キヤノン(Canon)のオートフォーカス(AF)の歴史

キヤノン(Canon)のオートフォーカス(AF)の歴史は、カメラ業界全体のAF技術の進化をリードしてきたストーリーそのものとも言えます。特にキヤノンは「技術とユーザビリティのバランス感覚」に優れたメーカーで、AFも早い段階から積極的に進化させてきました。
📜 キヤノンのAFの歴史 時系列ハイライト
🔹 1960〜70年代 マニュアルフォーカスの時代
・FDマウント時代。すべて手動のMFレンズが中心。
・ただしキヤノンはこの時期から「将来AFが必要になる」と見据えて技術研究を始めていた。
・ただしキヤノンはこの時期から「将来AFが必要になる」と見据えて技術研究を始めていた。
🔹 1979年 世界初のAFレンズ付き一眼レフ
📷 キヤノン AL-1(Quick Focus)
・「AFカメラ」というより、「フォーカス補助の電子表示付き」の一眼レフ。
・画面内のインジケーターで「ピントが合っているか」を視覚的に知らせる。
・完全なAFではなかったが、キヤノンのAF技術の原点とも言えるモデル。
・「AFカメラ」というより、「フォーカス補助の電子表示付き」の一眼レフ。
・画面内のインジケーターで「ピントが合っているか」を視覚的に知らせる。
・完全なAFではなかったが、キヤノンのAF技術の原点とも言えるモデル。
🔹 1985年 ミノルタα登場 → キヤノン、全面刷新へ
・ミノルタが「α-7000」で本格的なAF一眼レフシステムを市場に投入し、業界に衝撃。
・キヤノンは「現行のFDマウントでは限界」と判断し、大胆にAFシステムを設計し直す決断をする。
・キヤノンは「現行のFDマウントでは限界」と判断し、大胆にAFシステムを設計し直す決断をする。
🔹 1987年 キヤノンの革命「EOSシステム」登場
📷 Canon EOS 650
🧩 EFマウントのスタート!
・電子制御マウントのEFマウントを採用(完全電子化・メカ連動ゼロ)。
・レンズ内モーター(USM)でAF駆動する方式を採用 → これは現在まで続く方式。
・EOSシステムの誕生は、キヤノンAFの「柔らかくて自然」な挙動の始まり。
🧩 EFマウントのスタート!
・電子制御マウントのEFマウントを採用(完全電子化・メカ連動ゼロ)。
・レンズ内モーター(USM)でAF駆動する方式を採用 → これは現在まで続く方式。
・EOSシステムの誕生は、キヤノンAFの「柔らかくて自然」な挙動の始まり。
🔹 1990年代 マルチポイントAF時代へ
EOS 5(1992)では、世界初の「アイコントロールAF(視線入力)」を搭載。 → 視線でピントエリアを選べる、SFみたいなカメラ(のちZ8にも影響⁉)
EOS-1シリーズでプロ向けAF性能も進化。
・複数点のAFセンサーを搭載し、動体追尾にも対応。
・被写体が動いても、AFポイントを自動で追従する「AIサーボAF」が高評価。
・複数点のAFセンサーを搭載し、動体追尾にも対応。
・被写体が動いても、AFポイントを自動で追従する「AIサーボAF」が高評価。
🔹 2000年代 デジタル一眼時代、本格始動
📷 EOS-1D(2001)/EOS-1D Mark II(2004)
・スポーツ・報道の現場で、高速・高精度なAF性能を備えたプロ用機種として高い評価。
・AIサーボAF II/IIIが搭載され、被写体追尾が安定。
・エントリー機でも顔認識AFが登場(デジタル化の恩恵)。
・スポーツ・報道の現場で、高速・高精度なAF性能を備えたプロ用機種として高い評価。
・AIサーボAF II/IIIが搭載され、被写体追尾が安定。
・エントリー機でも顔認識AFが登場(デジタル化の恩恵)。
🔹 2010年代 ライブビューAF・デュアルピクセルAFの登場
📷 EOS 70D(2013)
・デュアルピクセルCMOS AF(DPAF)を初搭載! → 各画素が「撮影と位相差AFの両方」を兼ねる画期的構造。
・これにより、ライブビューでも高速でなめらかなAFが可能に。
・特に動画ユーザーやVlog系にとって大きな武器となる。
・デュアルピクセルCMOS AF(DPAF)を初搭載! → 各画素が「撮影と位相差AFの両方」を兼ねる画期的構造。
・これにより、ライブビューでも高速でなめらかなAFが可能に。
・特に動画ユーザーやVlog系にとって大きな武器となる。
🔹 2018年〜 ミラーレスEOS R時代へ
📷 EOS R(2018)
・フルサイズミラーレスに移行。
・最大5655点のAFポイント、DPAFによる全画面AFを実現。
・フルサイズミラーレスに移行。
・最大5655点のAFポイント、DPAFによる全画面AFを実現。
📷 EOS R5/R6(2020)→ R3/R6 Mark II → R8/R50(〜2023)
・瞳AF・動物AF・車・バイクAFなど、AI被写体認識が進化。
・動画中のAFも非常にスムーズで、フォーカス遷移が自然=「シネマライクなAF」として定評あり。
・瞳AF・動物AF・車・バイクAFなど、AI被写体認識が進化。
・動画中のAFも非常にスムーズで、フォーカス遷移が自然=「シネマライクなAF」として定評あり。
🧠 キヤノンAFの哲学と特徴
✔️ 自然で滑らか、「主張しないAF」
・ピントが「ふわっ」と合う感じ。スナップや人物撮影において圧倒的な安心感
・ポートレートや動画での「AFの呼吸の自然さ」は群を抜く
・ピントが「ふわっ」と合う感じ。スナップや人物撮影において圧倒的な安心感
・ポートレートや動画での「AFの呼吸の自然さ」は群を抜く
✔️ DPAFが支える「ライブビューAF最強説」
・映像センサーで位相差AFができるため、ミラーレスにおけるAF迷いの少なさが強み
・特に「追従力」「自然なフォーカス遷移」はソニーよりソフトで人間的
・映像センサーで位相差AFができるため、ミラーレスにおけるAF迷いの少なさが強み
・特に「追従力」「自然なフォーカス遷移」はソニーよりソフトで人間的
✔️ 顔・瞳・体・被写体分類が上手い
・「人物・犬・猫・鳥・車・電車・飛行機」まで認識
・最新のEOS R3/R6II以降では、AIの判断が非常に精度高く、安心して任せられる
・「人物・犬・猫・鳥・車・電車・飛行機」まで認識
・最新のEOS R3/R6II以降では、AIの判断が非常に精度高く、安心して任せられる
📷 キヤノンAFに向いている人
・ポートレートを自然な雰囲気で撮りたい人
・Vlog・動画で自然にピントが切り替わってほしい人
・AFに振り回されず、スムーズな撮影体験を求める人
・Vlog・動画で自然にピントが切り替わってほしい人
・AFに振り回されず、スムーズな撮影体験を求める人
🔚 まとめ キヤノンのAFは「人の感覚に寄り添うAF」
技術の派手さではなく、
「写真を邪魔しない」「表現を支える」ことに徹するのがキヤノンのAF哲学。
「写真を邪魔しない」「表現を支える」ことに徹するのがキヤノンのAF哲学。
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