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Power Automate for Desktop(無料版)で無人実行の注意点

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Power Automate for Desktop(無料版)で無人実行の注意点

Power Automate for Desktop(無料版)における「無人実行(Unattended Execution)」には、明確な制限があります。ここでは、無料版での無人実行の注意点をわかりやすく整理します。

✅ Power Automate for Desktop(無料)での「無人実行」とは?

用語 定義
無人実行 ユーザーがPCの前にいなくても、自動的にフローが実行されること(=PCが操作される)
Unattended(アンアテンド)実行 ユーザーがログインしていない状態で、バックグラウンドでRPAロボットが動くこと

⚠️ 無料版における「無人実行」の注意点

項目 無料版(Windows標準 PAD) 補足説明
✅ スケジュール実行 可能(タスクスケジューラを使う) ユーザーがログイン状態であればOK
❌ ログアウト中の自動実行 不可 セッションがないとPADは動作しない
❌ サーバーやVMでのバックグラウンド実行 不可 サーバー常駐ロボット用途にはPremium(Unattended RPA)が必要
❌ Power Automate クラウドからの起動 不可 フローをクラウドからトリガーするには有償ライセンスが必要
🔒 ユーザー認証の維持 必須 セキュリティ設定で「ログイン時に実行」するよう設定が必要
💤 スリープ状態での実行 不可 スリープは手動またはポリシーで解除を

🧩 無料で無人化したい場合の実行条件

最低限、以下の条件を満たす必要があります。

・Windowsに自動ログイン設定を行う(※企業環境では非推奨) ・スリープしない設定にする
・タスクスケジューラで `PAD.Console.Host.exe` を起動する
・ネットワーク・アクセス権限に問題がない状態

🚫 無料版でできないこと(有償が必要)

やりたいこと 必要なライセンス
ユーザー非ログイン状態でのPADフロー実行 Premium + Unattended RPAアドオン
クラウド(Power Automate)からのリモートPAD実行 Premiumプラン
複数ユーザーでの同時ロボ実行 Power Automate per flow / unattended

💡まとめ

・無料版でも ログイン状態 + タスクスケジューラ であればスケジュール自動実行可能。
・ただし「完全無人(ログアウト状態・夜間バッチ等)」は無料版では 不可能。
・本格的な無人実行には 有償ライセンス(Premium + Unattended) が必要。
💬「ロボットに任せるべき作業を、人間がしてはならない。」 — コペンギンのRPA運用十訓
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