浸透潤滑油‐「低粘度溶剤+潤滑油+防錆剤」の組み合わせで、固着部品の緩めや防錆・潤滑

浸透潤滑油についてご紹介します。
🔧 浸透潤滑油とは
・狭い隙間や錆び付いた部分に浸透して潤滑・防錆を行う潤滑剤。
・通常のグリスやオイルでは入り込めない細部に、毛細管現象と低粘度を利用して広がるのが特徴
・市販品では「CRC 5-56」「KURE 556」「WD-40」などが代表例。
・通常のグリスやオイルでは入り込めない細部に、毛細管現象と低粘度を利用して広がるのが特徴
・市販品では「CRC 5-56」「KURE 556」「WD-40」などが代表例。
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🧪 主成分と仕組み
1. ベース溶剤(揮発性)
・石油系溶剤、ナフサ、IPAなど。
・浸透性を高め、乾燥後は薄い油膜だけが残る。
・石油系溶剤、ナフサ、IPAなど。
・浸透性を高め、乾燥後は薄い油膜だけが残る。
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2. 潤滑油(低粘度オイル)
・鉱物油やシリコンオイル。
・揮発後に金属面を覆い、摩擦を減らす。
・鉱物油やシリコンオイル。
・揮発後に金属面を覆い、摩擦を減らす。
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3. 添加剤
・防錆剤、極圧剤、界面活性剤。
・水置換効果(水を押しのけて金属面を保護)。
・防錆剤、極圧剤、界面活性剤。
・水置換効果(水を押しのけて金属面を保護)。
⚙️ 主な用途
・錆びて固着したボルト・ナットの緩め
・金属部品の初期防錆・潤滑
・電動工具・自転車・自動車のメンテナンス
・機械部品の洗浄と潤滑を兼ねた用途
・金属部品の初期防錆・潤滑
・電動工具・自転車・自動車のメンテナンス
・機械部品の洗浄と潤滑を兼ねた用途
🛠 自作の考え方(DIY浸透潤滑油)
身近な材料で近い性質を再現することも可能です。
配合例(100ml調合)
・IPA(イソプロピルアルコール) 40ml(浸透+洗浄+揮発)
・灯油または軽ナフサ 40ml(溶解・浸透キャリア)
・シリコンオイル(粘度100〜300cSt程度) 15ml(潤滑膜)
・防錆剤(ビタミンE少量やホウ酸微量でも代用可) 5ml
・IPA(イソプロピルアルコール) 40ml(浸透+洗浄+揮発)
・灯油または軽ナフサ 40ml(溶解・浸透キャリア)
・シリコンオイル(粘度100〜300cSt程度) 15ml(潤滑膜)
・防錆剤(ビタミンE少量やホウ酸微量でも代用可) 5ml
👉 使用時にスプレーボトルや点滴容器で滴下。
👉 IPAと溶剤が揮発 → シリコンオイル薄膜が残り、防錆・潤滑効果を発揮。
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⚠️ 注意点
・強力な浸透性のため、樹脂やゴムを劣化させる場合がある。
・揮発成分(IPA・ナフサ)は引火性が高いため換気必須。
・電気接点には専用品(接点復活剤)を使う方が安全。
・揮発成分(IPA・ナフサ)は引火性が高いため換気必須。
・電気接点には専用品(接点復活剤)を使う方が安全。
まとめ
浸透潤滑油は「低粘度溶剤+潤滑油+防錆剤」の組み合わせで、固着部品の緩めや防錆・潤滑に役立ちます。DIYではIPAや灯油+シリコンオイルで簡易的に作れますが、引火性と素材への影響に注意が必要です。
名言 「細き隙間に染み入りて、摩擦をほどく。」
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