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HyperCard(ハイパーカード)‐「ノーコード」や「マルチメディアアプリ」の元祖

HyperCard(ハイパーカード)‐「ノーコード」や「マルチメディアアプリ」の元祖 ゲームエミュレーター
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  1. HyperCard(ハイパーカード)‐「ノーコード」や「マルチメディアアプリ」の元祖
    1. 🗓 HyperCardの歴史年表
    2. 🔧 開発者 ビル・アトキンソン(Bill Atkinson)
    3. 📦 HyperCardの基本構造
    4. 🧠 特徴と功績
    5. 🌏 日本での影響
    6. 🔚 終焉とその後
    7. 🔁 後継と影響を受けたもの
    8. 🧩 今でも触れる?(エミュレータ)
    9. ✨一言まとめ
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HyperCard(ハイパーカード)‐「ノーコード」や「マルチメディアアプリ」の元祖

HyperCard(ハイパーカード)は、Appleが1987年に開発した画期的なソフトウェアであり、「ノーコード」や「マルチメディアアプリ」の元祖ともいえる存在です。その歴史を、技術的背景・社会的インパクトとあわせて、以下に詳しく解説します。

🗓 HyperCardの歴史年表

出来事
1987年 Macworld Expoで発表(Apple + Bill Atkinson)
1988年 日本語版 HyperCard 1.1J リリース(漢字Talk対応)
1989年 HyperCard 1.2 / 1.2.5:速度改善、XCMD対応強化
1990年 HyperCard 2.0:グラフィック・スクリプト強化
1993年 HyperCard 2.2:カラー対応(QuickTime連携)
1998年 最終バージョン 2.4.1(Mac OS 9対応)
2004年 AppleがHyperCardの開発を正式終了

🔧 開発者 ビル・アトキンソン(Bill Atkinson)

・AppleのGUI設計者でもある天才開発者。
・「誰でもアプリが作れるように」と、HyperCardを「紙とカードのメタファーで設計」。
・開発当初は「WildCard」という名前だった。

📦 HyperCardの基本構造

用語 説明
スタック(Stack) 複数の「カード」をまとめたファイル。アプリそのもの。
カード(Card) 1ページに相当。テキスト・画像・ボタンなどを配置
バックグラウンド(Background) 複数カードで共有されるレイアウト
ボタン/フィールド ユーザー入力やスクリプトで動作するUI要素
HyperTalk スクリプト言語。英語風で読みやすい(ノーコード志向)

🧠 特徴と功績

✅ ノーコードの先駆け
・ボタンに `go to card 2` や `answer “続けます。?”` などと書くだけで動作
・教育・実験・アイデア共有に最適
✅ インタラクティブアプリが作れる
・クイズ、ゲーム、辞書、教育ソフトなどに広く使われた
・日本では「子ども科学館」や「教育現場」で利用
✅ AppleScriptやQuickTimeとの連携(後期)
・AppleScript登場後、外部制御も一部対応

🌏 日本での影響

分野 活用例
教育 学習教材、英語学習、歴史年表など
同人/趣味 ノベルゲーム、占いソフト、イラスト集など
業務用 社内マニュアル、自作データベースなど
・HyperCard日本語版(1.1J以降)では、ことえりによる日本語入力や、日本語フォントに正式対応。
・「マックでプログラミングを学ぶならHyperCardから」という流れが90年代前半に存在。

🔚 終焉とその後

理由
・カラーメディアへの対応が遅れた
・Webやマルチメディアの時代に押される(HTML/JavaScript/Directorなど)
Appleの方針変更
・QuickTime Interactive や WebObjects にシフト

🔁 後継と影響を受けたもの

ソフト/言語 概要
SuperCard HyperCard互換・カラ―対応ソフト(商用)
LiveCode 英語風スクリプトでHyperCard的なアプリ開発
Scratch ノーコード教育環境(構造的影響あり)
Notion / Glide / Glide Apps ノーコードWebアプリ/UI設計

🧩 今でも触れる?(エミュレータ)

・Mini vMac / Basilisk II でHyperCardを動作可能
必要なのは
・HyperCardアプリ(例 1.2.5 / 2.1J)
・スタックファイル(`.stack` or `.dsk`内)
・System 6.x or 7.x

✨一言まとめ

「HyperCardは、すべての人に“つくる力”を与えた最初の魔法のカードだった。」
今でも教育・創作・アーカイブの観点で再評価されているHyperCard。

 

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ファイルシステム 歴史 仮想HDD .dskファイル System 6.0.8(日本語環境)
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