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バッチファイル（`.bat`） 記述の基礎

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バッチファイル（`.bat`） 記述の基礎

バッチファイル（`.bat`）は、Windowsで複数のコマンドを順番に自動実行するためのテキストファイルです。 基本的な構文を理解すれば、Power Automate や定型作業の自動化にも役立ちます。

✅ バッチファイルの記述の基本

📌 1. 拡張子は `.bat` または `.cmd`

・例 `sample.bat`
・メモ帳で保存する際に「すべてのファイル」として `.bat` 拡張子を付けます。

📌 2. 基本構文

コマンド 内容 例
@echo off コマンドの表示を無効にする @echo off
echo メッセージ表示 echo Hello!
REM / :: コメント（実行されないメモ） REM 処理開始
pause キー入力待ち pause
start アプリを起動 start notepad.exe
call 他のバッチファイルを呼び出す call backup.bat
if / goto 条件分岐、ジャンプ if exist file.txt goto next

📌 3. 実行例 簡単な自動化バッチ

bat
@echo off
REM このバッチはメモ帳を起動し、メッセージを表示する

start notepad.exe
echo メモ帳を起動しました。
pause

📌 4. 変数の使用

bat
@echo off
set NAME=コペンギン
echo こんにちは、%NAME% さん！

📌 5. ファイル操作例

bat
@echo off
REM ファイルをコピーする
copy "C:Datasample.txt" "D:Backupsample.txt"

🧪 応用 Power Automateフロー実行

bat
@echo off
SET PAD="C:Program Files (x86)Power Automate DesktopPAD.Console.Host.exe"
SET FLOW="定例業務フロー"
%PAD% run --flow %FLOW%

⚠️ 注意点

注意項目 説明
改行 1行ずつ実行される（セミコロン区切りは不可）
コメント REM か :: を使用（#は使えない）
実行権限 管理者権限で実行が必要な処理もある（例：shutdown）
ファイルパス スペースがある場合は "ダブルクォーテーション" で囲む

💬 まとめ

・バッチファイルは「複数のコマンドを自動実行」できるWindows標準のスクリプト
・`@echo off` や `REM` で読みやすくメンテナンス性の高いスクリプトを
・Power Automate for Desktopのフロー自動起動にも活用可能
💡「繰り返しをコードに託せば、時間は味方になる。」 — コペンギンの時短スクリプト心得
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