葛と本葛の違い ― 見た目ではなく「原料と手間」が分かれ道です

似ているようで、まったく同じではありません。違いは「混ざっているか、いないか」です。
まず結論:違いは「原料のでんぷん」
葛と本葛の違いは、どのでんぷんだけで作られているかにあります。
・ 本葛(吉野本葛)
→ クズの根のみから採取したでんぷん100%
・ 葛(吉野葛)
→ クズ以外のでんぷん(甘藷・馬鈴薯など)を約50%含む 製法
→ クズの根のみから採取したでんぷん100%
・ 葛(吉野葛)
→ クズ以外のでんぷん(甘藷・馬鈴薯など)を約50%含む 製法
・見た目は似ていますが、中身の構成が異なります。
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なぜ区別されるようになったのか
吉野地方では古くから葛づくりが行われてきましたが、時代とともに原料不足と価格差が生まれました。
その結果、
・ 純度の高いもの
・ 実用性と価格を両立したもの が自然に分かれ、 「吉野葛」と「吉野本葛」という呼称が定着します。
・ 純度の高いもの
・ 実用性と価格を両立したもの が自然に分かれ、 「吉野葛」と「吉野本葛」という呼称が定着します。
なお、この名称は 2001年に地域団体商標として登録されています。
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食感の違いを生む「でんぷん構成」
でんぷんは主に、 ・ アミロース ・ アミロペクチン という2成分で構成されています。
・ 本葛
→ なめらか・歯切れが良い
→ 口溶けが軽い
→ なめらか・歯切れが良い
→ 口溶けが軽い
・ 葛(混合)
→ 粘りが強い
→ もっちりとした食感
→ 粘りが強い
→ もっちりとした食感
これは、 混ざるでんぷんの粒径と比率の違いによるものです。
見た目では見分けられない理由
よく「色で判断できる」と言われますが、
実際には不可能です。
理由は、
・ 精製度
・ その年の原料状態
・ 製造者ごとの工程差 によって、 本葛でも色は微妙に異なるためです。
理由は、
・ 精製度
・ その年の原料状態
・ 製造者ごとの工程差 によって、 本葛でも色は微妙に異なるためです。
つまり、 色や透明感は決定打になりません。
用途で選ぶという考え方
高い・安いは「優劣」ではありません。
・ くず餅・葛切り → 本葛(なめらかさ重視)
・ 餡のとろみ・料理用 → 葛(粘り重視・扱いやすい)
・ 餡のとろみ・料理用 → 葛(粘り重視・扱いやすい)
目的に合うかどうかが選択基準です。
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一覧で整理
| 項目 | 葛 | 本葛 |
|---|---|---|
| 原料 | 混合でんぷん | クズ根100% |
| 粘り | 強い | 穏やか |
| 口当たり | もっちり | なめらか |
| 価格 | 比較的安価 | 高価 |
| 用途 | 料理向き | 菓子向き |
まとめ
・ 違いは「混ざり物の有無」
・ 見た目では判断できない
・ 食感はでんぷん構成で決まる
・ 高い=正解ではない
・ 用途で選ぶのが本筋
・ 見た目では判断できない
・ 食感はでんぷん構成で決まる
・ 高い=正解ではない
・ 用途で選ぶのが本筋
名言 「違いを知ることは、選べるようになることです。」
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