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ニコンの オールドレンズの「操作方法」‐機械式の操作は、光を手でつかむための道具

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ニコンの オールドレンズの「操作方法」‐機械式の操作は、光を手でつかむための道具

ニコンの オールドレンズの「操作」 は、いまのAFレンズとは思想そのものが違います。 金属鏡筒・機械式絞り・精密ヘリコイド……“触るほど味が分かる”のが魅力です。

◆ ニコン・オールドレンズ操作の基本

● 1. ヘリコイド(ピントリング)の滑らかさ

オールドニッコール最大の魅力です。
・真鍮+グリスで“ぬるっ”と動く
・精度が高く、微妙なピント調整がしやすい
・特に 105mm f/2.5 や Ai-S 85/1.8 の操作感は絶品
現代の軽量プラ鏡筒では絶対に再現できない領域です。

● 2. 絞りリングのクリック感

 ・機械式絞りリングが“カチッ”と確実に止まる
・1段ずつのクリック感が心地よく、誤操作しにくい
・動画では“クリック解除”して使う人もいるほど
特に Ai-S の絞りリングは歴代でも評価が高いです。

● 3. フォーカス方向 ニッコール式の反時計回り(ピントを近距離へ)

・ニコンは伝統的に 反時計回り → 近距離
・キヤノン・ペンタックスとは逆方向
・一度慣れると“ニコンの感覚”が手に残る
職人式の「身体で覚える」操作性です。

● 4. 金属鏡筒の重量バランス

 ・適度な重さがあり、ホールドが安定
・D750などのフルサイズボディと相性が良い
・ピントリングを回した瞬間に“手でレンズを感じる”操作性
軽すぎてフワつく現代レンズとは別世界です。

● 5. 露出操作 Aモードが使いやすい

 デジタル機で使う場合
・Aモード(絞り優先)
・絞りリングでF値を決定
・カメラ側は適正露出を自動取得
絞りを手で回すと、すぐに変化が分かる“直感操作”です。

● 6. フォーカスエイドを併用(デジタル時代)

D750などの一眼レフでは
・ピントが合うと “■フォーカスエイドランプ” が点灯
・オールドレンズでも十分合わせやすい
・中央一点フォーカスなら精度が高い
MF経験が浅くても、すぐ慣れます。

● 7. 被写界深度目盛の活用

オールドレンズに刻まれた「深度目盛」は重要です。
・F8・F11 など、絞ったときの前後のボケ量がひと目で分かる
・スナップやハイパーフォーカルで便利
・現代レンズにはほぼ無い“視覚的な操作情報”
フィルム時代の“知恵”がそのまま残っています。

◆ 操作で分かる名作レンズ(例)

レンズ名 操作性の特徴 コメント
Ai Nikkor 105mm f/2.5 ヘリコイドが極上 触るだけで価値が分かる名玉
Ai-S 50mm f/1.2 開放付近の繊細なMF 滲み描写を“合わせに行く”楽しさ
Ai-S 85mm f/1.8 カチッとした絞り/滑らかなリング ポートレートで抜群の操作感
Micro 55mm f/2.8 Ai-S 精密なピント追い込み マクロらしい深い操作性

◆ ニコン・オールドレンズ操作の魅力(まとめ)

・金属ヘリコイドの“ぬるさ”
・機械式絞りリングの確かなクリック
・重量が生む安定感
・深度目盛の視覚的情報
・光とピントを“手で追う”感覚

機械式レンズの操作は、写真を“作る”感覚そのものです。

◆ まとめ

ニコンのオールドレンズは、金属鏡筒・精密ヘリコイド・クリック絞りなど、操作するたびに“機械としての美しさ”が伝わってきます。
D750のような一眼レフでも十分活かせて、現代レンズにはない手応えと描写が得られます。
名言 「機械式の操作は、光を手でつかむための道具である。」

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1981年〜 AI-S(概要 歴史 TOP10 一覧 見分け方 描写比較 3本セット 操作の“極致”
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1986年〜 AF時代
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 AF-D
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単焦点中望遠 180mm f/2.8 系譜 AI D EDレンズ(歴史 比較 金属製鏡筒)
300㎜ H 300mm F2.8
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50㎜ Auto F1.4 レンジファインダー AI F1.8S Ai-s F2
35-70mm F2.8S
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