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EL-NIKKOR(引き伸ばしレンズ)を D750 で撮影に使う

EL-NIKKOR(引き伸ばしレンズ)を D750 で撮影に使う 写真・カメラ
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EL-NIKKOR(引き伸ばしレンズ)を D750 で撮影に使う

EL-NIKKOR(引き伸ばしレンズ)を D750 で撮影に使うのは、 実は“通(つう)”の楽しみ方です。

そのままでは装着できませんが、アダプタ+ヘリコイドを使うと、高性能な“工業系マクロレンズ”として活用できます。

◆ EL-NIKKORを D750 で使う本質

EL-NIKKOR は本来「引き伸ばしレンズ(撮影は想定外)」ですが、

・超フラットフィールド(平面性)
・高解像
・収差が極小
・周辺までシャープ
という特性のおかげで、 現代では “高性能マクロレンズ” として大人気 です。 D750 との相性も良いです。

◆ 必要なもの(装着方法)

用途 必要なもの 目的
レンズをD750に取り付ける M39 → Fマウント アダプタ EL-NIKKOR はM39スクリュー式
ピントを合わせる ヘリコイド付きフォーカスアダプタ(M39→M42→F) 撮影距離調整(必須)
実用性UP M39→52mmフィルターアダプタ フードやフィルター使用
※EL-NIKKORの多くは M39(ライカL39スクリュー) です。

★おすすめ構成(安定・使いやすい)

 1. M39 → M42リング
2. M42ヘリコイド(25〜55mm前後)
3. M42 → Nikon Fアダプタ
→ るつぼ的な構成ですが、最も実用的でピント合わせが快適です。

◆ どんな撮影が得意か?

撮影分野 特徴
マクロ(1:2〜1:1) 素晴らしい解像力、平面性で歪みなし
商品・小物撮影 ジュエリー・時計・工具の撮影に最適
フィルム複写(デジタイズ) 元のネガを忠実に再現できる
図鑑・標本・工業用撮影 反射に強く、階調がきれい
アート撮影 フラットで硬質な空気感
EL-NIKKOR は“歪みゼロの解剖刀”のような描写になります。

◆ 焦点距離別の使い勝手

レンズ 特徴 撮影距離
50mm f/2.8N 最高評価。最も使いやすい。 接写〜中距離
63mm f/2.8 50mmよりほんの少し望遠寄りで扱いやすい 接写〜中距離
80mm f/5.6 中判用。コントラスト高め 小物撮影に最適
105mm f/5.6 神画質。工業用レベル 撮影距離やや長い
D750なら 50mm / 63mm が最も使いやすい です。

◆ 撮影時のコツ(重要)

● ① 絞りは「f/4〜f/8」が最も美味しい
引き伸ばしレンズは “実効絞り” が高いので f/8 前後が一番シャープです。
● ② ピントは“ヘリコイド+カメラ前後移動”
極薄ピントなので、微妙に身体を前後して合わせると正確です。
● ③ 光はできるだけ“フラット”に
本来プリント用レンズなので、
・直射よりもソフトBOX
・LEDボックス
・レフ板 などが相性良いです。
● ④ ライブビュー拡大が必須
フォーカスエイドは効かないので、
ライブビューで拡大してピント合わせ が必須です。

◆ D750 × EL-NIKKOR 活用例(現場で強い)

撮影ジャンル 実例
時計 針のエッジまで細密に写る
ジュエリー 面の反射が綺麗に均質化
カメラ部品 刻印が極めてシャープ
フィルム複写 ネガの粒状性を正確に再現
革製品 繊維構造が細かく描写される

「商品ブツ撮り用の秘密兵器」 と呼ばれるのも納得です。

◆ まとめ

・EL-NIKKOR は本来引き伸ばしレンズですが、D750では高性能マクロとして大活躍 します。
・M39アダプタ+ヘリコイドで装着できます。
・特に 50mm f/2.8N は世界的に評価が高く、小物・工業系・複写で圧倒的な画質です。
名言 「光学の本気は、用途を超えたときに初めて姿を現す。」

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レンズ/カメラ設定 概要 カメラのF値設定
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単焦点中望遠 180mm f/2.8 系譜 AI D EDレンズ(歴史 比較 金属製鏡筒)
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