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ペンネの歴史‐発明者や誕生年がはっきりしている珍しいタイプ

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ペンネの歴史‐発明者や誕生年がはっきりしている珍しいタイプ

ペンネの歴史を詳しく解説します。 ペンネは比較的新しい形状のパスタで、発明者や誕生年がはっきりしている珍しいタイプです。

1. 語源と形状の由来

・語源 イタリア語 *penna*（羽ペン）の複数形。
・由来 断面が斜めにカットされており、ペン先（羽ペン）の形に似ていることから命名。
・筒形の内部にソースが入り込み、外側の溝（リガーテ）や滑らかな面（リッシェ）がソースを保持する。

2. 誕生（19世紀）

・発明者 ジョヴァンニ・バッティスタ・カプッロ（Giovanni Battista Capurro）。
・場所 北イタリア、リグーリア州ジェノヴァ近郊のサン・マルティーノ・ダルジェンティア（San Martino d’Albaro）。
年 1865年2月11日
カプッロが「手を汚さず、均一に斜めカットできる機械」の特許を取得。
・それ以前はハサミで1本ずつ切っていたため、量産は困難だった。

3. 普及（19世紀末〜20世紀初頭）

・産業革命期の製麺機械の進化により、生産コストが低下。
・筒形・中空パスタは煮崩れしにくく、濃厚なソース（肉・クリーム系）との相性が良いため人気に。
・南イタリアにも広まり、乾燥パスタとして長期保存が可能に。

4. 国際化（20世紀）

・イタリア移民とともにアメリカ、南米へ。
・アメリカではペンネ・アラビアータやベイクドペンネ（オーブン焼き）が定番化。
・日本では1970年代以降のイタリアンレストランブームで認知度が上昇。

5. 現代（21世紀〜）

・「ペンネ・リガーテ（溝付き）」と「ペンネ・リッシェ（滑らか）」の2系統が流通。
・全粒粉・グルテンフリー製品やカラフルな野菜練り込みタイプも登場。
・業務用では耐茹で伸び性やソース絡みを改良した製品も多い。

ペンネ史 年表

年代 出来事
1865年 カプッロがペン先状カット機の特許取得（ジェノヴァ近郊）。
19世紀末 筒形パスタの大量生産が可能に。
20世紀前半 イタリア全土と移民先で普及。
1970年代 日本で外食産業を通じて一般化。
21世紀 健康志向・多彩な素材バリエーションが登場。
💡 まとめ 「ペンネは、羽ペンの形から生まれた“書くため”ではなく“味を書く”パスタである。」

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