フォーカスエイドを最大限生かす設定方法‐オールドニッコールの味を“現代の精度”で撮れる非常に便利な機能

フォーカスエイドは 設定を有効にして使う機能ではなく、MFレンズを使えば “自動で働く仕組み” です。ただし、正しく作動させるために カメラ側で確認すべき設定 がいくつかあります。
今回は D750 を例に、フォーカスエイドを最大限生かす設定方法を分かりやすくまとめます。
◆ フォーカスエイドは「MFレンズ装着で自動ON」
Nikon D750/D7000系/D800系などの一眼レフでは、 MFレンズを付ける=フォーカスエイド自動作動 という仕組みです。
設定でON/OFFする必要はありません。
ただし、より正確に動かすための「重要な設定」があるので以下にまとめます。
ただし、より正確に動かすための「重要な設定」があるので以下にまとめます。
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◆ D750でのフォーカスエイド設定方法(基本)
【1】AFモードを “AF-S” にする
・AF-C(連続AF)だと、合焦ランプ(●)の精度が落ちます。
・フォーカスエイドは AF-Sが最も精度が高い です。
・フォーカスエイドは AF-Sが最も精度が高い です。
操作
[AFボタン+前ダイヤル → AF-S]
[AFボタン+前ダイヤル → AF-S]
【2】測距点を “中央1点” にする
フォーカスエイドの測距精度は中央が最強です。
操作
マルチセレクター中央へ → 中央測距点を選択
マルチセレクター中央へ → 中央測距点を選択
【3】「レンズ情報手動設定」を登録(AI / AI-S 使用時)
AI / AI-S レンズを使う場合、D750はレンズデータを入れておくと精度が安定します。
設定
メニュー → 設定メニュー → レンズ情報手動設定
メニュー → 設定メニュー → レンズ情報手動設定
以下を入力
・焦点距離 85mm / 105mm など
・最大絞り f/1.8 / f/2.5 / f/2.8 など
・最大絞り f/1.8 / f/2.5 / f/2.8 など
これで 露出・ピントの判定が安定 します。
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【4】「AF補助音(ピント音)」をONにする
緑●に加えて「ピッ」という音でも合焦がわかります。
設定
メニュー → カスタム設定 → d項目 → 操作音 ON
メニュー → カスタム設定 → d項目 → 操作音 ON
【5】ファインダーを“視度調整”する
フォーカスエイドはカメラが判定しますが、
自分の目が合っていないと微妙に外れやすい です。
ファインダー横の視度調整ダイヤルで “ファインダー内表示が最もクッキリ見える位置” に合わせてください。
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◆ ここまで設定すれば、フォーカスエイドは完璧に動きます。
◆ 実際の使い方(操作)
1. MFレンズを装着
2. ファインダーを覗き、撮りたい被写体の目へ測距点を合わせる
3. ピントリングを回す
4.
◀ 後ピン → 奥へ回す
▶ 前ピン → 手前へ回す
● 合焦 → シャッターOK
◀ 後ピン → 奥へ回す
▶ 前ピン → 手前へ回す
● 合焦 → シャッターOK
5. 必要ならピント位置を微調整(前後に少し揺らす)
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◆ よくある質問 Q&A
Q 絞りは何で設定する?
A レンズの絞りリングで設定します。
カメラ側はA(絞り優先)かMが最も使いやすいです。
A レンズの絞りリングで設定します。
カメラ側はA(絞り優先)かMが最も使いやすいです。
Q ライブビューでもフォーカスエイドは使える?
A いいえ。ライブビューはコントラストAFなので 合焦ランプは表示されません。 → ファインダー必須です。
A いいえ。ライブビューはコントラストAFなので 合焦ランプは表示されません。 → ファインダー必須です。
Q 開放F1.2などで外れやすいときは?
A ・中央1点に固定 ・ピント音ON ・目のハイライトに合わせる これでかなり安定します。
A ・中央1点に固定 ・ピント音ON ・目のハイライトに合わせる これでかなり安定します。
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◆ まとめ
・フォーカスエイドは MFレンズ装着で自動作動します。
・ただし AF-S+中央一点+レンズ情報設定+視度調整 の4点を整えると精度が最高になります。
・オールドニッコールの味を“現代の精度”で撮れる非常に便利な機能です。
・ただし AF-S+中央一点+レンズ情報設定+視度調整 の4点を整えると精度が最高になります。
・オールドニッコールの味を“現代の精度”で撮れる非常に便利な機能です。
名言 「正確なピントは、光と写真家の呼吸が一致した瞬間に生まれる。」
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