食文化・料理

パスタの粉配合 ― 食感は「混ぜ方」で決まる

パスタの粉配合 ― 食感は「混ぜ方」で決まる 食文化・料理
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パスタの粉配合 ― 食感は「混ぜ方」で決まる

パスタの食感は、こね方よりも粉の配合で決まります。
何をどれだけ混ぜるかで、噛みごたえは大きく変わります。

パスタ配合の基本的な考え方

パスタの粉配合は、 「歯ごたえ」と「扱いやすさ」のバランスを取る作業です。

 ・ 歯ごたえを出したい → 硬い粉を増やす
・ まとめやすくしたい → 粘りの出る粉を足す
この調整で、 家庭の環境や好みに合わせたパスタが作れます。

定番① デュラム小麦100%

本場イタリアの基本形です。

・ 強い歯ごたえ
・ ゆで崩れしにくい
・ 表面がざらっと仕上がる
一方で、
・ こねにくい
・ のばしにくい という扱いづらさもあります。
乾燥パスタ向きの配合です。
配合 特徴 向き
セモリナ100% 強いコシ 乾燥パスタ

定番② デュラム小麦+強力粉

家庭で最も使いやすい配合です。

・ デュラム小麦:歯ごたえ
・ 強力粉:まとまりやすさ を両立できます。
生パスタでは、 この配合が最も安定します。
配合例 食感 特徴
デュラム70%+強力粉30% しっかり 本格寄り
デュラム50%+強力粉50% バランス型 初心者向き

定番③ 強力粉+薄力粉

デュラム小麦が手に入らない場合の配合です。

・ 強力粉:コシ
・ 薄力粉:歯切れ を調整できます。
日本の家庭では、 入手しやすさの点で現実的な選択です。
配合例 食感 向き
強力粉70%+薄力粉30% もちもち フェットチーネ
強力粉50%+薄力粉50% やわらかめ ラザニア

卵あり・卵なしでの配合調整

卵を使う場合は、 粉の配合も少し変えると安定します。

・ 卵あり → 粘りが増す → デュラム多めでも可
・ 卵なし → 水だけ → 強力粉を多めに
卵は、
・ つなぎ
・ コク
・ 色味
を補う役割を持っています。

配合は「正解」ではなく「方向性」

パスタの粉配合に、 絶対の正解はありません。

・ どんなソースに合わせるか
・ どの太さにするか
・ どんな噛み心地が好きか によって、 適した配合は変わります
少しずつ変えて、 自分の基準を作るのが一番確実です。

まとめ

・ パスタの食感は粉配合で決まる
・ デュラム小麦は歯ごたえ担当
・ 強力粉は扱いやすさ担当
・ 薄力粉は歯切れ調整用
・ 配合は好みに合わせて動かす
名言「粉を混ぜるとは、食感を選ぶということだ。」

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