WD-40 と KURE 5-56 の比較
WD-40 と KURE 5-56 はどちらも「浸透潤滑剤」として有名ですが、性質・用途・歴史が異なる部分があります。以下にご紹介します。
🔧 WD-40 と KURE 5-56 の比較
| 項目 | WD-40 | KURE 5-56 |
|---|---|---|
| 発売年・由来 | 1953年 米国カリフォルニアで誕生。「Water Displacement – 40th formula」（40回目で完成） | 1962年 日本で開発。「5つの機能、56番目の試作品」から命名 |
| 主成分 | 鉱物油 ＋ 石油系溶剤（やや軽め） | 鉱物油 ＋ 石油系溶剤（比較的粘度あり） |
| 特徴 | ・防錆・防湿に強い・水置換性能（濡れた金属を乾かす力）が高い・保護膜が薄く、ベタつきにくい | ・潤滑・浸透に強い・潤滑膜が厚めで持続性あり・ややベタつきやすい |
| 得意分野 | ・電子部品の湿気取り・工具や機械の防錆保護・糊・テープ跡の除去 | ・サビついたボルトやネジを緩める・可動部の潤滑（ドアヒンジ、自転車チェーンなど） |
| 不得意分野 | ・潤滑性は長持ちしにくい・強い固着ネジには弱い | ・防錆・防湿性能はWD-40より弱め・埃が付きやすい |
| ニオイ | 比較的弱い（海外製らしい軽い臭い） | 石油臭が強め（日本では馴染み深い） |
| 製品バリエーション | WD-40 Specialist シリーズ（シリコン、ドライ、接点クリーナーなど） | KUREシリーズ（接点復活剤、シリコンスプレー、CRCシリーズなど） |
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🧭 使い分けの目安
WD-40 向き
・湿気の多い環境での防錆
・電装部品の乾燥・保護
・軽い潤滑や粘着物の除去
・湿気の多い環境での防錆
・電装部品の乾燥・保護
・軽い潤滑や粘着物の除去
KURE 5-56 向き
・サビで固着したネジ・ボルトの緩め作業
・ドア・窓・チェーンなど可動部の潤滑
・家庭内での「きしみ音解消」
・サビで固着したネジ・ボルトの緩め作業
・ドア・窓・チェーンなど可動部の潤滑
・家庭内での「きしみ音解消」
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⚠️ 注意点（両者共通）
・ゴム・樹脂には長期使用を避ける（劣化の恐れ）
・高温部（オーブン・エンジン直近）には不適
・食品に触れる部分（まな板・調理器具など）には使用不可
・高温部（オーブン・エンジン直近）には不適
・食品に触れる部分（まな板・調理器具など）には使用不可
📝 まとめ
・WD-40は「防錆・防湿・水置換」に強く、電子部品や保護用途に有効。
・KURE 5-56は「浸透・潤滑」に強く、固着したボルトや可動部のメンテに最適。
・似ているようで実は得意分野が違うため、使い分けると効果倍増です。
・KURE 5-56は「浸透・潤滑」に強く、固着したボルトや可動部のメンテに最適。
・似ているようで実は得意分野が違うため、使い分けると効果倍増です。
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