丸ポンチ（レザークラフトなどで使う円形の穴あけ工具） の歴史

・古代エジプトやローマ時代 皮革加工の際に「尖った石・金属」で穴を開ける道具が使われていた。
・当時は針を通すための「穴あけ器具」が原点。
・円形に近い穴を開ける道具が徐々に登場。

・ヨーロッパで靴づくり・馬具づくりが盛んになり、鉄製の「打ち抜きポンチ」が普及。
・靴職人・馬具職人用に、丸い穴を開けるための専用工具が登場。
・工業革命以降、金属加工技術の進歩で精度が上がり、サイズ展開も広がる。

 ・1900年代前半 欧米で「レザークラフト趣味」が広まり、丸ポンチが一般向け工具として流通。
・日本では 戦後の革靴産業・ランドセル生産 の発展とともに、丸ポンチが広く使用される。
・丸ポンチは「打ち抜き工具」として金属加工にも応用され、工業用ポンチと共通化していく。

 ・サイズは φ1mm〜φ10mm以上 と多様化。
・材質も 炭素鋼・ステンレス・超硬合金 など強度や耐久性が強化。
・DIYブームやレザークラフト趣味の広がりにより、セット販売や替刃式、回転式（ロータリーポンチ）も普及。