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JUNETコードとは

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JUNETコードとは

 JUNETコードは、1980年代に日本の研究用ネットワーク「JUNET」(Japan University Network)で使用された文字エンコーディング方式の一つで、現在の「ISO-2022-JP」として知られています。この方式は、日本語を電子メールやネットニュースで表現するために開発され、当時「JISコード」とも呼ばれていました。

背景

・JUNETは1984年から1991年まで運用された日本初の学術用コンピュータネットワークで、日本のインターネットの基盤となりました。
・JUNETコード(ISO-2022-JP)は、電子通信で日本語を扱うために設計され、文字データを効率的かつ標準的に送受信することを可能にしました.

特徴

・エスケープシーケンスを利用して日本語文字セットを切り替える仕組みを採用。
・当時、JUNET内で広く利用され、その後インターネット全体でも普及しました。

このエンコーディング方式は、現在も一部のシステムで使用されています。、UTF-8などの新しい文字コードが主流となっています。

JUNETの歴史について

JUNETは日本のインターネットの起源となる重要な学術ネットワークです。その歴史は以下のように展開しました。
日付 出来事
1984年9月 村井純氏が慶應義塾大学と東京工業大学を電話回線で接続
1984年10月 東京大学が加わり、3大学を結ぶ実験ネットワークとして正式運用開始
1987年 国際科学技術通信網利用クラブ(InetClub)設立
1989年 トップレベルドメインを「junet」から「.jp」へ移行
1991年10月 実験ネットワークとしてのJUNET終了、機能をJNICに移管
1994年 JUNET完全停止
1984年9月
村井純氏が個人的なデータ移動のために、慶應義塾大学と東京工業大学を電話回線で接続しました。これがJUNETの始まりとなります。
1984年10月
東京大学が加わり、3大学を結ぶ実験ネットワークとして正式に運用を開始しました。
この時点で、石田晴久先生の「3つ以上つながってはじめてネットワークと言う」という言葉がきっかけとなり、本格的なネットワークとしての形を整えました。
JUNETは急速に拡大し、多くの大学や企業の研究機関が参加しました。最終的には600以上の組織を結ぶ大規模なネットワークに成長しました。
1987年には、国際接続の共用利用を目的として、国際科学技術通信網利用クラブ(InetClub)が設立されました。
JUNETのトップレベルドメインは当初「junet」でしたが、1989年に「.jp」へ移行しました。
1991年10月、実験ネットワークとしてのJUNETは終了し、その機能はJNIC(後のJPNIC)に移管されました。 1994年、JUNETは完全に停止しました。
JUNETの名称は、当初「Japan University Network」の略でしたが、大学以外の機関が加わった時点で「Japan UNIX Network」となり、さらにUNIX系以外のシステムが加わった時点で「Japan U[a-z]・Network」と呼ばれるようになりました。

JUNETは、電子メールやネットニュースなどの情報交換を行うシステムとして機能し、日本における階層型ドメイン名の採用や、日本語文字エンコーディング方式(ISO-2022-JP)の開発など、現代のインターネットの基礎となる多くの技術的貢献をしました。

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