正絹(しょうけん) ― 「素材」で語る着物の格と思想

正絹とは、単に「高級な素材」という意味ではありません。 日本の着物文化において正絹は、 格・用途・思想を成立させるための“前提条件”でした。
正絹とは
正絹(しょうけん)とは、 絹100%で織られた布を指す言葉です。
・ 化学繊維を含まない
・ 天然の蚕糸のみを使用
・ 織・染・仕立てに適した素材
という条件を満たしたものが、正絹と呼ばれます。
・ 化学繊維を含まない
・ 天然の蚕糸のみを使用
・ 織・染・仕立てに適した素材
という条件を満たしたものが、正絹と呼ばれます。
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なぜ「正」の字が使われるのか
「正絹」という言葉は、 本来「正統な絹」という意味です。
江戸後期〜明治期にかけて、
・ 木綿
・ 麻
・ 混紡
が普及する中で、 礼装・正式衣装として認められる絹 を区別するために使われるようになりました。
・ 木綿
・ 麻
・ 混紡
が普及する中で、 礼装・正式衣装として認められる絹 を区別するために使われるようになりました。
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正絹と着物の「格」
着物の格は、 柄・仕立て・羽織の有無だけでなく、 素材によっても大きく左右されます。
基本的な考え方は、
・ 正絹:格を成立させられる
・ 木綿・麻:日常着・稽古着
・ 化繊:代替素材 正絹でなければ、 本来の「礼」の格には届かない という思想がありました。
・ 正絹:格を成立させられる
・ 木綿・麻:日常着・稽古着
・ 化繊:代替素材 正絹でなければ、 本来の「礼」の格には届かない という思想がありました。
男着物における正絹
男着物では、
・ 地味
・ 無地感
・ 織で語る
という美意識が重視されます。
・ 地味
・ 無地感
・ 織で語る
という美意識が重視されます。
正絹は、 光沢・落ち感・音(絹鳴り) によって、 派手にせずとも上質さを伝える ことが可能な素材です。
特に、
・ お召
・ 紋付
・ 西陣織の帯
は正絹でなければ成立しません。
特に、
・ お召
・ 紋付
・ 西陣織の帯
は正絹でなければ成立しません。
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正絹と紬の関係
誤解されがちですが、 紬も正絹です。
違いは、
・ 正絹:素材の呼称
・ 紬 :織りの技法
・ 正絹:素材の呼称
・ 紬 :織りの技法
紬は、 先染め・手仕事・節のある糸 によって、 正絹の中でも 実用と思想に寄った存在 として位置づけられます。
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茶道における正絹
茶道では、
・ 化繊は避ける
・ 正絹が基本 とされます。
・ 化繊は避ける
・ 正絹が基本 とされます。
理由は、
・ 静電気が起きにくい
・ 音が静か
・ 光沢が控えめ
・ 静電気が起きにくい
・ 音が静か
・ 光沢が控えめ
つまり、 所作と空間を乱さない素材 であることが重視されるからです。
なぜ正絹は安く見えることがあるのか
現代では、
・ 中古市場の拡大
・ 和装人口の減少
・ サイズの個体差
により、 正絹=高価とは限らない 状況が生まれています。
・ 中古市場の拡大
・ 和装人口の減少
・ サイズの個体差
により、 正絹=高価とは限らない 状況が生まれています。
しかしこれは、 素材の価値が下がったのではなく、流通が変わった だけです。
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まとめ
・ 正絹とは絹100%の正統素材
・ 着物の格を成立させる前提条件
・ 男着物では特に重要
・ 紬も正絹に含まれる
・ 安さ=価値が低い、ではない
・ 着物の格を成立させる前提条件
・ 男着物では特に重要
・ 紬も正絹に含まれる
・ 安さ=価値が低い、ではない
名言「正絹とは、目に見える贅沢ではなく、触れて分かる教養である」
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