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レザークラフトにおけるカシメの自作方法

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レザークラフトにおけるカシメの自作方法

「レザークラフトにおけるカシメの自作方法」 を、実際の作業手順としてまとめます。

🪙 カシメの自作方法(基本編)

1. 材料をそろえる

・金属棒(真鍮・銅・アルミなど) 直径3〜5mm程度
金属板(キャップ部分) 丸く切り抜く、または市販ワッシャーを利用
・革素材 カシメで固定したい作品本体

2. 必要な工具

・丸ポンチ(革に穴をあける)
・金切りノコ・金属鋸(真鍮棒を切る)
・金槌・木槌
・金属ヤスリ(切断面を滑らかにする)
・打ち台(鉄床やアンビル)

3. 作り方(手順)

 1. ポスト(足)の準備
・真鍮棒を「革厚+1mm」くらいの長さにカットする。
・片方の端を金槌で丸く叩き、キャップ形状を作る。
2. 革に穴あけ
・丸ポンチでポスト径に合う穴をあける。
3. 組み立て
・ポストを革に通す。
・反対側にキャップ用の金属板(丸ワッシャーなど)をセット。
4. 打ち潰し固定
・金槌でポストの端を叩き潰して広げ、キャップを固定する。
・真鍮なら叩くほど馴染んでしっかり固定される。

📋 カシメ自作用素材比較表

素材 特徴 強度 加工性 耐食性 見た目・風合い おすすめ用途
真鍮(Brass) 適度な硬さで叩くと広がりやすい。経年でアンティーク風に変化。 ◎ 強い ○ 加工しやすい ○ 錆びにくい(緑青は出る) 金色の光沢、味のある経年変化 バッグ、ベルト、装飾カシメ
銅(Copper) 柔らかく打ちやすい。経年で赤銅色〜緑青に変化。 ○ 中程度 ◎ とても加工しやすい △ 錆びやすい(緑青が出る) 赤みのある色合い、アンティーク感 装飾、趣味クラフト、和風小物
鉄(Iron/Steel) 非常に強度が高い。錆びやすいのでメッキ必須。 ◎ 非常に強い △ 硬く加工しにくい × 錆びやすい 無骨でインダストリアルな質感 ワークベルト、工業風デザイン
アルミ(Aluminum) 軽量で扱いやすいが強度は低め。 △ やや弱い ◎ とても加工しやすい ○ 錆びにくい(酸化膜) 銀白色、軽快なイメージ 軽量小物、試作、練習用

⚠️ 注意点

・ポストを長くしすぎると曲がって不安定に → 革厚+0.5〜1mmが適正
・ハンマーで叩くときは「垂直に」→ 斜めに叩くと外れる原因
・金属を直接叩くと傷がつく → 間に当て金や打ち棒を使うと仕上がりがきれい

🎯 応用アイデア

・装飾カシメ キャップに刻印・模様を入れてオリジナルデザインに
・異素材組み合わせ 木片や骨をキャップ代わりにしてアンティーク風に
・磁石内蔵カシメ ポストに磁石を仕込んでマグネットホック風に

✅ まとめ

カシメは 「金属棒を潰して固定する仕組み」 なので、
市販品を使わなくても、真鍮棒やワッシャーで自作可能です。
自作すれば 強度・デザイン・サイズ を自由に調整できます。
📌 名言 「留め具を作る手間が、作品を一層“自分のもの”にする。」

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概要 歴史革製品(概要 歴史 時代別 文化比較 文化史 違い) コードバン(概要 歴史 ブランド比較 日本(ブランド))
ヨーロッパ ギルド制度 アトリエ 革職種 概要
日本 概要 家紋/意匠 コードバン・ブランド
クラフトマンシップ ラグジュアリー(比較表) 革職人(地域別)
仕上げ剤
概要 歴史 トコノール 自作 概要 自作トコノール CMC水溶液 ブレンドレシピ
表面仕上げ
レシピ集
■自作ワックス
柔らかさ調整表 ミツロウ(製作手順キャンデリラワックス/カルナウバワックス
ステアリン酸(配合レシピ 撥水性精製/未精製 植物性グリセリン
製造手順 湯煎時の温度管理
ナチュラル仕上げ レシピ集
ゼリー状仕上げ レシピ集 表面仕上げ(レシピ集) 制作工程(概要 道具 Amazon/100円ショップ)
撥水性 ワックス処方集 ステアリン酸添加
【道具】
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カシメ
概要 道具 リベット 歴史(西部開拓時代違い 自作(西部開拓時代)
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