- トリガーの仕組み‐TTL・HSS・多灯を支える“光のコントロールセンター
- 1️⃣ トリガーとは何をしているのか?
- 2️⃣ 基本構造(シンプル版)
- 3️⃣ 仕組みの進化(歴史順)
- 4️⃣ トリガー内部は“小さな通信装置”
- 5️⃣ TTLの仕組みをトリガーがどう扱うか?
- 6️⃣ HSS(ハイスピードシンクロ)のときは?
- 代表システムの仕組み比較
- 8️⃣ Godoxが特別視される理由(内部仕組み)
- 9️⃣ トリガーの未来
- 🌟 まとめ
- 写真・カメラ関連ページのご紹介
- 「RCラジコン」についてご紹介|Top
- 【プラモデルTOP】プラモデル関連ページのご紹介
- 【ミリタリーTOP】ミリタリー系ホビー関連ページのご紹介
- 【エアガンTOP】エアガン・電動ガン関連ページのご紹介
- 【ゲームTOP】ゲーム関連ページのご紹介
- 【書籍・雑誌TOP】書籍・雑誌サイトマップ関連ページのご紹介
- 【ホビーTOP】ホビーサイトマップ関連ページのご紹介
トリガーの仕組み‐TTL・HSS・多灯を支える“光のコントロールセンター

” トリガー(Trigger)の仕組みは、“カメラ →(トリガー)→ ストロボに発光タイミングを伝える”という一見シンプルなものに見えますが、
1️⃣ トリガーとは何をしているのか?
✔ 基本の役割
カメラのシャッターと同時にストロボを発光させる命令を送る装置。
昔は単純に「発光しろ」というスイッチでしたが、 現代では下記の情報までやり取りします。
・TTLの発光量
・HSSタイミング(高速同調)
・グループ設定(A/B/C …)
・発光モード(TTL / M)
・ズーム位置
・モデリングライト制御
・電波チャンネル
・IDコード
2️⃣ 基本構造(シンプル版)
カメラ(ホットシュー)
↓(電気信号)
トリガー(送信機)
↓(ケーブル or 光 or 電波)
ストロボ(受信機)
3️⃣ 仕組みの進化(歴史順)
◆ ① PCシンクロ(電気接点)
・接点が閉じるとストロボが発光
・TTL/HSS不可(単なるトリガー)
ホットシューの中心ピンが接地 → 発光
◆ ② 光スレーブ(受光センサー)
・プリ発光があるTTLには不向き
光を検知 → 内部回路が発光命令 → 発光
◆ ③ 光通信TTL(Nikon CLS / Canon E-TTL Wireless)
・スレーブ側が光のモールス信号を読む
・屋外が弱点
短い光のパルス → スレーブ側で解析 → TTL情報を復元 ◆
④ 電波TTL(2.4GHz)
現在の標準方式。 2.4GHz電波で TTL/HSS/グループ制御を送る。
大きく分けて
🎯 電波TTLの仕組み(本質)
② トリガー内部でTTL情報をパケット化 (メーカー独自の“通信プロトコル”)
③ 2.4GHzで無線送信 (デジタル信号で送る)
④ ストロボ側の受信部がプロトコルを解読 (Godox=Xプロトコル、Profoto=AirTTLなど)
⑤ ストロボの IGBT で発光量を高速制御 (TTLの光量ストップは IGBT が担当)
4️⃣ トリガー内部は“小さな通信装置”
■ 内部で行っている動作
2. 電波用の通信データに変換(パケット化)
3. 発光命令・光量データを送信
4. ストロボからの応答(充電完了など)を受信 実際には 双方向通信(トリガー⇄ストロボ) になっています。
・ストロボの充電完了情報をトリガー側で確認
・グループA/B/Cの光量を画面に表示
・HSSに必要なパルス発光の同期タイミングを決定
5️⃣ TTLの仕組みをトリガーがどう扱うか?
TTLを電波で送る時の流れ
① カメラがカメラ内部のTTL測光に基づく「発光量」データを生成
② ホットシュー経由でトリガーに送信
③ トリガー内部のCPUがTTL情報をパケット化
④ 2.4GHzでストロボへ送信
⑤ ストロボ側の受信回路がTTL情報を復号
⑥ ストロボ側IGBTが発光を途中で止める → TTL完成
6️⃣ HSS(ハイスピードシンクロ)のときは?
HSSでは、 シャッターがスリット状に走っている間ずっと発光し続ける必要があります。 トリガーは
① カメラからHSSモード信号を受け取る
② ストロボに“連続パルス発光”データを送信
③ ストロボがIGBTで高速パルス発光を実行
代表システムの仕組み比較
| システム | プロトコル | TTL対応 | HSS | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Godox X System | Xプロトコル | ◎ | ◎ | 全メーカーTTL対応(革命) |
| Profoto AirTTL | AirTTL | ◎ | ◎ | 高信頼、遅延ごく少ない |
| Canon RT | RTプロトコル | ◎ | ◎ | 屋外最強クラス |
| Nikon Radio CLS | CLS-R | ◎ | ◎ | TTL精度高い |
| Sony Radio | MI専用 | ◎ | ◎ | 新世代機で安定 |
8️⃣ Godoxが特別視される理由(内部仕組み)
Godoxのトリガーは、 各メーカーのTTLプロトコルをトリガー内部で“翻訳”する。
Canon TTL →(翻訳)→ Xプロトコル → AD200(Canonモード)
Nikon TTL →(翻訳)→ Xプロトコル → AD200(Nikonモード)
Sony TTL →(翻訳)→ Xプロトコル → AD200(Sonyモード)
これが 電波TTL互換性革命 の核心です。
9️⃣ トリガーの未来
・スマホと完全同期
・Wi-Fi/5GHz 化
・LEDライト完全統合
・AIライティングの自動化
・メーカー横断TTLの完全統一
トリガーは“光の司令塔”へと進化し続けています。
🌟 まとめ
ただのスイッチではなく、 TTL・HSS・多灯を支える“光のコントロールセンター” です。
写真・カメラの照明・ストロボ関連サイトマップのご紹介

