第3回『ハドソン』『ファミリーベシック』の開発 – 『ハドソン』のファミコン参入物語
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今回は
『ハドソン』『ファミリーベシック』の開発 – 『ハドソン』のファミコン参入物語 を紹介します。
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『シャープ』からの依頼で『BASIC開発』を依頼された『ハドソン』。
そして、その依頼先は『ファミコン』を開発中だった『任天堂』からのものだった。
そして『ハドソン』は『ファミコン』の『周辺機器』である『ファミリーベーシックの開発』に乗り出す。
しかし、『任天堂』から届いた『ファミコン用の開発機』は・・・
『ハドソン』『ファミリーベーシック』の開発
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『ファミリーベーシック』とは
『任天堂』の『ファミリーコンピュータ』の『周辺機器』の1つで、
『ファミコン』でも『BASIC言語』で遊べるようにするものなんだ。
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『ロムカセット』と『ファミコン本体』に接続する『キーボード』の2点がセットになっているもので、
『任天堂』は当時人気のあった『MSX』のように『ファミコン』でも『プログラム』で遊べる環境を、ユーザーに提供したかったんだよ。
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そして1983年春、いよいよ『任天堂』から『ファミリーコンピューター』の『開発機』が『ハドソン』にやってくる。
『任天堂』から『ファミコン』の『開発機』到着
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『ハドソン』の開発スタッフ
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『任天堂』さんから『ファミリーコンピューター』の『開発機』が届きましたよー。
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どれどれ、どんな『開発機』なんだ?
んー『PC-8001』と『IO拡張ユニット』と『ファミコンエミュレータ』か
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・・・・
![ハドソン](https://kopenguin.com/wp-content/uploads/2020/04/Bomberman_artwork.png)
うーん、やけに寂しい『開発環境』だなー。
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『ファミコン』の『ファミリーベーシック』の開発には、
『パソコン』と『IO拡張ユニット』や『ファミコンエミュレータ』などが必要なんだ。
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最先端の『開発環境』で『パソコンソフト』を開発している『ハドソン』とっては
『任天堂』から送られてきた『ファミコン』の『開発環境』は、満足のいくものではなかったんだ。
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ハドソンの開発スタッフ
![ハドソン](https://kopenguin.com/wp-content/uploads/2020/04/Bomberman_artwork.png)
NECの『PC-8001』かー
こんな、遅い『パソコン』では、開発できないよ。
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そうですねー、『任天堂』さんこんな遅いパソコンで、開発しているんですかねー
![ハドソン](https://kopenguin.com/wp-content/uploads/2020/04/Bomberman_artwork.png)
うーん
こうなったら、うちの『ミニコン』の『PDP-11』で『コード』を書くしかないか
『プログラム』は『ミニコン』で開発して、
そこから『任天堂』さんが送ってきた『開発環境』へ流す。
こんな感じでどうだろう?
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それなら、なんとかなりそうですね。
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『任天堂』は、まだ『ファミコン』の『ゲーム開発』については、手探りの時期だったんだ。
『パソコンソフト』の開発経験が豊富な『ハドソン』は、数百万円もする『ミニコン』の『PDP-11』を使うなど
最先端のソフト開発環境が揃っていたんだ。
『ミニコン』の『PDP-11』とは
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ちなみに『ミニコン』とは、
『ミニコンピュータ』の呼び名で、
『ミニコン』の『PDP-11』は、アメリカの『DEC社』が、
1970年代に開発した『ベストセラーコンピューター』だよ。
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当時『IBM』などが販売していた、数千万円する『コンピューター』より、低価格で高性能だったため、多くの企業や研究機関で利用されていたんだ。
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だけど、『ミニコン』は低価格といっても、
1台数百万円もする『コンピューター』だったから、中小の『ソフトウェア会社』では、高すぎて購入できなかったんだ。
『ハドソン』はこの当時、すでに最新の『ソフトウェア環境』が整う、数少ない会社だったんだよ。
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すごい、『ハドソン』
『ハドソン』『ファミリーベーシック』の開発を開始
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そして『ファミコン』の『開発環境』も整い
『ハドソン』は『ファミリーベーシック』の開発を開始するんだ。
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『ハドソン』の開発スタッフは、自前の『Hu-BASIC』のソースコードを利用して
『ファミリーベーシック』への移植作業を進めていったんだ。
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ハドソンの開発スタッフ
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なんだ、この『メモリ容量』の小ささはー
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『ファミコン』は『ハドソン』が開発してきた『パソコンソフト』と比べて、メモリ容量の制限が厳しい『ハード』だったんだ。
当時の『ファミリーベーシック』では『プログラム実行』のために使える『メモリ容量』は『1,982バイト』しかなかったんだ。
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『ハドソン』は『メモリ容量』の小ささに悪戦苦闘しながらも、
技術力の高い『ハドソン』のスタッフは、
『ファミリーベーシック』に必要なプログラムを、あっという間に書き上げてしまった。
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開発が終わってからも細かい『仕様変更』が何度かあったものの
『ファミリーベーシック』は、大きな『トラブル』もなく、無事完成したんだ。
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そして『ファミコン』の『周辺機器』である『ファミリーベーシック』は、1984年6月に発売されるんだ。
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この時の『ファミリーベーシック』の開発経験で
『ハドソン』は『ファミコン』に興味を持つことになるんだ。
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ファミコンのゲーム作るべ!
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今回はここまで、
次回は、いよいよ1983年7月『任天堂』から『ファミコン』が発売される。
そして、『ハドソン』は『ファミコン』への参入を決意することになる。
『ファミコン』初の、『サードパーティー』の誕生
をお送りします。
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ご閲覧ありがとうございました。
『ハドソン』のファミコン参入物語シリーズ
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