リコーGRシリーズの内部ストレージの進化

リコーGRシリーズは、コンパクトながらもプロ向けのカメラとして、SDカードスロットに加えて内部ストレージ(内蔵メモリ)を搭載する特徴を持っています。これは、「SDカードを忘れた場合でも撮影が可能」という設計思想に基づいています。以下、各世代の内部ストレージの進化を振り返ります。
シリーズ | 内部ストレージ仕様 | 特徴 |
---|---|---|
GR DIGITAL / GR DIGITAL II | – GR DIGITAL(2005年): 26MB 内蔵メモリ、SD/MMCカードスロット(最大1GB対応) – GR DIGITAL II(2007年): 54MB 内蔵メモリ、SDHCカード対応(最大8GB) |
– 内蔵メモリはJPEGのみ保存可能で、RAW撮影時はSDカードが必須 – GR DIGITAL IIでは内蔵メモリ容量が倍増し、短時間ならSDカードなしでも撮影可能 – SDHCカード対応で大容量利用可能 |
GR DIGITAL III / IV | – GR DIGITAL III(2009年): 86MB 内蔵メモリ、SDHC対応(最大32GB) – GR DIGITAL IV(2011年): 約40MB 内蔵メモリ、SDHC対応(最大32GB) |
– GR DIGITAL IIIでは内蔵メモリが増加しJPEGなら十数枚保存可能 – GR DIGITAL IVでは内蔵メモリが減少したが、SDHCカードで大容量対応可能 |
GR / GR II | – GR(2013年): 約54MB 内蔵メモリ、SDXC対応(最大128GB) – GR II(2015年): 同仕様 |
– APS-Cセンサー搭載でデータサイズ増大 – 内蔵メモリはJPEG撮影時のみ使用可能でRAW撮影にはSDカード必須 – SDXCカード対応で最大128GB利用可能 |
GR III / GR IIIx | – GR III(2019年)、GR IIIx(2021年): 約2GB 内蔵メモリ、SDXC UHS-I対応(最大1TB) | – 初の大容量内蔵ストレージ(約2GB)を搭載 – RAWも内蔵メモリに保存可能でSDカードなしでも一時的な撮影可能 – SDXC UHS-I対応で最大1TBのストレージ利用可能 |
1. GR DIGITAL / GR DIGITAL II(2005年・2007年)
GR DIGITAL(2005年)
・26MB 内蔵メモリ
・SD/MMCカードスロット(最大1GB対応)
・RAW撮影時はSDカード必須
GR DIGITAL II(2007年)
・54MB 内蔵メモリ(容量が倍増)
・SDHCカード対応(最大8GB)
・内蔵メモリはJPEGのみ保存可能で、RAW撮影時はSDカードが必要。
・GR DIGITAL IIでは、内蔵メモリの容量が倍以上になり、短時間ならSDカードなしでも撮影が可能。
・SDHCカードに対応し、より大容量の外部ストレージを活用できるようになった。
2. GR DIGITAL III / GR DIGITAL IV(2009年・2011年)
GR DIGITAL III(2009年)
・86MB 内蔵メモリ(さらに増加)
・SDHC対応(最大32GB)
GR DIGITAL IV(2011年)
・約40MB 内蔵メモリ(減少)
・SDHC対応(最大32GB)
・GR DIGITAL IIIで内蔵メモリが増えたことで、JPEGなら十数枚保存可能に。
・GR DIGITAL IVではなぜか内蔵メモリが約40MBに減少(コストや設計の影響か)。
・いずれもSDHCカードに対応し、最大32GBの大容量カードが使用可能。
3. GR / GR II(2013年・2015年)
GR(2013年)
・約54MB 内蔵メモリ(GR DIGITAL IVより増加)
・SDXC対応(最大128GB)
GR II(2015年)
・約54MB 内蔵メモリ(変更なし)
・SDXC対応(最大128GB)
・APS-Cセンサー搭載により、データサイズが増大。
・内蔵メモリはJPEG撮影時のみ使用可能で、RAW撮影にはSDカードが必須。
・SDXCカードに対応し、最大128GBまでの大容量ストレージが利用可能に。
4. GR III / GR IIIx(2019年・2021年)
GR III(2019年)
・約2GB 内蔵メモリ(大幅増加)
・SDXC UHS-I対応(最大1TB)
GR IIIx(2021年)
・GR IIIと同じく約2GB 内蔵メモリ
・SDXC UHS-I対応(最大1TB)
・GRシリーズ初の大容量内蔵ストレージ(約2GB)を搭載。
・RAWも内蔵メモリに保存可能になり、SDカードなしでも一時的な撮影が可能に。
・SDXC UHS-I対応により、最大1TBのSDカードが使用可能。
・内蔵メモリを活用して、SDカードを忘れてもある程度撮影ができるようになった。
まとめ GRシリーズの内部ストレージ進化の流れ
世代 | 内蔵メモリ | SDカード対応 | 特徴 |
---|---|---|---|
GR DIGITAL(2005年) | 26MB | SD/MMC(最大1GB) | JPEGのみ保存可、RAWはSD必須 |
GR DIGITAL II(2007年) | 54MB | SDHC(最大8GB) | 容量倍増、JPEG保存可能枚数増加 |
GR DIGITAL III(2009年) | 86MB | SDHC(最大32GB) | さらに容量増加、JPEGのみ対応 |
GR DIGITAL IV(2011年) | 40MB | SDHC(最大32GB) | 内蔵メモリ減少、電子水準器追加 |
GR(2013年) | 54MB | SDXC(最大128GB) | APS-C化、データサイズ増加 |
GR II(2015年) | 54MB | SDXC(最大128GB) | 仕様変更なし |
GR III(2019年) | 2GB | SDXC UHS-I(最大1TB) | RAW保存可能な大容量ストレージ搭載 |
GR IIIx(2021年) | 2GB | SDXC UHS-I(最大1TB) | GR IIIと同じ仕様 |
GR IIIで大きく進化した内蔵ストレージ

この進化により、SDカードを忘れた場合でもRAW撮影が可能になり、よりプロフェッショナルな用途にも耐えうる仕様となっています。特にストリートフォトグラファーにとっては、カードの有無に関わらず撮影ができる点が大きなメリットとなっています。
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