写真・カメラの照明・ストロボ関連サイトマップをご紹介します。
| 写真・カメラの照明・ストロボ関連サイトマップのご紹介 |
|||
| 写真・カメラtop> 写真 写真家 テーマ/スポット カメラ 高級コンデジ マウント レンズ 照明 | |||
| 照明・ストロボ > 照明 ストロボ | |||
| 【ストロボ】 歴史 電子フラッシュ 接続 1940〜1950年代 マグネシウム電球式 1970年代 電子フラッシュへ移行 1970年代 Auto(オート調光)時代 ナショナル 歴史 名機 1980年代 TTL調光 TTL誕生までの技術進化 Sunpak 2010年代 電波TTL 概要 互換性 革命 トリガー 概要 仕組み X System 歴史 互換製品 互換メーカー 内部信号の流れ ホットシュー信号 |
|||
| 【メーカー】 一覧 歴史 中国メーカー LED時代 LED技術の急進化 Godox 概要 歴史 製品シリーズ トリガー 概要 ADシリーズ 概要 Vシリーズ 概要 TTシリーズ トリガー XPro/X2T/X1T 比較 TTシリーズ TT600 概要 構造 ランキング(修理 故障) Neewer Q System(互換性) |
【単】写真・カメラ関連サイトマップのご紹介

写真・カメラ関連サイトマップをご紹介します。
写真・カメラ関連ページのご紹介

写真・カメラ関連ページをご紹介します。
ホビープラモデルTOPサイトマップ

ホビープラモデルTOPのサイトマップをご紹介します。
| 【ホビーTOP】サイトマップ | ||||
| ホビーTOP > プラモデル│ミリタリー│エアガン|RCラジコン | ||||
| ■【プラモデル】■ 【キャラクターモデル】作品別(ガンダム│ボトムズ│マクロス)│メーカー別 ミリタリー(戦車/陸戦│船/潜水艦(Uボート)│航空機/飛行機)│車/カーモデル│バイク ■【ミリタリー】■ ■【エアガン・モデルガン】■ |
||||
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
||||
| サイトマップ一覧 |
ホビーサイトマップ関連ページのご紹介

ホビー関連ページをご紹介します。
「RCラジコン」についてご紹介|Top

【プラモデルTOP】プラモデル関連ページのご紹介

【ミリタリーTOP】ミリタリー系ホビー関連ページのご紹介

【エアガンTOP】エアガン・電動ガン関連ページのご紹介

コペンギン・サイトマップ

コペンギンのサイトマップをご紹介します。
| 【コペンギンTOP】サイトマップ | ||||
| コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│ | ||||
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
||||
| サイトマップ一覧 |

懐かしの名作から最新作までの豊富な品揃え!通販ショップの駿河屋
コペンギンサイトマップ関連ページのご紹介

コペンギン関連ページをご紹介します。
【ゲームTOP】ゲーム関連ページのご紹介

【書籍・雑誌TOP】書籍・雑誌サイトマップ関連ページのご紹介

【ホビーTOP】ホビーサイトマップ関連ページのご紹介

