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聖戦士ダンバイン「オーラバトラー操縦マニュアル(ドラムロを操るための心得/構造)・操縦系/実践訓練】」のご紹介
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聖戦士ダンバイン「オーラバトラー操縦マニュアル(ドラムロを操るための心得/構造)」のご紹介
オーラバトラー操縦マニュアル(心得） 謎に包まれていた「オーラバトラ」の操縦法を、世界各国に残された資料をもとに解析することに成功した。ここに、バイストンウェルでおこなわれたであろう指導法を再現しつつ、ここに公開しよう。
貴公が与えられたオーラバトラー「ドラムロ」
此の度、貴公が与えられたオーラバトラー「ドラムロ」は、地上人の技術と、バイストン・ウェルの生体を組み合わせて作られた機械である。これは一機で騎馬にして五百騎に及ぶ力となり、貴公の技とオーラカによって思いのままに動かすことが出来るのである。
そして何よりも、オーラバトラーを貴公が与えられたことは、領地を授けられた同じ意味を持った、騎士としての最高の栄誉なのである。しかるに、貴公の操るドラムロが落とされるということがあれば、それは貴公の守る城が落とされるのと同じ意味を持つものなのであると心得られよ。
ドラムロを操るための心得
それゆえに、貴公がドラムロを操る技を身に付けるために、仕組みを理解し、実際に操作を繰り返し習熟していくことが必要である。むろん、従来の騎士としての切磋琢磨も欠かしてはならない。貴公のオーラカは機械の仕組みで補うことは出来ない。
高めて行くためには貴公自身の鍛練が必要なのである。仕組みは複雑で貴公の手に余る部分もある。それは、専門の技術兵に頼らならないが、貴公自身が技術者に状態を説明し、作業指示が出来るまでの理解は必要である。
操作法は体得するまでに若干の戸惑いはあるであろうが、完全に貴公が理解し体得したならば馬よりもたやすく操ることが出来る機械なのである。
「ドラムロ」のコックピット
まず、ドラムロを操るためには腹の部分にあるコックピットに入らなければ成らない。ここには立派な作りの椅子がある。この椅子には貴公のオーラカを感じ取り動力に変え、ある程度までの動きを伝える仕掛けが施されている。
そして、椅子の両側に操作系の機器が配置されている。これらの機器で貴公がオーラカで動かし切れない部分を補うための操作をするのである。操作系機器を貴公が操作するとマルスに伝わり、機器の強大な力に変わって行くのである。 強大な力に変わって行くからと言っても貴公が扱う時に力を込める必要はない。
マルスから機械に伝わって行く過程で力は増幅されて行くので、貴公は動かすための間合いをこれらの機器を使って伝えるだけで良いのである。
新たにドラムロを与えられた騎士たちに操縦法を伝授するベテラン騎士
「ドラムロ」の構造
「ドラムロ」内部構造図
| 「ドラムロ」内部構造図 |
| オーラコンバーター |
| サブモニターアイ |
| オーラジェットノズル |
| 生体維繊束(神経系、伝達系および循環系) |
| バイオコンピューターシステム |
| メインモニターアイ |
| オーラパワー分配器 |
| フレイ・ボム混合圧縮射出装置 |
| オーラインテーク |
| フレイ・ボム用オーラインテーク |
| オーラマルス |
ドラムロの構造と、留意する点を説明する。オーラバトラーは全身を強獣の外殻を加工 した装甲で包み、内部に機械の仕掛けと、それを動かすためのマルスが張り巡らされている。
操作の中核をなす「マルス」
操作の中核をなすマルスは強獣のものを用いて「バイオセイバーキュード」という薬品で包み生体を維持しているため、定期的に状態の確認、管理をすることが必要である。これは技術兵のなす部分であるが、貴公もオーラバトラーの力をあますことなく発揮するために常に出撃の前の点検で技術兵に点検の有無を確認することが重要である。
オーラの力を「動力」と「推進力」に変える「オーラコンバーター」
背中にあるグラバスの甲羅の様な形をしている部分をオーラコンバーターと呼ぶ。ここにオーラの力を増幅し全身を動かすためのカとする機械と、空を飛ぶための推進力に変えるオーラジェットエンジンが入っている。
これらは腹部両側と股間部の角の中にあるオーラインテークを通して大気中のオーラを取り込み、貴公自身のオーラカを触媒として動力に変えて行く仕組みである。 その下にあるキマイラグのものを用いた羽根は空を飛ぶ時に姿勢を意のままにするために重要な役割を果たすものである。
この羽根もマルスと同様に管理を必要とする。 各間接部はマルスで伝えられた動きを強大な力に変えるための仕組みの機械が内蔵されている。これはオーラコンバーターより伝えられた動力によって作動する機械で、強獣をも上回る力の源である。
ドラムロの最大の武器「フレイボム」
両手の部分は爪は接近戦に有効な武器になるが、その間に仕込まれたフレイボムの発射装置がこのドラムロの最大の武器である。
これは燃える水と大気中のオーラを圧縮混合した炎の固まりを打ち出す仕組みである。一回の燃える水の補給で、左右合わせて約三〇回までの連射が可能である。
