットアニメ)|| |
サイトマップ |
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
ロボットアニメ>ダンバイン関連ページのご紹介
ロボットアニメ>ダンバイン関連ページをご紹介します。
聖戦士ダンバイン関連作品のご紹介|まとめ
聖戦士ダンバイン「オーラマシン/オーラバトラー」関連のご紹介|まとめ
聖戦士ダンバイン設定資料のご紹介|まとめ
聖戦士ダンバインモデル(プラモデル/フィギュア)のご紹介|まとめ
聖戦士ダンバイン関連ページのご紹介|まとめ
ホビープラモデルTOPサイトマップ
ホビープラモデルTOPのサイトマップをご紹介します。
【ホビーTOP】サイトマップ | ||||
ホビーTOP > プラモデル│ミリタリー│エアガン|RCラジコン | ||||
■【プラモデル】■ 【キャラクターモデル】作品別(ガンダム│ボトムズ│マクロス)│メーカー別 ミリタリー(戦車/陸戦│船/潜水艦(Uボート)│航空機/飛行機)│車/カーモデル│バイク ■【ミリタリー】■ ■【エアガン・モデルガン】■ |
||||
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
||||
サイトマップ一覧 |
ホビーサイトマップ関連ページのご紹介
ホビー関連ページをご紹介します。
「RCラジコン」についてご紹介|Top
【プラモデルTOP】プラモデル関連ページのご紹介
【ミリタリーTOP】ミリタリー系ホビー関連ページのご紹介
【エアガンTOP】エアガン・電動ガン関連ページのご紹介
コペンギン・サイトマップ
コペンギンのサイトマップをご紹介します。
【コペンギンTOP】サイトマップ | ||||
コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│ | ||||
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
||||
サイトマップ一覧 |
懐かしの名作から最新作までの豊富な品揃え!通販ショップの駿河屋
コペンギンサイトマップ関連ページのご紹介
コペンギン関連ページをご紹介します。
【ゲームTOP】ゲーム関連ページのご紹介
【書籍・雑誌TOP】書籍・雑誌サイトマップ関連ページのご紹介
【ホビーTOP】ホビーサイトマップ関連ページのご紹介