水は極性分子、油(シリコンオイルやワックス)は非極性分子 -異なるものを繋ぐのは、調和を生み出す知恵

自作タイヤ艶出しクリーナーを作るときに「精製水」と「水道水」を使う場合の違いをご紹介します。
水と油の違い(極性 vs 非極性)
水(H₂O)
・分子は折れ曲がった形で、酸素側に負の電荷、水素側に正の電荷を持つ。
・そのため 極性分子 と呼ばれ、同じ極性分子(アルコール・塩・糖など)とよく混ざる。
・分子は折れ曲がった形で、酸素側に負の電荷、水素側に正の電荷を持つ。
・そのため 極性分子 と呼ばれ、同じ極性分子(アルコール・塩・糖など)とよく混ざる。
リンク
油(シリコンオイル・カルナバワックスなど)
・分子構造が対称的で電荷の偏りがほとんどない。
・そのため 非極性分子 と呼ばれ、同じ非極性分子(炭化水素系の油やロウ)とはよく混ざる。
・分子構造が対称的で電荷の偏りがほとんどない。
・そのため 非極性分子 と呼ばれ、同じ非極性分子(炭化水素系の油やロウ)とはよく混ざる。
👉 つまり、水と油は「分子の性質が違う」ために混ざらないのです。
リンク
リンク
分散・乳化の仕組み
水と油を混ぜるには、界面活性剤や溶媒(IPAなど)を使って「架け橋」を作る必要があります。
1. 界面活性剤(中性洗剤など)
・一方が親水基(水と馴染む)、もう一方が疎水基(油と馴染む)を持つ。
・これによって油を微細な粒に分散させて水中に浮かべる(乳化)。
・一方が親水基(水と馴染む)、もう一方が疎水基(油と馴染む)を持つ。
・これによって油を微細な粒に分散させて水中に浮かべる(乳化)。
リンク
2. アルコール(IPAやエタノール)
・極性を持ちながら、油ともある程度相溶する性質がある。
・水と油の界面張力を下げて混ざりやすくする。
・極性を持ちながら、油ともある程度相溶する性質がある。
・水と油の界面張力を下げて混ざりやすくする。
リンク
タイヤ艶出しクリーナーでの応用
・水(ベース液) … 主成分、希釈用。
・油(シリコンオイル・ワックス) … 艶・撥水・保護膜を与える。
・分散補助(IPA/乳化剤) … 水と油を均一に混ぜ、スプレーや塗布を安定させる。
・油(シリコンオイル・ワックス) … 艶・撥水・保護膜を与える。
・分散補助(IPA/乳化剤) … 水と油を均一に混ぜ、スプレーや塗布を安定させる。
✅ まとめ
水と油は「極性と非極性」という性質の違いで混ざらないが、界面活性剤やIPAを入れることで橋渡しができる。これが自作タイヤ艶出しクリーナーにおいて重要なポイントです。
名言 「異なるものを繋ぐのは、調和を生み出す知恵である。」
ワックス・ケミカルDIY関連マップのご紹介

ワックス・ケミカルDIY関連サイトをご紹介します。
| ワックス・ケミカルDIY関連サイトマップのご紹介 | |||||
| ●ホビーTOP > ケミカルDIY > ワックスDIY > レザー | |||||
| 【レザー自作ワックス】 柔らかさ調整表 ミツロウ(製作手順) キャンデリラワックス/カルナウバワックス ステアリン酸(配合レシピ 撥水性) 精製/未精製 植物性グリセリン 製造手順 湯煎時の温度管理 ナチュラル仕上げ レシピ集 ゼリー状仕上げ レシピ集 表面仕上げ(レシピ集) 制作工程(概要 道具 Amazon/100円ショップ) 撥水性 ワックス処方集 ステアリン酸添加 |
|||||
| 【自作タイヤ艶出しクリーナー】 概要 歴史 カルナバワックスやポリマーを配合 水性ベース 長持ち重視 水と油 水と油の分散補助 概要 極性分子 非極性分子 歴史 両親媒性溶媒(歴史) 乳化剤(歴史) アルコール系溶媒 概要 IPA 精製水と水道水 ワックス入り 概要 カルナバワックス フッ素系 概要 プロユース PTFE 概要 油で撥水コーティング 配合比マトリクス 高負荷パーツ用 シリコンポリマー 概要 自作 |
ケミカルDIY関連マップのご紹介

ケミカルDIY関連サイトをご紹介します。
ホビーTOPサイトマップ

ホビーTOPのサイトマップをご紹介します。
| 【ホビーTOP】サイトマップ | ||||
| ホビーTOP > プラモデル│ミリタリー│エアガン | ||||
| ■【プラモデル】■ 【キャラクターモデル】作品別(ガンダム│ボトムズ│マクロス)│メーカー別 ミリタリー(戦車/陸戦│船/潜水艦(Uボート)│航空機/飛行機)│車/カーモデル│バイク ■【ミリタリー】■ ■【エアガン・モデルガン】■ |
||||
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
||||
| サイトマップ一覧 |
