主要なパスタブランド‐ブランドごとの製法と小麦の個性が一皿の味を決める
主要なパスタブランドをイタリア本国・国際展開・日本市場での入手性に分けてご紹介します。 ブランドごとの歴史・製法・価格帯・特徴も比較表にまとめます。
1. イタリア主要パスタブランド（世界展開あり）
| ブランド | 創業 | 本拠地 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| Barilla（バリラ） | 1877年 | エミリア＝ロマーニャ州 | 世界最大のパスタメーカー。安定品質、全粒粉・グルテンフリーも展開。 | 中 |
| De Cecco（ディ・チェコ） | 1886年 | アブルッツォ州 | 高たんぱくデュラム小麦、低温長時間乾燥。味と食感にこだわり。 | 中〜やや高 |
| La Molisana（ラ・モリサーナ） | 1912年 | モリーゼ州 | 高たんぱく質小麦、ブロンズダイス使用。歯ごたえ重視。 | 中 |
| Rummo（ルンモ） | 1846年 | カンパニア州 | 低温乾燥＋時間をかけた製法でモチモチ感。茹で伸びしにくい。 | 中〜やや高 |
| Garofalo（ガロファロ） | 1789年 | カンパニア州 | グラニャーノ産DOP認証、風味の強いブロンズダイス仕上げ。 | 高 |
| Voiello（ヴォイエッロ） | 1879年 | カンパニア州 | バリラ傘下。高級ラインで濃い小麦の香り。 | 高 |
2. 高級・職人系ブランド
| ブランド | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|
| Pastificio dei Campi | グラニャーノ産DOP認証、小ロット職人製造。 | 高級 |
| Mancini（マンチーニ） | 自社農園栽培小麦使用。限定生産。 | 高級 |
| Setaro（セターロ） | ナポリ近郊の老舗。伝統的な天日乾燥。 | 高級 |
3. 日本市場での入手性
・スーパーでよく見るブランド バリラ、ディ・チェコ、ラ・モリサーナ、ガロファロ。
・輸入食材店で見かけるブランド ルンモ、ヴォイエッロ、Pastificio dei Campi。
・業務用パスタとして採用されやすい ディ・チェコ、ラ・モリサーナ、ルンモ。
・輸入食材店で見かけるブランド ルンモ、ヴォイエッロ、Pastificio dei Campi。
・業務用パスタとして採用されやすい ディ・チェコ、ラ・モリサーナ、ルンモ。
4. ブランド比較（製法・味・食感）
| ブランド | 製法 | 食感 | 風味 | ソースの絡みやすさ |
|---|---|---|---|---|
| バリラ | 高温短時間乾燥 | やや軽い | 小麦香は控えめ | 良好 |
| ディ・チェコ | 低温長時間乾燥 | 弾力・モチモチ | 小麦の香り強め | 非常に良い |
| ラ・モリサーナ | 低温長時間乾燥、ブロンズダイス | 歯切れ良くコシがある | 香りやや強 | 非常に良い |
| ルンモ | 時間をかけた低温乾燥 | しっとりモチモチ | 香り豊か | 非常に良い |
| ガロファロ | グラニャーノ産DOP | しっかり硬め | 香り強い | 非常に良い |
💡 まとめ 「パスタは形だけでなく、ブランドごとの製法と小麦の個性が一皿の味を決める。」
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