メールの制御情報の一つ「Return-Pathとは」

Return-Pathは、メールが正常に送信できなかった際にエラーを送り返すための宛先を指すメールヘッダの一部です。 主な役割は以下の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
メール配信エラー時、受信側メールサーバーはReturn-Pathに設定されたアドレスにエラー通知を送信。これによりエラーメールを管理し、配信リストの精査やエラー分析が可能。 | |
正しいReturn-Pathの設定は、スパムでないことを示し、送信者の信頼性(レピュテーション)を向上させる。DMARCやSPFレコードとの整合性が重要。 | |
適切なReturn-Path設定により、メールの到達率が改善。エラー処理の自動化やリスト精査が容易になり、結果として配信成功率が向上。 |
1. バウンスメールの管理:
メールの配信エラーが発生した場合、受信側のメールサーバーはReturn-Pathに設定されたアドレス宛にエラー通知を送信します。
メールの配信エラーが発生した場合、受信側のメールサーバーはReturn-Pathに設定されたアドレス宛にエラー通知を送信します。
2. 送信者の身元証明:
正しいReturn-Pathの設定は、メールがスパムでないことを示し、送信者の信頼性(レピュテーション)を向上させます。
正しいReturn-Pathの設定は、メールがスパムでないことを示し、送信者の信頼性(レピュテーション)を向上させます。
3. 到達率の向上:
適切なReturn-Pathの設定は、メールの到達率を高めることにつながります。
適切なReturn-Pathの設定は、メールの到達率を高めることにつながります。
Return-Pathは通常、差出人のFromアドレスとは別のSMTP通信用のアドレスが使用されます。 これにより、通常の受信ボックスとバウンスメールを分けて管理することができ、大量配信時に特に重要となります。
Return-Pathの設定には注意が必要です。SPFレコードが設定されたメールアドレスを使用し、エラーメールを受信した際は速やかにメール配信を停止することが重要です。 これらを怠ると、スパム判定されるリスクが高まり、ドメインの評価低下やブラックリスト登録につながる可能性があります。
Return-PathとReply-Toの違いは

Return-PathとReply-Toは、メールヘッダに含まれる情報です。、その役割は大きく異なります。
項目 | Return-Path | Reply-To |
---|---|---|
配信エラーが発生した際にエラーメッセージを受け取る宛先 | 受信者がメールに返信する際の返信先を指定 | |
バウンスメッセージの送信先として機能 | メール受信者が返信ボタンを押した際に自動的に宛先欄に入力される | |
差出人サーバーが指定するため、通常は差出人アドレスと一致するが変更可能 | 差出人アドレスとは異なる宛先を自由に設定可能 | |
配信不能メールの管理や分析、 レピュテーション維持 |
カスタマーサポートや特定部署へのメール振り分け、返信管理 | |
通常は受信者に見えない (メールソースを確認することで確認可能) |
メールソフト上で受信者に見える | |
配信エラー通知の適切な管理やメール到達率向上のために重要 | 返信先管理や顧客対応の効率化、迅速な返信対応のために重要 | |
bounces@domain.com |
support@domain.com |
Return-Pathの特徴
Return-Pathは、メールが正常に送信できなかった際にエラーを送り返すための宛先を指します。 具体的には以下の特徴があります。
1. バウンスメッセージの送信先として機能します。
2. メールの配信エラーが発生した場合、このアドレスに通知が送られます。
3. 通常、受信者には見えませんが、メールのソースを確認することで確認できます。
2. メールの配信エラーが発生した場合、このアドレスに通知が送られます。
3. 通常、受信者には見えませんが、メールのソースを確認することで確認できます。
Reply-Toの特徴
一方、Reply-Toは以下の特徴を持ちます。
1. メール受信者が返信ボタンを押した時に自動的に宛先欄に入力される宛先です。
2. 受信者がメールに返信する際に使用される宛先を指定します。
2. 受信者がメールに返信する際に使用される宛先を指定します。

つまり、Return-Pathはメールの送信失敗時の通知先であり、Reply-Toは受信者からの返信先を指定するものです。この2つは同じである必要はなく、異なるアドレスを設定することが可能です。
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