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ネルドリップ自作・素材 ― 「布を選んだ時点で、味は半分決まる」

ネルドリップ自作・素材 ― 「布を選んだ時点で、味は半分決まる」 食文化・料理
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ネルドリップ自作・素材 ― 「布を選んだ時点で、味は半分決まる」

湿度のある朝、引き出しから白い布を取り出す。 まだ湯も粉も使っていないのに、 この布でどんな味になるかは、もう決まり始めている。 ネルは、素材選びから抽出が始まります。

ネル素材に求められる前提条件

ネルドリップ用の素材には、 最低限の前提条件があります。
・綿100%
・無漂白、または後処理で落とせる
・耐熱性がある
・化学薬品の匂いが残らない
「飲み物を通す布」であることが、 すべての基準です。

なぜ化学繊維は使えないのか

ポリエステルなどの化学繊維は、 ネルには向きません。
・耐熱性が不十分
・匂いが出やすい
・油分の保持が不安定
一見きれいでも、 味に確実に影響します。

代表的な素材① 晒(さらし)

最も一般的で、 自作向きなのが晒です。
・綿100%
・織りが均一
・入手しやすい
最初の一枚として、 最も失敗が少ない素材です。
項目 味への影響
織り 中程度 バランス型
油分保持 適度 コクが残る
扱いやすさ 高い 再現性が高い

代表的な素材② フランネル

本来の「ネル」に近い素材です。
・起毛がある
・保温性が高い
・油分を多く保持する
味は丸く、 コクが強く出やすい傾向があります。
項目 フランネル 傾向
繊維表面 起毛 油分が残る
抽出速度 やや遅い 重心が低い味
管理 難しめ 洗浄必須

代表的な素材③ ガーゼ(重ね使い)

ガーゼは単体では粗すぎます。
・二重〜三重に重ねる
・試作向き 軽く、 すっきりした味になりやすく、 比較実験には向いています。

織りの密度と味の関係

ネル素材で重要なのは、 厚みよりも織り密度です。
・密 → 落ちが遅い → コク重視
・粗 → 落ちが早い → クリア
布は、 液体のスピードを決める部品です。

新品布に必須の下処理

どんな素材でも、 下処理は必須です。
・水で煮る
・洗剤は使わない
・匂いが消えるまで繰り返す
この工程を省くと、 布の味がそのまま出ます。

素材ごとの向き・不向き

素材 向き 注意点
万能 初期処理
フランネル コク重視 管理が大変
ガーゼ 試作 耐久性

市販ネルと自作素材の違い

市販ネルは、 最初から条件が揃っています。 自作素材は、 自分で条件を作ります。
・味を調整できる
・手間がかかる
理解を深めたい場合、 自作は非常に有効です。

素材選びの順番

迷ったら、 次の順で選びます。
・晒
・フランネル
・ガーゼ
最初から特殊素材に行かず、 基準を作ることが大切です。

まとめ

ネルドリップの素材は、 消耗品ではありません。 味の流れを決める、 構造部品です。 布の種類、織り、厚み。 それらを意識するだけで、 抽出は驚くほど説明できるものになります。 ネルは、 素材を理解した人ほど、 素直に応えてくれます。
布は、最初に決める抽出条件である。

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