食文化・料理

エスプレッソできるまで ― 「一杯は、いくつもの小さな動作でできている」

エスプレッソできるまで ― 「一杯は、いくつもの小さな動作でできている」 食文化・料理
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エスプレッソできるまで ― 「一杯は、いくつもの小さな動作でできている」

冬の朝、まだ冷たい台所でカップを温める。 抽出は一瞬なのに、手はずっと動いている。 エスプレッソは、短い一杯に小さな動作がぎゅっと詰まった飲み物です。

作る順番を先に決めておく

エスプレッソは、作る順番がとても大切です。 細かい調整よりも先に、どの作業をどの順で行うかを決めておくと、 迷いが減り、味が安定しやすくなります。

・器具とカップを温める
・豆を量って挽く
・粉を均一に詰めて平らにする
・抽出して止める
・すぐ飲む
この並びを毎回変えないことが、最初のコツです。
順番 作業 手の動きの目的
1 温める 冷たさで味がぼやけるのを減らす
2 量る 毎回のブレを減らす
3 挽く 落ち方を整える
4 詰める 片寄りをなくす
5 押す 表面を平らにする
6 落とす 短い一杯にまとめる
7 飲む 香りが強いうちに味わう

準備 この時点で半分決まる

抽出の前に、準備で失敗を減らします。ここを丁寧にすると、抽出中に焦りにくくなります。

・カップを温める
・器具を軽くすすぐ
・粉受けや周辺を乾いた状態にする
特に冬は、カップが冷たいだけで印象が薄く感じやすいため、 最初に温めておくことが大切です。
準備 やること 体感の違い
カップ お湯を入れて温める 味がぼやけにくい
器具 軽くすすいで温める 最初の香りが出やすい
周辺 粉が付く場所を拭く 作業が落ち着く

道具 最低限とあると楽なもの

道具は多いほど良いわけではありません。 ただ、あると迷いが減るものがあります。 家庭での現実的な基準は次の通りです。

・必須 エスプレッソマシン
・必須 エスプレッソ向きのミル
・必須 粉を詰める器具
・あると楽 計量器
・あると楽 タンパー
・あると楽 粉をならす道具
特に計量器があると、毎回の手順が安定しやすくなります。
道具 役割 ないと起きがち
ミル 挽き目をそろえる 落ち方が毎回変わる
計量器 分量をそろえる 濃さがブレる
タンパー 表面を平らにする 片側だけ味が出やすい
粉ならし 山をなくす 落ち方が偏る

豆を量る 最初にブレを止める

まず豆の量をそろえます。 ここが揃うと、次の工程の調整が楽になります。

 ・毎回同じ量を用意する
・挽く直前に量る
・余った豆は戻さない
量るだけで、味が安定しやすくなるのがエスプレッソの分かりやすいところです。

豆を挽く 落ち方が決まる

次に豆を挽きます。 エスプレッソは細かい挽き目が基本です。

ただし正解は一つではなく、落ち方を見ながら合わせていきます。

・すぐ落ちるなら、少しだけ細かくする
・落ちにくいなら、少しだけ粗くする
・一度に大きく動かさない
最初は、ほんの少し動かすだけで十分です。
見た目 起きがち 次にやること
すぐ落ちる 薄く感じやすい 挽き目を少し細かく
落ちが遅い 重たく感じやすい 挽き目を少し粗く
日によって違う 味が安定しにくい 豆量と詰め方を揃える

粉を詰める 山をなくして均一にする

挽いた粉を器具に入れます。 ここでの目標は、山を作らず、片寄らせないことです。

・粉を入れたら軽くならす
・端まで同じ高さにする
・こぼれた粉は拭く
粉が片側に寄ると、味も片側だけ濃く出やすくなります。

押し固める 強さより真っすぐ

押す作業は、力比べではありません。 狙いは、表面を平らにして余計な隙間を作らないことです。

 ・タンパーを真っすぐ当てる
・一度で決める
・最後に水平か確認する
斜めに押すと、片側だけ落ちやすくなりがちです。

抽出する 落ち方を落ち着いて見る

準備ができたら抽出します。 このときにやることはシンプルです。

・最初の数秒をよく見る
・途中で色や勢いが変わるのを確認する
・薄くなってきたら止めどきを意識する
慣れるまでは、毎回同じタイミングで止める練習から始めると迷いが減ります。
抽出中の見え方 起きがち 次の一手
勢いよく早い 軽く感じやすい 挽き目を少し細かく
細くゆっくり 重たく感じやすい 挽き目を少し粗く
片側だけ落ちる 味が片寄りやすい 詰め方と押し方を見直す

すぐ飲む 短い時間が一番おいしい

抽出したら、時間を置かずに飲みます。

この一杯は、香りが強い時間が短いからです。
・まず一口はそのまま
・次に香りを感じながら飲む
・最後に甘さや苦さの残り方を見る
砂糖やミルクを入れる場合でも、最初の一口だけはそのまま味わうと違いが分かりやすくなります。

よくある失敗 直す順番を決めておく

失敗したときは、いきなり全部を変えないのがコツです。

直す順番を決めておくと、迷いが減ります。
・豆の量
・挽き目
・詰め方
・押し方
・止めどき
一度に直すのは一つだけにすると、上達が早くなります。
困りごと よくある原因 直す順番
薄い 挽き目が粗い 豆量が少ない 豆量 挽き目
重たい 挽き目が細かい 落ちが遅い 挽き目 止めどき
味が毎回違う 豆量と詰め方が揺れている 豆量 詰め方
片側だけ落ちる 粉が寄っている 押しが斜め 詰め方 押し方

まとめ

エスプレッソは、短い一杯に見えて、 小さな動作の積み重ねでできています。 温める、量る、挽く、ならす、押す、落とす、すぐ飲む。 この順番を毎回そろえるだけで、味は安定しやすくなります。 次の一杯は、手を動かす順番を意識しながら、 ひとつずつ丁寧に揃えてみてください。
大きな違いは、いつも小さな手順の中にある。

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