1940〜50年代 デュポン社と「nonwoven」の定着‐名前を与えることで、素材は文化になる

1940〜50年代 デュポン社と「nonwoven」の定着についてご紹介します。
1️⃣ 背景
・第二次世界大戦期(1940年代)、天然繊維(綿・麻・絹など)の不足が深刻化。
・アメリカでは化学繊維(ナイロン、ポリエステル)が急速に普及し、それを活用した新しい素材開発が進められました。
2️⃣ デュポン社の役割
・デュポン(DuPont)社は、ナイロン(1935年発明)などの合成繊維で世界をリード。
・1940〜50年代にかけて、織らずに繊維をシート化する新素材を「nonwoven(不織布)」と呼称。
・これにより「woven(織物)」や「knit(編物)」と並ぶ第3の布地カテゴリとして国際的に認知されました。
3️⃣ 技術的な進展
・当時の製法は主に 接着剤結合型(bonded fiber fabric)。
・その後1950年代には、熱可塑性樹脂を使った サーマルボンド法 や、繊維をカード機で並べて圧着する方式が確立。
・軍需(フィルター・パッキング材)から民需(使い捨てクロス、衛生資材)へ用途が拡大。
4️⃣ 意義
・「nonwoven」という名称が定着したことで、繊維産業の中で独立した分野として発展可能に。
・この頃に基盤が築かれたからこそ、1960年代以降にスパンボンド法・メルトブロー法といった画期的な製法が登場。
・医療・工業・生活資材の「ディスポーザブル文化」を支える礎となりました。
✅ まとめ
・1940〜50年代、デュポン社が「nonwoven(不織布)」という名称を広め、国際的に定着させた。
・これにより「布地の第3カテゴリ」として認識され、産業分野を超えて利用が広がった。
・以後の製法革新(スパンボンド、メルトブロー)につながる大きな転機となった。
・これにより「布地の第3カテゴリ」として認識され、産業分野を超えて利用が広がった。
・以後の製法革新(スパンボンド、メルトブロー)につながる大きな転機となった。
📌 名言まとめ 「名前を与えることで、素材は文化になる――“nonwoven”が世界を変えた。」
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