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聖戦士ダンバイン「オーラバトラー操縦マニュアル(ドラムロの操縦系/実践訓練・剣術・射撃・離陸)」のご紹介
オーラバトラー：ドラムロ操作系機能一覧
| オーラバトラー：ドラムロ操作系機能一覧 | |
| 【1】 | フロントウインドゥ |
| 【2】 | サイドモニター |
| 【3】 | オーライメージプロセッサ |
| 【4】 | サイドスティック |
| 【5】 | スロットルレバー |
| 【6】 | 歩行用アクセレーター |
| 【7】 | 飛行用アクセレーター |
| 【8】 | メインコンソール |
| 【9】 | フライトコントローラー |
| 【10】 | オーバーヘッドコンソール |
| 【11】 | オーラパワー感応シート |
【1】フロントウインドゥ
操作系機器の仕掛けと操作を説明する。コックピットの前面はキマイラグの外殻を磨きだして、内側からはガラスのように透けて見える装甲になっている。
【2】サイドモニター
これにより正面の視野は実際の光景を目の当たりに出来るが、側面はモニターという電気仕掛けの鏡を通して光景を見ることになる。
【3】 オーライメージプロセッサ
上面にある円く黒い鏡のような形をした機器が、オーライメージプロセッサという機械である。この機器が貴公のオーラカを機械の言葉に変え、貴公の意図するドラムロの四肢の動きにしてくれるのである。
【4】サイドスティック
椅子に座り、肘を曲げたちょうど両脇にある機器がドラムロの腕を動かすためのものでサイドスティックと呼ぶ。大体の四肢の動きはオーライメージプロセッサによって操ることが出来るのであるが、サイドスティックの操作で、腕を繰り出すことや剣を振りおろすなどの間合いの加減が出来るのである。
手前に引けば腕を引き、押し出せば腕を突き出すことが出来る。 サイドスティックの握り部分の上端にある金属の輪が、フレイ・ボムの発射用の引き金である。これは軽く引くだけでフレイ・ボム発射出来るので、間合いを取るために握るときに力を込めないように心がけよ。
【5】スロットルレバー
サイドスティックの手前、椅子寄りにある杖の握りのような形の機器をスロットルレバーと呼ぶ。これはコンバーターの開く角度と、ジェットの出力を加減して空を飛ぶ速さを決めるための機器である。
【6】【7】歩行用/飛行用アクセレーター
足元に足おきのようなものがあるが、これは足おきではなく、アクセレーターという機 器である。外側の二つを踏み込むことによって地上での歩行の速さを加減し、内側の二つで空を飛んでいるときの細かい加減が出来る。 アクセレーターに足を置く際に、足おきのように靴を脱ぐ必要はない。靴を履いたままで良いのである。
【8】メインコンソール
アクセレーターの上、正面中央にある機器をコンソールと呼ぶ。これは、そのときどき機械の状態を、貴公に絵にして示す機器である。
中央縦に三つ並んでいる一番上が貴公のオーラカの高まりを示し、真ん中がコンバーターの出力状態、一番下が空を飛んでいるときの姿勢を示すものである。
その左右にあるのが、両腕のフレイ・ボムの燃える水の残り量を示すものである。
【9】フライトコントローラー
コンソールの付け根から伸びている機器が、フライトコントローラーという機器である。これは、空を飛ぶときの舵である。この機器を動かすことによって、コンバーターの下から生えている、キマイラグの羽根を動かして舵を取るのである。
しかし、フライトコントローラーだけで空の上での姿勢を整えることは出来ないのである。フライトコントローラーを操作すると同時に、先程説明したアクセレーターでジェットの出力を加減を操作しなければ、姿勢を保つことは出来ない。
これは、ドラムロに限らずオーラバトラーすべての操作のなかで一番に難しく、習熟するまでに細心の注意を心がけてほしい。
【10】オーバーヘッドコンソール
正面上に二つのモニターがあるが、これをオーバーヘッドコンソールと呼ぶ。これは後方の視界を写し出すことが出来る。
そして、この中には無線機が仕込まれているので、戦を共に行うほかの機体に乗っている人物と話をすることが出来るのである。 操作系機器は、先程のフライトコントローラーの説明のように、相互の連動が必要となってくる。
個々の動きに理解を深め、後の実戦訓練で手ごたえは体得してもらい
「実戦技マニュアル【剣術】」について
基本となる、陸の上での剣術をするための操作を説明する。 これは貴公の日ごろの切磋琢磨がオーラバトラーの動きとなって現れてくるのである。
剣術の実践訓練は強獣を相手に行われる
「実戦技マニュアル【射擊】」について
フレイ・ボムの射撃のための操作を説明しよう。
フレイボムは圧縮された炎の塊を打ち出す
「実戦技マニュアル【離陸】」について
空を飛ぶための操作である。これは日ごろの我々の行動からは掛け離れた、ミ・フェラリオや強獣の行動に近いものである。そのため、他の操作と違い、不慣れゆえ非常に危険を伴う感覚となる。充分に操作を理解してほしい。
飛行訓練はベテラン二人に挟まれて行う
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