レンズフードのサイズ確認‐レンズの焦点距離で「フードの深さ」がフィルター径で「取り付けサイズ」が決まる

レンズフードのサイズ確認は実はとても体系化されていて、“どこを見るべきか”を押さえれば迷いません。
◆ レンズフードのサイズ確認は「3つの情報」で決まる
レンズフードの正しいサイズは 次の3つを確認すれば確定します。
◆ ① 「焦点距離」と「レンズの種類」(広角/標準/望遠)
これは最も重要です。 一般的な基準は次のとおり
| 焦点距離 | 代表的なフード形状 | 深さの目安 |
|---|---|---|
| 20〜28mm(広角) | 花形フード(浅め) | 10〜25mm |
| 35〜50mm(標準) | 丸型・浅め | 20〜35mm |
| 85〜135mm(中望遠) | 丸型・やや深め | 35〜55mm |
| 180〜300mm(望遠) | 丸型・深い | 50〜120mm |
広角は浅く、望遠は深い。 焦点距離とフード長さはセットで設計されています。
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◆ ② レンズの「フィルター径」(52mm・58mmなど)
フードの取り付け径の基準になる部分です。
例
・Nikkor 50mm f/1.8 Ai-S → 52mm
・Nikkor 85mm f/1.8(AF)→ 67mm
・Nikkor 135mm f/2.8 Ai-S → 52mm
・Nikkor 50mm f/1.8 Ai-S → 52mm
・Nikkor 85mm f/1.8(AF)→ 67mm
・Nikkor 135mm f/2.8 Ai-S → 52mm
フィルター径は レンズ先端に“Ø52mm”のように刻印されています。
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◆ ③ メーカー純正の「専用フード型番」
最も確実なのは、純正の正式名称を確認する方法です。
例(ニコンの場合)
| レンズ | 純正フード |
|---|---|
| 50mm f/1.8 Ai-S | HR-2(ラバーフード) |
| 50mm f/1.8D | HB-47 |
| 85mm f/1.8(AF) | HB-15 |
| 135mm f/2.8 Ai-S | 内蔵式(フード不要) |
| 24mm f/2.8 Ai-S | HN-1 |
| 28mm f/2.8 Ai-S | HN-2 |
純正フード型番を調べると“迷いゼロ”になります。
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◆ 汎用品を使うときの目安(丸型フード)
純正がなくても、一般的には次の長さでほぼ問題ありません
| 焦点距離 | 汎用フードの推奨深さ |
|---|---|
| 24mm | 10〜20mm |
| 28mm | 15〜22mm |
| 35mm | 18〜25mm |
| 50mm | 25〜35mm |
| 85mm | 35〜45mm |
| 105〜135mm | 40〜55mm |
※ 深さが長すぎると ケラれ(四隅が暗くなる) ので注意。
◆ まとめ(3つを見れば確実)
・レンズの焦点距離で「フードの深さ」が決まる
・フィルター径で「取り付けサイズ」が決まる
・純正型番で「最適のフード」が確定する
・フィルター径で「取り付けサイズ」が決まる
・純正型番で「最適のフード」が確定する
この3つを押さえれば、どんなレンズでも間違いません。
名言 「フードのサイズを知ることは、光を正しく扱う第一歩である。」
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