- 「露出計算の法則(the law of photographic exposure calculation)」の歴史
- 🕰 1. 前史 経験則の時代(1840〜1900年代)
- ⚙️ 2. 物理的法則の確立期(1900〜1930年代)
- 🔬 3. 露出計算の統一と「APEXシステム」(1950〜1970年代)
- 📸 4. 電子化と自動露出(AE)時代(1970〜1990年代)
- 💻 5. デジタル時代とEV制御(2000年代〜現代)
- 🔭 6. 現代的理解 「露出の法則」は変わらない
- ✨ まとめ
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「露出計算の法則(the law of photographic exposure calculation)」の歴史

「露出計算の法則(the law of photographic exposure calculation)」の歴史は、 単なる数式の発明史ではなく、「人がどのように光を“数値として理解しようとしたか”」の物語です。
🕰 1. 前史 経験則の時代(1840〜1900年代)
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 背景 | 写真術黎明期(ダゲレオタイプ・湿板・乾板)。露出は完全に“勘”だった。 |
| 露出の把握方法 | 光量・時間・天候を経験的にまとめた「露出表(exposure table)」を利用。 |
| 代表例 | 19世紀末に登場した「Hurter & Driffield 曲線(H&D曲線)」がフィルム感度の基礎を築く。 |
| 特徴 | 光量を定量化する試みが始まったが、化学反応のばらつきが大きく理論化は未完成。 |
→ この時代の「露出計算の法則」は、まだ人間の感覚(経験法則)に頼っていた段階。
⚙️ 2. 物理的法則の確立期(1900〜1930年代)
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 進化の鍵 | 光学的な「絞り比(F-number)」が標準化される。→ レンズの口径比を基準に光量を予測できるようになる。 |
| 定義 | F値=焦点距離 ÷ 開口径。F値が2倍になると光量は1/4に。 |
| 法則化の進展 | 光量=時間 × 開口面積(∝1/N²)という数式が確立。 |
| 初期の露出計 | セレン光電池式露出計が登場(ドイツ・ウェストン社など)。 |
→ 絞り・シャッター・光感度の関係が「比例関係の法則」として明確化。 この段階で、露出は「物理的に再現可能な量」へと進化した。
🔬 3. 露出計算の統一と「APEXシステム」(1950〜1970年代)
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 背景 | フィルム感度(ASA、DIN)、シャッター速度、絞りの統一規格化が進む。 |
| 革新 | 1950年代、ドイツで「APEX(Additive System of Photographic Exposure)」が提案される。 |
| 特徴 | 絞り・時間・感度・輝度を**対数(log2)**で統一し、加減算で露出を扱えるようにした。 |
| 代表的な式 | 絞り値(Av)+シャッター値(Tv)=露出値(EV)+感度補正(Sv)。 |
| 意義 | 露出の関係を“加算的”に扱えるため、カメラの自動露出設計が容易になった。 |
→ 「露出計算の法則」はここで数学的体系として完成し、 現代デジタルカメラの自動露出(AE)の基礎となった。
📸 4. 電子化と自動露出(AE)時代(1970〜1990年代)
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 技術革新 | カメラに内蔵されたTTL(Through The Lens)露出計が登場。 |
| 計算法則の実装 | APEX式を電子的にリアルタイム処理。光量・絞り・シャッター・ISOが瞬時に補正。 |
| 代表例 | Nikon F3(1980)、Canon A-1(1978)などが自動露出を搭載。 |
| 特徴 | 露出計算が人の判断から「マイクロプロセッサ演算」へと移行。 |
→ この時代、露出計算の法則は電子化された数式として働くようになり、 写真家はもはや計算を意識しなくても撮影できるようになった。
💻 5. デジタル時代とEV制御(2000年代〜現代)
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 変化点 | CCD/CMOSセンサーのダイナミックレンジ拡大。ISOが電子的に可変化。 |
| 法則の進化 | 露出=光量 × 感度 × 時間 という基本式は変わらず。しかし、カメラ内部ではAI・マルチ測光により動的なEV補正が行われる。 |
| 実質的な基準 | 現代カメラでは EV9〜11 を「標準光域(中間反射18%)」として測光。 |
| 補足 | デジタル補正により、露出計算の法則は“静的な数式”から“動的な判断アルゴリズム”へ。 |
🔭 6. 現代的理解 「露出の法則」は変わらない
・違うのは「誰が計算するか」──人間から機械へ、そしてAIへ。
・物理的原理(光量 ∝ 1/N。× 時間 × 感度)は、今もなお不変の“露出の法則”である。
✨ まとめ
| 時代 | 特徴 | 露出計算の段階 |
|---|---|---|
| 19世紀 | 経験則 | 感覚による光量予測 |
| 1900〜1930年代 | 光学的定義 | F値と時間の物理法則確立 |
| 1950〜70年代 | 数式化 | APEXシステムとEV値の導入 |
| 1980〜90年代 | 電子化 | TTL測光・自動露出(AE) |
| 2000年代〜 | デジタル化 | EV制御とAI露出演算 |
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