学び

意味論（いみろん）とは🌸 意味論（いみろん）とは―― 「ことばの意味とは何か」を探求する、言語学の“こころ”を映す学問です。 「同じ言葉でも意味が違う」「文は正しいのに意味がおかしい」―― そんな問いに向き合い、言葉がどう意味をもち、人の理...

統語論‐「見えない文の骨組み」を探る🌸 統語論（とうごろん）とは―― 「ことばがどのように並び、文をつくるのか」という“文のしくみ”を解き明かす学問です。 言葉はただの単語の集まりではなく、秩序をもった構造（文法）があります。 その「見えな...

日本語における形態論🌸 日本語における形態論（けいたいろん）は、 ひとつひとつのことばの「かたち」と「意味の糸」を解き明かす学問です。 「たべました」「いかなかった」「おはようございます。―― これらの言葉は、いくつもの小さな意味のかけら（...

形態論とは🌸 形態論（けいたいろん）とは―― 「ことばのかたち」に宿る意味としくみを明らかにする学問です。 たとえば「たべました」や「はしった」のように、ひとつの言葉が小さな意味のかたまり（形態素）でできていることを明らかにし、 それらがど...

日本語における音声学と音韻論🌸 日本語における音声学と音韻論は、 「やわらかく、はっきりと、心にしみ入る音の文化」を探る学問の道―― その特徴は、開音節・母音の豊かさ・音の調和性にあります。 以下、日本語の美しき音のしくみについて、音声学と...

音声学と音韻論‐ひとつは“耳に届く音”、もうひとつは“心の中の音”🌸 音声学（おんせいがく）と音韻論（おんいんろん）は、どちらも「ことばの音」に関わる分野ですが、 まるで鏡の両面のように、ひとつは“耳に届く音”、もうひとつは“心の中の音”を...

言語学（げんごがく）とは‐「ことばの地図を描く知の旅」🌸 言語学（げんごがく）とは、 「ことば」という人間の根本的な営みを科学的・体系的に解き明かす学問です。 その響き、構造、意味、歴史、社会との関わりに光をあて、 人の心と文化がことばにど...

広島弁と呉弁の違い‐同じルーツをもちながら、強さとやさしさという“異なる美しさ”🌸 広島弁と呉弁の違いは、たとえるなら―― 「同じ瀬戸内の海を見つめながら、異なる風と暮らしを語る、ふたつのやさしい声」です。 どちらも広島県に根ざした言葉なが...

映画・アニメ作品『この世界の片隅に』時代に応じた語彙選定（昭和初期の用法）🌸 映画『この世界の片隅に』では、単なる「広島・呉の方言の再現」にとどまらず、昭和初期という時代にふさわしい語彙と話し方が細やかに選ばれています。ことばは時代を語り、...

呉弁（くれべん）の歴史🌸 呉弁（くれべん）の歴史は、瀬戸内海に面した港町・呉の風土とともに育まれた、“やさしさと誇り”のにじむ言葉の歩みです。 戦国武将の足音、明治の海軍の栄光、そして昭和の戦火と復興―― そのすべてを人々の語り口＝ことばが...