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Windowsタスクスケジューラ(Task Scheduler)

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Windowsタスクスケジューラ(Task Scheduler)

Windowsタスクスケジューラ(Task Scheduler)は、Windows OSに標準搭載されている自動実行ツールです。指定した時間・条件でアプリやスクリプト、バッチファイルなどを実行できます。

Power Automate for Desktop(PAD)と組み合わせれば、無料でもフローのスケジュール実行(=半自動RPA化)が可能です。

✅ 基本情報 Windowsタスクスケジューラとは

項目 内容
目的 指定した時間・条件でプログラムやスクリプトを自動実行する
対応OS Windows 10 / 11 / Server
主な用途 バッチ処理、RPAフロー実行、ログ収集、定時バックアップ など
実行対象 .exe, .bat, .ps1, Power Automate フローなど

🛠 PADフローをタスクスケジューラで実行する手順

① Power Automate Desktop のフローを作成
例 フロー名「在庫チェック自動化」

② バッチファイルを作成(例 `runPAD.bat`)

bat
@echo off
"C:Program Files (x86)Power Automate DesktopPAD.Console.Host.exe" run --flow "在庫チェック自動化"
③ タスクスケジューラで新規タスクを作成
#ステップ一覧
1. スタートメニュー →「タスクスケジューラ」を開く
2. 右ペイン →「基本タスクの作成」
3. 名前を入力(例 PowerAutomate在庫チェック)
4. トリガー 毎日 / 毎週 / ログオン時 などを選択
5. 操作 →「プログラムの開始」
・プログラム/スクリプト → `runPAD.bat` のフルパスを指定
6. 「完了」

🔒 高度な設定(推奨)

・「タスクの作成」→「最上位の特権で実行する」 → ✅ チェック
・「全般」タブ →「構成対象」 Windows 10以降を選択
・「条件」タブ →「スリープ解除して実行」にチェック
・「操作」タブ → `cmd.exe` を使用し、引数に `/c “バッチファイルのパス”` を使うと安定性が高い

💡 よくある課題と対処

課題 対処法
実行されない タスクがログインユーザーで構成されているか確認
画面に動きがない PADフローが最小化・バックグラウンドで動作している可能性あり
権限エラー 管理者権限/「最上位の特権で実行」を有効にする
スリープ中動かない PCのスリープ設定を変更する(電源オプション)

💬 まとめ

・Windowsタスクスケジューラは、Power Automate for Desktopを無料でスケジュール実行する有効な手段
・完全自動化には「ログイン状態・権限設定・スリープ制御」が重要
・安定運用にはバッチファイル+エラーログ出力の工夫が効果的
💡「決まった仕事は、決まった時間に、ロボットに任せよ。」 — コペンギンの時間術第2条
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概要 PADとCLI Power Platform CLI 注意点
PAD.Console.Host.exe 概要 コメント 実行確認 メール通知 フロー一覧を自動取得
タスクスケジューラ 概要 設定手順
バッチファイル 概要 基礎 基本構文 テンプレート
PC環境 概要 ログイン状態にし続ける スリープを無効化 自動ログイン設定

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