グリスの基本構成‐ベースオイルを増粘剤で保持させた半固体潤滑剤

グリス(潤滑グリス)=「ベースオイル+増粘剤」を基本構造にしています。そこに添加剤を加えて性能を調整します。
1. グリスの基本構成
ベースオイル(70〜90%)
・鉱物油、合成油(PAO、エステル、シリコン油など)
・潤滑性・耐熱性・耐寒性を決める主要成分
・鉱物油、合成油(PAO、エステル、シリコン油など)
・潤滑性・耐熱性・耐寒性を決める主要成分
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増粘剤(5〜20%)
・油をゲル状に保持し、液だれを防ぐ役割
・グリスの「硬さ(ちょう度)」や耐熱性を左右
・油をゲル状に保持し、液だれを防ぐ役割
・グリスの「硬さ(ちょう度)」や耐熱性を左右
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添加剤(少量)
・酸化防止剤、防錆剤、極圧剤(モリブデン、硫黄・リン系)など
・使用環境に合わせて特性を強化
・酸化防止剤、防錆剤、極圧剤(モリブデン、硫黄・リン系)など
・使用環境に合わせて特性を強化
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2. 主な増粘剤の種類
金属石けん系(リチウム、カルシウム、ナトリウムなど)
・最も一般的。リチウム石けんグリスは万能型。
・最も一般的。リチウム石けんグリスは万能型。
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複合石けん系(複合リチウムなど)
・高温安定性や耐水性を強化。
・高温安定性や耐水性を強化。
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非石けん系(ベントナイト、ポリウレア、PTFE)
・高温、耐薬品性が必要な用途に利用。
・高温、耐薬品性が必要な用途に利用。
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3. グリスの役割
・潤滑(摩擦・摩耗の低減)
・密封(水や粉塵の侵入防止)
・防錆(金属表面の酸化防止)
・減衝(振動や衝撃の吸収)
・密封(水や粉塵の侵入防止)
・防錆(金属表面の酸化防止)
・減衝(振動や衝撃の吸収)
4. 自作の考え方(DIY潤滑剤)
・ベースオイル 鉱物油やシリコンオイル
・増粘剤 石けん、PVA、ベントナイト、PTFE粉末など
・混合・加熱・冷却でゲル化させれば簡易グリスができる
・増粘剤 石けん、PVA、ベントナイト、PTFE粉末など
・混合・加熱・冷却でゲル化させれば簡易グリスができる
まとめ
グリスは「ベースオイルを増粘剤で保持させた半固体潤滑剤」であり、添加剤によって性能を最適化しています。
名言 「潤いを支えるのは、油と粉の小さな協力関係である。」
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